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関東周辺激坂ヒルクライムのラスボス・ふじあざみラインへロードバイクで挑戦しよう

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関東近県での激坂の代表格と言えば、ずばり「ふじあざみライン」

Tour of Japanの富士山ステージ、漫画「弱虫ペダル」では「インターハイコース」として登場し、ファンの間では聖地巡礼コースにもなっています。しかし現実的には非常に厳しいコースで、気軽に行くことは難しいです。今回は激坂で有名な「ふじあざみライン」をご紹介します!

あざみラインへのアクセス

あざみラインは、静岡県駿東郡小山町から富士山5合目須走口までをつなぐ、通行無料の一般道路です。富士山の登山期間である7月上旬~9月上旬には、マイカー規制が行われ、シャトルバスが運行されます。また、11月頃~4月までは冬季閉鎖があります。

LINK:静岡県公式ホームページ「静岡県富士山マイカー規制」、「富士山登山道周辺の道路情報

あざみラインへの入口は、道の駅「すばしり」から。輪行の場合の最寄駅は、JR御殿場線の「御殿場」駅ですが、同じく御殿場線「駿河小山」駅もしくは富士急行「富士山」駅からもアクセスは可能です。

静岡県駿東郡小山町須走338-44

あざみラインへ登ってみよう~コース詳細

あざみラインのコースは、距離約11.5km、標高差が1137m、平均斜度が約10%(最大斜度22%)です。

因みに富士ヒルのコース「ふじスバルライン」は距離約24km、標高差1255m、平均斜度5.2%ですので、富士山5合目までを約半分の距離で登って行くことになり、その分勾配がきつくなります。

標高差が1000m以上ありますので、下り用の防寒具は必携です。

直進を阻むほどの激坂

最初の3km程の勾配は一見、急には見えないのですが、12%程度の直線的な登りが続きます。

スタート直後から激坂の洗礼が始まる

周辺の演習場からの銃弾の音を聞きながら、「鳥の絵」のある囲いを通り過ぎると、斜度が緩くなり、つづら折りが始まります。

6km地点から「馬返し」と呼ばれる激坂区間です。直進が難しいレベルになってきて、蛇行しないと登れなくなる人もいるかもしれません。6.5~6.6km位が一番きつく、なるべくカーブのIN側を避けて走ります。

意外とよく通るバス

あざみラインは夏の間はマイカー規制されていますが、バスの通行が多いです。

出典:富士急トラベル

特に馬返しの6km付近過ぎで、バスの複数台通行に遭遇すると、通り過ぎるまで左端通行せざるをえない(斜度のきついカーブの内側を通らざるを得ない)ので、注意が必要です。

罠としか思えない!グレーチング

テントが見えると、一瞬の下りになります。7kmを過ぎると、幅0.9mくらいの大きなグレーチングが!幅が広いのでグレーチングの上でペダルを踏むと滑りやすく落車しやすいです。グレーチングの上では踏まずに惰性で進むようにしましょう。

出典:株式会社ディーネット

200mごとの標識を励みに

道の左側に距離を示す標識が200mごとにあるので、それを励みに登っていきましょう。

全長約11.5kmですが、10kmを越えてあともう少しと思っても、前方には更に急なカーブが見えて、「あーまだまだある」と心が折れそうになります

駐車場が見えれば、ゴールはもうすぐ。最後は思い切って茶屋が並んでいる手前まで一気に上がりましょう。

ゴール!お疲れさまでした!!

無事に下りるまでがヒルクライムです

上りも急ですが、下りも急なので、スピードが出やすいです

スタート地点では雨が降っていなくても、ゴール地点では濃霧や、霧雨が降ったりと天候が急変することもあります。特に路面が濡れているとブレーキが効きづらくなります。

見通しが悪いこともあるので注意

また、対向車やランナー、登って来るサイクリストも中央寄りに走ってくることがあるため、見通しの悪いときは細心の注意を配りながら降りましょう。

あざみラインでのお楽しみ

道の駅すばしり

道の駅すばしり

ふじあざみラインへの起点となる道の駅。レストランで食事もでき、無料の足湯なども楽しめます。

〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走338−44
営業時間:9:00~20:00

しいたけ茶

しいたけ茶

五合目まで登ると、何軒かある茶屋からサービスで振る舞われる「しいたけ茶」。独特の風味とやさしい塩分が、あざみラインでの登りの疲れを癒してくれます。

こけももソフト

おなじ「こけももソフト」という名前ですが、実は2種類あるのです。
「山荘菊屋」さんでは甘酸っぱいコケモモがシャーベット状になっているコケモモソフト。お隣の「東富士山荘」さんでは、通常のソフトクリームタイプなので、お好みでどうぞ!

こちらはシャーベットタイプ
山荘菊屋

終わりに

厳しい勾配のあざみライン。初めて登った後は、もう二度と来ないだろうと思いました。しかし、その魅力が忘れられずに、なぜかまた行ってしまいました。
何回脚を着いても制覇したくなる、そんなあざみライン、あなたも行ってみたくはないですか?

B!

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