ボトルケージのおすすめ商品14選【サイクルボトル用・ペットボトル用・可変タイプ】
【2021年6月更新】ボトルをフレームに装着することができるボトルケージ。走行中でも水分補給を可能にしてくれる便利アイテムです。この記事では、ボトルケージの必要性、取り付け方と、購入前の注意点もあわせて、選び方をしっかりレクチャー!
サイクルボトル用を中心に、ペットボトルでも使えるタイプや両方に対応したタイプなど、様々なボトルケージを紹介します。
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目次
ボトルケージは必要?
自転車のような長時間の運動を行うスポーツでは、こまめな水分補給が重要です。休憩のときだけで十分と思われるかもしれませんが、ロードバイクのようなスポーツバイクでは、10分から20分おきにひと口飲むのが理想的といわれています。
水分が体に吸収されるのには少し時間がかかるため、水分補給の間隔があいてしまうとドリンクを飲んでいるのに脱水症状を起こしてしまう可能性も。
また「ハンガーノック」という、体内の糖質が枯渇することで低血糖状態になり身動きが取れなくなる症状があります。
高糖質のドリンクを入れておけば、エネルギーの補給にもなりハンガーノックを予防することもできるのです。
ボトルケージ=走行中でも水分を摂れる便利アイテム
ボトルケージは自転車のフレームに取り付けて、ドリンクボトルを自転車に搭載できるようにするアイテムです。片手でドリンクが飲めるボトルを使えば、自転車に乗りながら水分補給が可能に。こまめな水分補給には最適というわけです。
ハンガーノック対策や夏場の熱中症予防など、こまめな水分補給はとても大切。とはいえ毎回停車してカバンから水筒を取り出すのは面倒ですよね。そこで多くのローディーが使っているのが「ボトルケージ」です。
ボトルケージの取り付け方
ボトルケージの主な取り付け場所はフレームです。一般的なロードバイクやクロスバイクなら、フレームのダウンチューブとシートチューブにそれぞれ一つずつ取り付けできます。
フレームにボトルケージを取り付けるネジがついていますので、ボトルケージを挟んでドライバーでネジ締めすれば取り付け完了です。
取り付け台座(ネジ穴)がない場合は?
通常のロードバイクにはダウンチューブとシートポストの2カ所にボトルケージを取り付ける台座がついています。しかし、ロングライドやブルべなどをしていると、ボトルが2本では足りないことも。そういった場合は、ストラップで取り付ける商品を使うことで、ボトルケージを増設できます。
マジックテープやゴムストラップを使いダウンチューブ裏やシートポストにボトルケージを増設することで、積載量や積載の仕方にバリエーションが生まれます。走行中に使わないツールボックスは、ダウンチューブ裏に取り付けておくと邪魔にならず楽に持ち運べるでしょう。
※マジックテープやゴムストラップ等で装着するものは、通常のフレームにネジで装着するものより固定力は劣ります。さらにフレームにキズがつくことも考えられるので、商品の説明書をしっかり読んでお使いください。
ボトルケージの選び方
ロードバイクには必需品と言ってもいいボトルケージですが、材質や機能、デザイン面で多種多様な商品がラインナップされています。その中から自分にあったボトルケージの選び方を押さえていきましょう。
フレームサイズ・取り出し方向をチェック
基本的にボトルケージは上部からボトルを差し込む構造になっています。特に女性用サイズのロードバイクやMTBなどフレームサイズが小さい自転車では、トップチューブに干渉して抜き差しできないこともありますので、ご自身の自転車をチェックしてみましょう。
フレームサイズが小さい場合は、サイドからボトルを差し込めるタイプがおすすめ。左利きの人でもとりやすいように設計されたものもありますので、利き手に応じて選びましょう。
ボトルに合わせて選ぶ
ボトルケージの種類は大きく分けて3つあります。サイクルボトル専用タイプ、500mlペットボトル用、どちらにも対応できる可変タイプの3種類です。それぞれメリット・デメリットがあるので自分にあったものを選びましょう。
サイクルボトル専用
サイクルボトル専用のボトルケージは種類やデザインが豊富で、自転車のカラーにあった商品を選ぶことができます。さらに軽量性に優れたものも多いので、ロードバイクでの使用がおすすめ。
スポーツバイクでの使用を想定したボトルは、基本的に径が統一されているのでどのメーカーのボトルでもピッタリはまるように設計されています。ペットボトルにカバーをつけることで径を拡大し、サイクルボトル用ボトルケージに入れることもできます。
こちらの記事ではロードバイクにおすすめのボトルを紹介しています。
ペットボトル用
500mlのペットボトルが入れられるボトルケージです。新たにサイクルボトルを準備したくない方や、気軽にサイクリングを楽しみたい方、コンビニや自販機でペットボトルを入手することが多い方におすすめです。
中には1.5Lのペットボトルを入れることができるボトルケージもあります。100円ショップなどでペットボトルの口をワンタッチで開けられるようにする商品もあるので活用すると良いでしょう。
可変タイプ
サイクルボトルからペットボトル、モノによっては水筒や缶まで入れられるタイプです。サイズの調整ができるので、さまざまなボトルをセットできます。本格的なツーリングから街乗りまで、幅広い使い方をする方におすすめです。
素材や見た目から選ぶ
ボトルケージの素材にはいくつかの種類があります。素材により重さや耐久性、見た目も変わるので、自分の用途や好みに合わせて選んでみてください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
金属 | 安くて丈夫 | やや重い |
樹脂 (プラスチック) | 安くて軽い | 耐久性△ |
カーボン | 軽くて丈夫 | 価格が高い |
カーボン
とにかく軽量にしたいという方は、カーボン製のボトルケージを選ぶと良いでしょう。価格は平均すると2,000~4,000円ほどのため、金属や樹脂製に比べるとやや高め。高級感があるデザイン性の高いモノも多いため、ボトルケージまでこだわって選びたい方におすすめです。
金属
やや重量は重たくなりますが、予算を抑えたいという方は金属製のボトルケージを選ぶと良いでしょう。1,000円前後で購入できる商品も多くあります。ステンレスやアルミ、スチールなどの素材があり、シンプルなデザインが特徴。素材によっては曲げて微調整できるため、扱いやすいのもメリットです。
樹脂
カーボン製ほど価格が高くなく、金属製ほど重たくないのが樹脂製です。価格は平均すると1,000~2,000円ほど。デザインやカラーラインナップも豊富で、ロードバイクではよく選ばれています。
耐久性では金属やカーボンにはやや劣るため、定期的に買い替えて色々試したいという方におすすめです。
【サイクルボトル用】おすすめボトルケージ10選
シンプルでカラーも豊富「 ミノウラ デュラケゲージ」
とりあえずボトルケージを取り付けたいという方におすすめなのがこちらのケージです。材質は航空機用のジュラルミンが使われており、軽量かつ頑丈でずっと使える耐久力が特徴。
重量も38gとカーボン製のボトルケージに匹敵する軽さですので、コストをおさえながら軽量さを求める方にもおすすめです。
- 参考価格:880円(税込)
- 重量:38g
- 素材:ジュラルミン
唯一無二のデザイン「スパカズ FLY CAGE ANO」
見る角度によって多様な色合いを見せるカラー”OIL SLICK”は、地面に油をこぼしたときの虹色を表現しています。個体によって微妙に色合いが違うので、ショップでの購入をおすすめします。アルミ素材で重量もわずか18gと、非常に軽量に仕上げられたボトルケージです。
- 参考価格:3,960円(税込)オイルスリックのみ
- 重量:18g
- 素材:アルミ
グラスファイバー製でシンプルな「ELITE カスタムレースプラス」
グラスファイバー製で重さは約40g。シンプルかつボトルをしっかりホールドするロングセラーモデルです。ボトルの抜き差しが非常にしやすく使う人を選ばない。全17色から選べます。
- 参考価格:1,840円(税込)
- 重量:40g
- 素材:グラスファイバー
金属製でここまで軽い「Ibera 超軽量合金製サイクルボトルケージ」
金属製であるにも関わらず30gの重さが最大の特徴です。ボトルの固定部分のみを残し、限界までパーツを排除して重量を抑えています。その形状から、右斜め上に引き出すと取り出しやすくなっています。ダウンチューブに取り付けた際は右手でとるようにしましょう。
- 参考価格:1,099円(税込)
- 重量:30g
- 素材:アルミニウム合金
カーボン繊維が美しい「Emgreat カーボンボトルケージ」
ボトルケージ全体がカーボンで成型された製品です。重量は26gと軽量で、繊維が透き通ったカーボンらしいデザインが好みの方におすすめ。カーボンなのである程度の強度はあるものの、全体的に薄く作られているので、強い衝撃を与えると破損してしまうことがあるので注意しましょう。
- 参考価格:1,899円(税込)
- 重量:26g
- 素材:カーボン
プロも愛用する「ELITE VICO」
数多くのUCIプロチームも使う、ELITEのボトルケージVICO (ヴィコ)。デザイン性の高さ、優れた使用感、さらに軽さと強度を両立し、非常に高評価を得ているケージです。
独自の形状によりしっかりボトルを固定します。素材は軽量なインジェクテッドカーボンで、重量わずか23gです。
- 参考価格:3,630円(税込)
- 重量:23g
- 素材:カーボン
こちらの記事ではELITE(エリート)のサイクルボトルを紹介しています。
ワイヤーのような細身デザイン「One by ESU アークカーボンボトルケージ」
まるでワイヤーのような細いウィングのボトルケージは、なんと重量約15g!1gでも軽量化したいヒルクライマーにおすすめです。カーボン素材とモノコック形状が、強度を保ちながら極限まで細身のアーチを可能にしています。
サイドからボトルを抜き差しするタイプですが、左右どちらからでも取り出し可能で、利き手に関係なく使えるのも魅力。
- 参考価格:7,700円(税込)
- 重量:15g
- 素材:カーボンモノコック
可愛くて画期的「コアラボトル」
これまでになかった、ケージとボトルが一体型になったタイプ。磁石の力でボトルをしっかりホールドします。カチっという装着音で装着確認し、外すときはテコの原理でらくらくノールックで水分補給が可能です。デザインも可愛くてカラーバリエーションも豊富。全7色から選べます。
- 参考価格:5,040円(税込)ケージ&ボトルセット
- 重量:180g
- 素材:樹脂(ポリカーボネート)
利き手に合わせたボトルケージ「LEZYNE FLOW CAGE SL」
よりスムーズな抜き差しを目指しつくられたボトルケージです。利き手に合わせて選べるのがポイント。従来の縦方向ではなくサイドから取り出す方式で、右用と左用の2タイプが用意されています。女性用ロードバイク等コンパクトなフレームの自転車にも使いやすいタイプです。
- 参考価格:2,640円(税込)
- 重量:48g
- 素材:ドライカーボン
グラベルライド専用ケージ!「DAVOS グラベルゲージ」
高い保持力で、グラベルライドのような強い振動でもしっかりボトルをホールド。それでいてボトルを取り出しやすいように設計されています。ジュラルミンを使用し高い耐久性と驚異的な軽さの両立を実現。シルバー、ホワイト、チタン、ブラックの全4色から選べます。
- 参考価格:1,100円(税込)
- 重量:45g
- 素材:ジェラルミン
【ペットボトル用】おすすめボトルケージ2選
500mlペットボトル専用ケージ「MINOURA PET-CAGE PC-500」
500mlのペットボトル専用に設計されたボトルケージ。独特な形をした背もたれがペットボトルの横振れを抑えます。スポーツバイク初心者や気軽にサイクリングを楽しみたい方におすすめ。全12色から選べます。
- 参考価格:990円(税込)
- 重量:46g
- 素材:アルミ
シンプルでコスパ抜群!「GIZA PRODUCTS MLT-BC903A 」
おしゃれなバーテープなど、自転車周辺器具を販売しているGIZA PRIDUCTSからシンプルなペットボトル専用ボトルケージ。他のアクセサリとメーカーをそろえて統一感を持たせられるのはGIZA PRIDUCTSの強みのひとつです。
- 参考価格:880円(税込)
- 重量:50g
- 素材:アルミ合金
【可変タイプ】おすすめボトルケージ2選
サイズ調整がしやすい定番モデル「TOPEAK モジュラーケージⅡ」
下側にあるネジを回すことでボトルを支える部分の幅が調整出来るので、ペットボトルや大容量ボトル、魔法瓶まで、さまざまなボトルを使えるのがポイント。ボトルを保持する部分がアルミ合金の棒材となっているので、壊れにくいボトルケージです。
- 参考価格:1430円(税込)
- 重量:72g
- 素材:アルミ合金
タンブラーにも対応!「TOPEAK モジュラージャバケージ」
高さ(最大240mm)と太さ(最大90mm)を調節でき、これまで装着が難しかったタンブラーにも対応した製品です。上部をベルトで固定できるので安定感抜群。汎用性が高く、ガス缶や燃料の携行缶にも使用できます。
- 参考価格:1,650円(税込)
- 重量:120g
- 素材:樹脂(エンジニアリングプラスチック)
サイクルボトルがほしくなったら
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクで長時間サイクリングするなら、専用ボトルを持っておいて損はありません。
自転車用のボトルは片手でドリンクが飲めるように作られているので、走行しながらでも簡単に水分が補給できます。
ボトルだけじゃない、ツールケースを入れておくという手も
ボトルケージは、ツールケースを入れておくこともできます。工具一式を入れたツールケースを入れておいてもいいですし、タオルなど荷物入れとして活用することもできます。なるべく荷物は身に着けたくない派におすすめです。
まとめ
ロングライドやレースのように長時間走るような場合は、ボトルケージを取り付けてしっかり水分を補給しておいた方が安心です。
ボトルケージはさまざまな種類がありますが、まずはボトルが抜き差ししやすいかを重視し、次にデザインや重さで比較すると良いでしょう。
ロングライドの場合、疲れてくるとボトルを取るのもストレスになってきます。できるだけ取り出しやすいボトルケージを選ぶのが、水分補給を忘れないために重要なポイントです。