頭文字の「A」をデザインしたロゴでお馴染みのスイスのサイクルアパレルブランド「ASSOS(アソス)」。ライド中すれ違うサイクリストが着用していると、かなり印象に残るウェア。

世界最高峰のサイクルウェアブランドと言われているのは知っていても、どんなところが最高なのか、どんな歴史があるのか、気になる方はたくさんいるであろう。
ここからはスイス生まれのASSOSがどういったブランドなのか、その製品の強みや魅力を伝えていきたい。

ASSOSスイス旗艦店「マンガヨー」

▲ASSOSスイス旗艦店「マンガヨー」



初めてビブショーツを開発したブランド


「Some say ASSOS is the shorts company.They’re right.」=「アソスはショーツを作る会社だと言う人達がいる。まさにそのとおりだ。」

これはアソスの創業者、トニー・マイヤー氏の言葉だ。
ASSOSは1976年に創業から42年間、「ペダリングする際の快適性」を追求し続けてきた。

スイス国旗とASSOSの「A」を融合したロゴ

▲スイス国旗とASSOSの「A」を融合したロゴ


創業当時はまだウール素材のジャージや、鹿の革をパッドに使っていた時代。
そんな時代にスキーのアルペン競技に使われていたスーツに着目したのがマイヤー氏だった。スキースーツの腕と脚の部分をカットして選手に着用させたところ、効果が想像以上だった。そこからサイクルウェアが生み出されていく。

ライクラ素材を世界で初めてバイシクルショーツに取り入れ、ビブ付きのショーツを作ったのも、伸縮性のあるパッドを使ったショーツを先駆けて発表したのもアソスだった。その優れた吸湿性と伸縮性は当時の業界に大きなインパクトを与えた。
そう、現在のビブショーツの基本形を作り上げたのはASSOSだったのだ。

T.equipe EVOパンフレットより

▲T.equipe EVOパンフレットより


ASSOSは自社のテキスタイル研究所で最先端のヨーロッパのテキスタイル技術者と手を組んで、サイクリング専用の素材を開発している。独自の生地は通常の4倍ものコストがかかるが、妥協はせず、プロやアマチュアに関わらず熱心で価値を理解し頼ってくる人たちに焦点を当てている。商品開発の一環としてプロの声も取り入れ、2017年度からはツール・ド・フランスに出場する同じスイスの「BMCレーシング」にウェアの供給を開始した。
開発した製品は実際に生産を開始する前に、自社テストチームや元プロ選手、専門家、医療者によるテストを徹底的に行っている。
これらのこだわりが唯一無二のASSOSを作り上げたといえるだろう。

ASSOS本社社屋

▲ASSOS本社社屋



ビブショーツの核「パッド」へのこだわり


パッドをべったりと縫いつけないことで、快適性を高めている

▲パッドをべったりと縫いつけないことで、快適性を高めている


50km以上走るなら、ASSOSのビブショーツを選ぶべき。
そう言われ続けてきた最も大きな理由は、ビブの最も重要な部分となる「パッド」にある。

日頃使っているビブショーツのパッドは、しっかりと厚みがあっても50km走ったくらいから、凹んだまま元に戻らなくなることはないだろうか?

ASSOSはメモリーフォームと呼ばれる振動吸収素材を採用しているため、50km以上走っても元通りになる。これが世界トップクラスのプロ選手がスポンサーに内緒で付け替えてでも使いたい「ASSOSパッド」だ。ウィギンスやニバリなど、グランツールのレーサー達が「パッドをASSOSに変えてくれ」と自腹で依頼することもあるとか。

さらにはあえてパッドとショーツの全部を縫い付けないことで、ペダリングで身体を動かしてもパッドが身体に追随すようになっている。快適性を高めるスレ防止の意味でも、特にロングライドするライダーには最適な作りだ。

一度知ってしまうと絶対戻れない、まさに他にはない革新的なビブショーツ

▲一度知ってしまうと絶対戻れない、まさに他にはない革新的なビブショーツ



「第二の皮膚」スキンフォイル


一般的なサイクルウェアインナーは夏用・冬用・春秋用と大きく3つくらいに分けられるが、ASSOSは素材から開発し、その厚みや配合、袖の長さが異なる全8種類を展開している。季節の変わり目やちょっとした気温の変化ではジャージやジャケットではなく、インナーで細かい調整ができるのが強みだ。

ASSOSの夏用インナーは汗を吸い込むというより、セカンドレイヤーに汗を移すという発想。肌の表面は常にドライな状態が保たれ、汗の不快感が大幅に軽減される。

▲ASSOSの夏用インナーは汗を吸い込むというより、セカンドレイヤーに汗を移すという発想。肌の表面は常にドライな状態が保たれ、汗の不快感が大幅に軽減される。


筆者が感動を覚えたことは、2018年の新商品「skinfoil_hotSummer_evo7」は洗濯の取扱表示から、素材の組成表示、そしてまさかのサイズ表記まで全部織りで付いていたところ。タグやラベルがあるのは着心地につながる、インナーとは肌にしっかり触れるようタイトに着てこそ本来の効果が発揮されるという考え方だからだろう。

とても手間のかかることだが、このようなこだわりに快適性に対しての本気を感じる。

サイズ、原産国表記などがタグではなく1枚1枚素材と一緒に織り上げられている

▲サイズ、原産国表記などがタグではなく1枚1枚素材と一緒に織り上げられている



ただのウエアじゃ満足できない、そんな人のための2018年モデル


ASSOSでは求めるパフォーマンス、快適性、シルエット、シーンに合わせて選択できるように幅広くアイテムを展開してる。その中から ASSOSラヴァーである筆者オススメのアイテムをいくつかご紹介しよう。

エントリーモデル・MILLE(ミレ)


初めてASSOSを着てみようかなという方にはオススメ。ASSOSのジャージの中で最も価格を抑えたモデルで、少しゆったりとしたレギュラーフィット。シンプルなデザインで速乾性も兼ね備えているのでビギナーからベテランまで幅広く使用できる。

MILLE(ミレ)
価格:14,000円(税抜)
購入はこちら

レーシングフィットモデル・equipe(エキップ)


シンプルなデザインだが、左袖に施されたアソスモノグラム柄が印象的。スピードを重視するレースやトレーニングなどの走りを想定した作りで、非常に軽い生地を使用している。まるで肌と同化した抜群のフィット感がありながら優れた着心地で窮屈感がない。実は、プロチームBMCレーシングに供給されるウェアはこのジャージをベースに作られている。

equipe(エキップ)
価格:22,000円(税抜)
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ビブショーツ T.equipe EVO


日々のトレーニングはもちろん、レース、ロングライド等、あらゆるシーンを1枚でこなす万能ショーツ。2014年登場以来、最も汎用性の高いビブショーツとして、プロ・アマチュア問わず多くのサイクリストから支持されてきた主力製品。

T.equipe EVO
価格:26,500円(税抜)
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レディースモデル T.laalalai
価格:28,600円(税抜)
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ASSOS GTA スパイダーバッグ


「着るバックパック」とも呼ばれているほど、背負っていることをほとんど感じさせない、ロードバイク専用の極小バックパック。畳むとコンパクトになり、バックポケットに収まる。ソフトな素材を使用しており、デリケートなロードバイクウェアと組み合わせて使っても、ダメージを与えない。

ASSOS  GTA スパイダーバッグ
価格:22,200円(税抜)
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アイウェア ASSOS ZEGHO(ゼコー)


世界最高峰の光学メーカー「Carl Zwiss」と共同開発したすごいアイウェア。
とにかく軽い!柔らかい!重さは僅か27.5g。大きめのカールレンズで視野が広い。
全体的な丸いフォルムは敬遠されがちだが、実は日本人がかけてもよく似合うモデル。特に頬骨が高くてレンズに当たることに悩まされている方にはオススメ。

ASSOS ZEGHO(ゼコー)
価格:44,000円(税抜)
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「Equipment,not clothing」=「服ではなく、装備なんだ。」
ここ最近ASSOSが掲げるキーワード。サイクルウェアはただ単に身体を覆うものではなく、機材の一つとして捉える。初めてこの言葉を聞いた時、目から鱗だった。

良いものを作り続ければ、必ず支持される
ASSOSはサイクリストの目線で欲しかったアイテムを次々と生み出した。
常に新しい素材に興味を持ち、テクノロジーという観点でも研究をし続け、進化し続けるASSOSをもっといろんな方に知ってもらいたい。

H.laalalaiパンフレットより

▲H.laalalaiパンフレットより

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