これまで「cervélo最高。cervéloこそ至高」と布教しまくってきた筆者。とはいえ、その独特のフォルムへ魅せられてから様々な事を勉強し、知識はつけたものの、いまだサドルに腰を下ろしたことはないという弱点が。
ですが、ついに本物へまたがる機会がやってきました。
自転車の祭典、サイクルモード。上メーカーは流通販売店が少ないためか中々試乗の機会に恵まれなかったのですが、このサイクルモードにおいて私が憧れるcervélo最高峰[S5]に乗ることができるという情報が入ってきました。
これを逃さない手はありません。ついに憧れのcervéloと逢える!
ワクワクしながらその時を迎えます。
cervéloに乗るために
cervéloを販売する東商会のブースは非常に人気があるため、整理券を発券してもらわないと試乗できないようです。
早速ワクワクしながら列に並びます!
…なかなか進みません。
あぁ、早く乗りたいのに。
ですが、受付口が近づくにつれて私の気持ちはヒートアップ。
いよいよ”その時”が近づきます…!
と、ここで悲劇が
ウキウキしながら「こちらの中からご乗車になるモデルをお選びください」と用紙を受け取った筆者。
しかしそこには衝撃の事実が。
[S5]に乗れない!!!!!!!!
なんということでしょう。
信じられません。
こんなに楽しみにしていたのに。
終了だなんて。
しばらく立ち直れませんでした。
ペッパーくんも筆者の気持ちを汲み取ってくれたのか、一緒に落ち込んでくれています。
[S5]よ…どうして…
気を取り直して
ずっと気を塞いでいても何も生まれません。[S5]の次に目をつけていた[S2]を選択することにします。
同じくエアロ形状のフレーム設計なので私の好みにはフィットします。
気を取り直して整理券片手に呼ばれるのを待つことに。
ヘルメットを被り、準備は満タンです。
試乗
待つこと20分。番号が呼ばれました。初、cervéloです。ドキドキがとまりません。
乗った直後、すぐに感じた事は「硬めのフレームなのに疲れない」ということ。
通常、剛性を追求すれば振動吸収性がおろそかになり、ライディング時の衝撃がもろに身体へ伝わってしまうためロングライドには適しません。
しかしこの[S2]は違います。剛性としなやかさを両立させているため非常に乗りやすい。
しかも恐ろしく軽いため少しばかりの坂であれば平地と全く相違はありませんでした。
またコーナリングの際は地面に吸い付くように曲がることができるため、スピードを殺さずに走り抜けることができます。
反応の良さ、乗り心地、操作性、どれを取っても不足のない完璧に近いバイクです。ギュッギュッと常に攻める走りを楽しみたい方であれば絶対に一度は乗ってみるバイクといった感じでしょうか。
走り終わって
[S2]を試乗した筆者、大変満足いたしました。
現在乗っている[Scultura 400]を良いバイクなのですが、この性能差にはやはり心を動かされてしまいます。
しかし、やっぱり[S5]に乗る事ができなかったのが残念で仕方がない…。
cervélo[S5]よ!いつか絶対乗ってやるからな!