カタログやインターネットで情報収集しても、使ってみないとどうにもわからないのがサドルとの相性。気になるサドルを全て長期間試すことができれば一番だが、現実では難しい。
そんなサドル探しの旅において、フィジークのスパインコンセプトEVOなら、ベストチョイスにたどり着く最短ルートをとれるだろう。アプリを使って自宅で簡単に計測できる、独自のフィッティングシステムのコアに迫る。

フィジークのサドル


フィジークのサドル
fi’zi:k(フィジーク)が提唱する「スパインコンセプト」とは、身体の柔軟性と、体重やパワーから最適なサドルタイプを導き出す独自のフィッティング理論だ。アプリの登場でグンと身近に、手軽に試すことができるようになった。
アプリ説明の前に、まずはフィジークが展開するサドルのラインナップ概要を説明しておこう。

フィジークサドルの種類


フィジークのサドルは大きく分けて、アリオネ、アリアンテ、アンタレスの3つシリーズで構成されている。各シリーズには、脊椎の柔軟性と骨盤の回転具合から、スネーク(アリオネ)、ブル(アリアンテ)、カメレオン(アンタレス)というように、アニマルになぞらえた別称がついている。
フィジークサドルの種類
さらに各モデルは「ラージ」と「レギュラー」のサイズが選べ、加えて溝付きの「ヴァーサスEVO」と穴あきの「オープン」がラインナップに加わっている。

溝付き「VERSUS EVO」

▲溝付き「VERSUS EVO」


穴あきサドル「OPEN」

▲穴あきサドル「OPEN」


fi’zi:k(フィジーク)のサドルをもっと詳しく&ラインナップの全容を知りたいならこちらから
→「fi’zi:k(フィジーク)サドル|アリオネ・アンタレス・アリアンテをわかりやすく解説!

スパインコンセプトとは


スパインコンセプトとは
この多様なラインナップのなか、どのシリーズの、どのタイプが自分に合うのか?

それを導き出すのが、2008年に発表された「スパインコンセプト」という独自のプログラム。2013年にはハンドルとステムがラインナップされたことで「スパインコンセプト2.0」へとアップデートされた。
さらに2014年にはサドルにかかる荷重と出力(パワー)の関係に着目することで、サドルの大きさまでも推奨する「スパインコンセプト・EVO」へと進化を遂げた。

今回はその「スパインコンセプト・EVO」を解説してみよう。

スパインコンセプトでわかるサドルとの相性


サドルとの相性は、脊椎の柔軟性と骨盤の回転具合という観点から判定される。その詳細を各シリーズごとに見ていこう。

サドル形状をセレクト


まずは自分の身体の柔軟性から。前屈をして背骨の曲がり具合をチェックする。

スネーク=ARIONE


スネーク=ARIONE 身体の柔軟性が高く、ペダリング時も骨盤が立った状態の場合はフラットなアリオネ(スネーク)。ヘビのようにくねくね柔らかい身体の持ち主向けだ。前傾姿勢がとりやすく、座面が平坦なアリオネが適している。

前傾姿勢がとりやすく、座面が平坦なアリオネが適している。
Flat

▲Flat



ブル=ALIANTE


ブル=ALIANTE 身体の柔軟性が低く、ペダリング時に骨盤を倒すことで前傾姿勢が取れる場合はウェーブなアリアンテ(ブル)。身体が固くアップライトなポジションを好む人向けだ。座面がS字にカーブし、後方部が幅広で面積が大きい。

身体の柔軟性が低く、ペダリング時に骨盤を倒すことで前傾姿勢が取れる場合はウェーブなアリアンテ(ブル)。
Waved

▲Waved



カメレオン=ANTARES


カメレオン=ANTARES
身体の柔軟性は普通で、ペダリング時に骨盤はあまり倒さないという場合にはアンタレス(カメレオン)。スネークとブルの中間に位置し、フラット&ワイドなアンタレスが推奨される。

身体の柔軟性は普通で、ペダリング時に骨盤はあまり倒さない場合はアンタレス(カメレオン)。
In-between

▲In-between



画像出典:FI’ZI:K|SELLE ROYAL SPA

大きさをチョイス


サドルのサイズまで弾き出してくれるのが「スパインコンセプト・EVO」の特徴だ。ライダーのパワー出力から最適なサイズを導くため、体重と平均速度をパワーマトリクス・チャートから選択し、クロスする位置があなたに合ったものとなる。

このプログラムはコロラド大学・統合生理学研究室のロジャー・クラム准教授と共同研究した理論に基づき、体重と平均速度からサドルにかかる荷重、パワーウェイトレシオ、パワー出力を算出し、適切なサドルサイズを推奨するものだ。

このプログラムはコロラド大学・統合生理学研究室のロジャー・クラム准教授と共同研究した理論に基づき、体重と平均速度からサドルにかかる荷重、パワーウェイトレシオ、パワー出力を算出し、適切なサドルサイズを推奨するものだ。
これにより、各アニマルに分類された後、サイズは「レギュラー」と「ラージ」の2タイプを選び出すことができるようになっている。

アプリ「スパインコンセプト・EVO」を試してみた!


アプリのトップ画面

▲アプリのトップ画面


以前の「スパインコンセプト」時代には取扱店に置いてある計測器を利用するスタイルだった。現在は「スパインコンセプト・EVO」用のスマートフォン&タブレットアプリが用意されており、自宅で簡単に自分に合ったフィジークのサドルを見つけることができる。
iOS用とAndroid版のそれぞれがあり、無料でダウンロード可能。3分もあれば計測完了だ。

iPhoneやiPadなどiOSアプリはこちら
GalaxyやXperiaなどAndroidアプリはこちら

3分で完了!アプリの流れ



ここからはアプリ計測の手順を、実際の画面に沿って説明していこう。

ホーム画面で「ROAD」「WOMEN」「TRIATHLON」を選ぶ。

▲ホーム画面で「ROAD」「WOMEN」「TRIATHLON」を選ぶ。






メートル/キログラムか、フィート/ポンドの単位を設定。

▲メートル/キログラムか、フィート/ポンドの単位を設定。






計測前の画像。両足を揃えて立って、この状態でデバイスの画面を外に向けて胸に当てる。スタートボタンを押して動かず3秒間待つ。この間、キャリブレーション(位置補正)が行なわれる。

▲計測前の画像。両足を揃えて立って、この状態でデバイスの画面を外に向けて胸に当てる。スタートボタンを押して動かず3秒間待つ。この間、キャリブレーション(位置補正)が行なわれる。






前屈して痛みを感じ始める境目で止める。音が鳴ったら測定終了。前屈の角度が表示される。

前屈して痛みを感じ始める境目で止める。音が鳴ったら測定終了。前屈の角度が表示される。






OKを押すと、背骨の柔軟性と適したサドル形状のプロファイルが表示される。

▲OKを押すと、背骨の柔軟性と適したサドル形状のプロファイルが表示される。






NEXTボタンを押して、体重と巡航平均速度を入力。

▲NEXTボタンを押して、体重と巡航平均速度を入力。






パワー、サドルへの荷重、おすすめのサイズが表示される。

▲パワー、サドルへの荷重、おすすめのサイズが表示される。






表示された「ヴァーサスEVO」「OPEN」「SOLID」から好みのタイプを選択。

▲表示された「ヴァーサスEVO」「OPEN」「SOLID」から好みのタイプを選択。






推奨されるモデルが現われる。これで終了。

▲推奨されるモデルが現われる。これで終了。


Photos (C)Toshiyuki Masubuchi

家で計測→テストサドルで確認すれば完璧!


アプリにより、家の中でフィッティングできるシステムを構築したfi’zi:k。ショップであれこれ悩む間があったら、事前にアプリで導き出されたモデルを優先してテストライドすることができる。

OPEN(レギュラー)テストサドル

▲OPEN(レギュラー)テストサドル



全国のテストライドサドル設置店はこちらから
※販売店により用意されるサドルや貸出し条件が異なるため、来店前に確認を。

ちなみに同社のサドルを愛用するクリス・フルームは、カメレオンでレギュラーサイズだそうだ。


サドル選びに困ったら、興味がある人は試してみよう!

Photos (C) Kawashima Cycle Supply Co.ltd.
お問い合わせ:カワシマサイクルサプライ

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