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【2022年最新】ロードバイク向け!ガチでおすすめな自転車タイヤ13選

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タイヤというのは、一見どれも同じ様に見えますが実は奥が深いものです。種類によっては巡航速度を上げることが容易にできたり、乗り心地が劇的に変わったりと千差万別です。

もちろん、購入した当時の純正品でも全く問題なく走れますが、慣れてくると色々と手を加えてみたくなるのがロード乗りのサガというもの。

そこで今回は「そろそろ初めてタイヤを買い換えてみようかな?」とお考えの方向けに、タイヤの選び方と、用途別でのおすすめタイヤを紹介します。

ロードバイク用タイヤの選び方

「ロードバイク用タイヤ」と一言で言っても、タイヤの種類、太さ、用途でさまざまな商品があります。まずは、それぞれの特徴を知り、あなたにあったタイヤを選びましょう。

ロードバイクのタイヤは3種類

ロードバイクのタイヤの種類は、クリンチャー、チューブラー、チューブレスの3タイプがあります。ロードバイクの完成車購入時についているタイヤはほぼクリンチャータイヤです。

タイヤの種類を変える場合は、対応しているホイールに変える必要があるため注意しましょう。

3種類のタイヤのそれぞれの特徴、メリット&デメリットは以下の記事を参考にしてください。

自転車になくてはならないタイヤ。その種類は大きく分けて「クリンチャー」「チューブラー」「チューブレス」の3つ。乗り心地や交換方...
ロードバイクのタイヤの選び方!クリンチャー・チューブラー・チューブレスを徹底比較 - FRAME : フレイム

タイヤの太さは25Cが主流に

従来の23Cサイズから、乗り心地がよく速く走れるという理由で25Cサイズのタイヤが主流になりつつあります。細いタイヤは軽く、レースやヒルクライムでは重宝しますが、耐久性や安定性にかけるため初心者の方には25C以上のタイヤをおすすめします。

用途によって重視する性能が異なる

ロードバイクのタイヤは、使用目的によって重点をおく性能が変わってきます。

この記事では、「バランスのとれたオールラウンドで使えるタイヤ」「耐パンク性能に優れロングライドに適しているタイヤ」「軽くてヒルクライムに適しているタイヤ」「転がり抵抗が少なく高速巡航が楽に行えるレース向けのタイヤ」という4つのカテゴリに分けて13点ご紹介します。

ロードバイク用タイヤを交換するタイミング

ロードバイク用タイヤを交換するタイミングは、一般的には約1年、3000~5000㎞と言われています。しかし、タイヤの種類やライダーの体重、主な走行シーンが舗装路か荒れた路面かなど、さまざまな要因で交換するタイミングは異なってきます。

初心者のうちは、プロショップの方と相談しながら交換してみるといいでしょう。上級者の中には、すり減ってきたタイヤこそ乗り心地が良いと言う人もいますね。

オールラウンドに使えるタイヤ

本格的なレーサーを除き、ほとんどの自転車乗りはロングライドからレースまで同じタイヤを使用したいと思っているはずです。「今日の練習はこのタイヤ、明日のゆるぽたはこのタイヤ」と毎回はめ直するのはなかなか手間がかかりますから…。

そんな多くの方へ自信を持ってオススメできる4本のタイヤを紹介します。普段使いからレースまでオールラウンドに使えるタイヤです。

コンチネンタル グランプリ 5000

「で、結局どのタイヤを買えばいいの」と聞かれればコンチネンタルのグランプリ5000をおすすめします。前作のコンチネンタル グランプリ4000 S Ⅱ も非常に評価の高いタイヤでしたが、その性能をさらに超える一本となっているため、まさに“間違いない一本”として定番になっています。

通常、タイヤの性能を評価する際の指標には、転がりの軽さ、耐パンク性能、耐久性、グリップ感、乗り心地などが使われますが、このグランプリ5000は全てにおいて高い点数が取れるタイヤです。

定価で1本8,200円(税込・クリンチャー)するため一見高いように感じますが、この価格で乗り味の違いが体感できるのは、コスパの高い投資であると思います。

  • 種類:クリンチャー
  • カラー:ブラック
  • サイズ:23・25・28・32C
  • 重量:220g(700 x 25C)
  • 参考価格:9,020円(税込)

レビュー記事はこちら!

ロードバイクらしい疾走感を味わえるタイヤですねー。昨年発表された「Continental Grand Prix 5000(コンチネンタル・グランプリ5000...
迷ったらこのタイヤを選べばOK!コンチネンタル・グランプリ5000レビュー - FRAME : フレイム

ヴィットリア コルサ グラフェン2.0

ロードレースタイヤの代名詞ともいえるヴィットリア。炭素繊維の一種であるグラフェンがタイヤの中に織り込まれています。そもそもグラフェンとは何か。2004年に発見された素材であり、発見者がノーベル賞を受賞していることからもその科学界へのインパクトの大きさがわかります。グラフェンの物理的な性質としては、世界でもっとも引っ張りに強く、鋼より200倍強いと言われています。

そんなグラフェンを最適な形でコンパウンドに配合することで、スピード、ウェット時のグリップ、耐久性、耐パンク性などタイヤに求められる性能を向上させたのが、このコルサ グラフェン2.0 というわけです。

  • 種類:クリンチャー・チューブラー・チューブレス
  • カラー:ブラック・オールブラック
  • サイズ:23・25・28・30C
  • 重量:255g(クリンチャー700 x 25C)
  • 参考価格:7,590円(税込)

ピレリ P ゼロ ヴェロ

ピレリは自転車のタイヤブランドとしての認知度は低いかもしれませんが、モータースポーツ界ではかなり有名なタイヤメーカーです。モータースポーツの最高峰F1で培ったノウハウを生かして、2017年に満を持してロードバイク用のタイヤ Pゼロヴェロ が登場しました。その後はカラーバリエーションも豊富となり、2021年2月時点で13カラー展開されています。

Pゼロヴェロも転がりの軽さ、耐パンク性能、耐久性、グリップ感、乗り心地のすべてにおいて満遍なく高得点をとる優等生です。特にグリップ感に関しての評価が高く、ダウンヒルの時にはその性能を十分に実感できるでしょう。また、タイヤの側面がとてもしなやかなため、タイヤ交換やパンク修理が簡単にできるという特徴があります。

  • 種類:クリンチャー
  • カラー:ブラック・ホワイト・レッド・イエロー・ステルス・ピンク・チェレステ・ゴールド・チェルレオ・クラシック・オレンジ・ターコイズ・シルバー
  • サイズ:23・25・28C
  • 重量:210g(700 x 25C)
  • 参考価格:7,590円(税込)

マキシス ハイロード

※下記リンク先の商品は旧モデルです。

知る人ぞ知る「コスパのいいオールラウンド用タイヤ」。ロードバイクのユーザーは「マキシス」というブランドを知らない人もいるかもしれませんが、MTBタイヤでは評価の高いブランドです。

マキシスのハイロードシリーズはオールラウンドなハイロードと、よりレース向けなハイロードSLから選べます。

2021年にオールラウンドなハイロードがリニューアルしました。従来のハイロードに加え、新ハイロード、そしてハイロードSLの3種類をラインナップ。

日本での新ハイロードの発売は2021年夏頃を予定。約12%の軽量化を果たし、TPI*が120から170へと高くなりました。トレッドパターンの変更と相まって転がり抵抗が向上。さらにZKシステムの採用により、耐パンク性能も向上しています。

*)TPIとはケーシングに含まれる1インチあたりの繊維量を表します。その値が高ければ、グリップ力・転がり抵抗は向上しますが、耐久性が落ちるとされています。

他社のフラッグシップモデルが7,000~8,000円であることと比べ、5,500円とリーズナブルな従来のマキシス ハイロード。軽量性・耐パンク性能を向上させオールラウンドに攻められる新ハイロード。どちらも楽しめる一本です。

  • 種類:クリンチャー・チューブレス
  • カラー:ブラック
  • サイズ:25・28C
  • 重量:185g(クリンチャー700 x 25C)
  • 参考価格:7,700円(税込)

耐パンク性能に優れているタイヤ

すべてのロードバイクユーザーにとってパンクはできれば避けたいイベント。特にロングライダーにとって、耐パンク性能はもっとも強化したいパラメータであると思います。そんな耐パンク性能を重視して作られたタイヤを3つ紹介します。

シュワルベ マラソン

耐パンク性能に優れているタイヤといえば、シュワルベのマラソンシリーズは外せないでしょう。シュワルベの超ロングセラーとなっているこのタイヤは、ロードバイクの本場であるヨーロッパでも高い評価と信頼を得ています。日本一周などといった自転車旅愛好家の中では定番のタイヤです。

実際、海外の自転車旅行者のタイヤを確認するとほとんどがマラソンを使用しています。「マラソン使っているね」と話しかけると「Of course!」と言われ、ひと笑いが起こるほどです。パンク修理を避けたい通勤・通学時用にもぴったりでしょう。小石などの突起物にはビクともしないため、路面状況をあまり気にせず走ることができます。

ただし、700 x 25C で520gと重いためヒルクライムやスピードを求められる場面には不向きであること、グリップ面が少々弱いため雨の日の走行には注意が必要なことを念頭に入れておきましょう。乗り味は硬く、重いですが、数万キロ走ってもパンクしない圧倒的耐パンク性能には代えられません。金額あたりの走行距離では他の追随を許さないでしょう。

  • 種類:クリンチャー
  • カラー:ブラックリフレックス
  • サイズ:23・25・28・32・35・38C
  • 重量:520g(700 x 25C)
  • 参考価格:4,719円(税込)

パナレーサー レース D エボ4

ロングライドにあたり気をつけるべき事は、不測の事態に陥った時いかに対応できるかです。そんなときに頼りになるのが国産メーカー。比較的どこのショップでも扱っており、手に入りやすく信頼性が高いのが特徴です。

パナレーサー レース D エボ4は上記の条件を満たしながらそれ専用に作られたと言っても過言ではないロングライド用タイヤです。多少の砂利や段差ではビクともしないその剛性は他を圧倒し、上手く走れば想像を超える長距離走行を約束してくれるでしょう。

  • 種類:クリンチャー
  • カラー:黒・茶
  • サイズ:23・25・28C
  • 重量:240g(700 x 25C)
  • 参考価格:6,600円(税込)

ミシュラン プロ4 エンデュランス V2

この価格帯ながら街乗りにおいて最も効果を発揮するタイヤと言っても過言ではないでしょう。他の製品と比べて若干固めに作られており、剛性と耐久性に重点をおいて作られています。

よってコストパフォーマンスが非常に高く、実際に乗ってみると驚くほどの長寿命と耐パンク性能に圧倒されるでしょう。長く一つのタイヤを使用したいライダーさんにおすすめです。

  • 種類:クリンチャー
  • カラー:イエロー・レッド・ブルー・グレー・ブラック
  • サイズ:23・25・28C
  • 重量:245g(700 x 25C)
  • 参考価格:7,700円(税込)

ヒルクライムにぴったりなタイヤ

軽さこそが正義!という方におすすめのタイヤを3つ紹介します。重量は200gを下回り、中には150gを切るモデルも存在します。耐パンクベルトを排して軽さを追求しているモデルもあるため、普段使いやロングライドには向かないことを理解しておきましょう。

ヴェロフレックス レコード

「いわゆる『ママチャリ』と構造的には同じであるクリンチャータイヤの中で最も軽量なものは何か」と問われた場合、ヴェロフレックス レコードは外せません。135gという驚異的な軽さであるためヒルクライムにおいてあなたのペダリングをサポートすること間違いなしでしょう。

表面は転がり抵抗を最小限に抑えたラバートレッドを採用しており、登り坂はもちろん、平地においても高い巡行性能を誇ります。

  • 種類:クリンチャー(オープンチューブラー)
  • カラー:ベージュサイド
  • サイズ:23C
  • 重量:145g
  • 参考価格:7,370円(税込)

パナレーサー ジラー

パナレーサーの最軽量モデル。重量は23Cで160g、太めの25Cサイズも170gと超軽量です。耐パンクベルトを導入しながらも、同サイズの「レース L エボ 3」に対して20gの軽量化を実現しています。さらに、新コンパウンドの「ZSGアドバンスドコンパウンド」を採用し、転がり抵抗を20%も軽減されており、『使える』軽量ロードタイヤと言えるでしょう。

  • 種類:クリンチャー
  • カラー:黒
  • サイズ:23・25C
  • 重量:170g(700 x 25C)
  • 参考価格:6,820円(税込)

ブリヂストン R1S

自動車の大手タイヤメーカーであるブリヂストンが総力を挙げて作り上げた、“レースに勝つためのタイヤ”。そのエクステンザシリーズの中で、最軽量のモデルがR1Sです。23Cで145gを実現した、ヒルクライマー御用達モデルです。ウェットコンディションでのグリップ力に定評があり、接地にねっちりとした安心感を生みつつも、軽快さのある走行感を体験できます。

  • 種類:クリンチャー
  • カラー:ブラック
  • サイズ:23C
  • 重量:145g
  • 参考価格:6,930円(税込)

「ハシケン先生」がおすすめするヒルクライム向けタイヤ

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レース向けのタイヤ

転がり抵抗とグリップ性能にパラメータを振ったタイヤを紹介します。レース向けのタイヤには、耐パンク性や耐久性(耐摩耗性)は劣る商品もあるため、決戦用として使用するのが良いでしょう。

ミシュラン パワー コンペディション

オートバイのタイヤ技術を元に、グリップ力を落とさずに極めて低い転がり抵抗を実現したレース用のタイヤ。当社比でグリップ性能を35%UPさせつつ、転がり抵抗の改善により、平均時速35kmで走った場合に10wの効率化を実現。タイヤに溝がなく、見た目も速そうなタイヤです。

  • 種類:チューブラー
  • カラー:ブラック
  • サイズ:23・25・28C
  • 重量:280g(700 x 25C)
  • 参考価格:13,200円(税込)

シュワルベ プロ ワン チューブレスイージー

シュワルベのオンロードタイヤ最上位モデルの一つ。プロワンシリーズとしてチューブレスタイプとクリンチャータイプ、TT(タイムトライアル)やトライアスロンに特化したモデルの3種類が発売されています。

業界トップクラスの転がり抵抗の少なさを持ち、長時間の高速巡行を可能にしました。さらにグリップ力はシュワルベで一番の性能を誇り、高次元で耐パンク性能と軽量性を両立さています。レース場面ではパンクの心配を減らし、クリテリウムやヒルクライムまでオールラウンドに戦えるタイヤです。

  • 種類:チューブレス
  • カラー:トランスペアレントスキン・ブラック
  • サイズ:25・28・30・32C
  • 重量:265g(700 x 25C)
  • 価格:13,310円(税込)

ヴィットリア コルサスピード

2018年ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャのタイムトライアルで勝利に導いたタイヤ。一部では世界一の転がり抵抗が低いタイヤと言われているとか。

ただし、耐パンク性能や耐久性には劣るため、まさに決戦用タイヤです。トレッドゴムが非常に薄いため、ブレーキロック等により、トレッドゴムが著しく摩耗することがあります。

  • 種類:チューブレス・チューブラー
  • カラー:Black・All Black
  • サイズ:23・25・28C
  • 重量:240g(チューブレス700 x 25C)
  • 参考価格:8,800円(税込)

タイヤを選ぶにあたって

タイヤは数あるロードパーツの中でも最も消耗が激しく、自分がどのような走りをしているか目で見て確認できる唯一のパーツです。いわば、良きコーチといったところでしょうか。

そんな素晴らしい相棒を見つけるように、じっくりと慎重に選び、長く付き合える関係になれるといいですね。

Second edition by けーゆー

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