2020年最新|Bianchi(ビアンキ)おすすめクロスバイク全5台

ビアンキのクロスバイクは、走行性重視の「ROMA」とコンフォート系の「C•Sport」の2つのシリーズで展開される。2020年はROMAシリーズが全モデル油圧式ディスクブレーキ仕様に。さらにC・Sportにもディスクブレーキ仕様が登場し、選択肢が広がった。最新モデルとともに、今年のビアンキクロスバイクをお届けしよう。

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Bianchi(ビアンキ)とは

世界初のコンセプトストアとなった外神田店をはじめ、直営店は「ビアンキ バイクストア」と称し展開される。写真はフラッグシップストアとなる丸の内店。LINK:BIANCHI STORE
世界初のコンセプトストアとなった外神田店をはじめ、直営店は「ビアンキ バイクストア」と称し展開される。写真はフラッグシップストアとなる丸の内店。
LINK:BIANCHI STORE

Bianchi(ビアンキ)とは1885年、イタリアのミラノでエドアルド・ビアンキが創業したブランド。現在する自転車メーカーの中でも最も歴史がある老舗中の老舗である。よく言われるが、ビアンキの歴史は自転車の変遷の歴史。現在はロードバイク、クロスバイク、ミニベロ、シティサイクルを手がけており、そのラインナップの幅広さと性能は折り紙つきだ。
また、カラーアイコンとして浸透しているチェレステ(イタリア語で碧空=緑がかった青空)をまとったモデルが人気高い。

 
 
 
 
 
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ビアンキ・クロスバイクの特徴

ビアンキのクロスバイクは、プロレースに投入されるロードバイク・MTB作りから得た技術をハイブリッドしたモデルで、それらを「SPORT」カテゴリーのもと展開している。

ビアンキのクロスバイクは、プロレースに投入されるロードバイク・MTB作りから得た技術をハイブリッドしたモデルで、それらを「SPORT」カテゴリーのもと展開している。

ラインナップは「ROMA」と「C•Sport」ふたつのシリーズ。「ROMA」はロード系コンポーネントを搭載し、高速かつロングライドにも耐える性能を持つ。「C•Sport」は本来のクロスバイクらしいクロスバイク。MTB向けコンポーネント&極太タイヤでアウトドアからタウンコミューターとして性能を発揮するだろう。

チェレステカラーをまとったモデルは街乗りに映え、所有欲も満たしてくれる。そのカラーに魅せられ、初めてのクロスバイクとしてビアンキを選ぶ人も多いだろう。
チェレステカラーをまとったモデルは街乗りに映え、所有欲も満たしてくれる。そのカラーに魅せられ、初めてのクロスバイクにビアンキを選ぶ人も多いはずだ。

2020年、ROMAとC・Sportはどう変わった?

昨年までラインナップされていた「ROMA 4」が消え、いっぽうで「C•Sport」が2機種展開となった。シリーズのうち唯一リムブレーキ仕様だった「ROMA 4」がカットされた結果、今年の「ROMA」シリーズは全機種ディスクブレーキ仕様に。

2020年のROMAシリーズは全モデルで油圧ディスクブレーキを搭載。機械式と比べ、オイルでレバーを引く油圧式はタッチも軽い。 Image:BIANCHI STORE|【横浜】クロスバイクに乗ろう!!その1
2020年のROMAシリーズは全モデルで油圧ディスクブレーキを搭載。機械式と比べ、オイルで動作する油圧式はタッチも軽い。
Image:BIANCHI STORE|【横浜】クロスバイクに乗ろう!!その1

デザイン面においては、2019年モデルでフロントフォークやシートチューブで存在感を放っていたモデル・レタリングがシンプルなデザインに戻った。好き嫌いの好みはあるが、今年のほうがしっくりくるという人も多いのではないだろうか?

(左)2019年モデルの印象的な「roma」レタリング。おしゃれなデザインも捨てがたいが、(右)2020年モデルはすっきりとシンプルに、差し色のチェレステカラーも映える。  Image:BIANCHI STORE【表参道】2019 ROMA4入荷!!(左下)
(左)2019年モデルの印象的な「roma」レタリング。おしゃれなデザインも捨てがたいが、(右)2020年モデルはすっきりとシンプルに、差し色のチェレステカラーも映える。
Image:BIANCHI STORE【立川】ROMA2 ROMA3一部カラー サイズ入荷しました!(左下)

そして「C・Sport 2」の登場により、C・Sportシリーズでもディスクブレーキ仕様を選べるようになった。「C・Sport 1」同様チェーンガードを装備し、43サイズではミキストフレームが採用されるあたり、日常の使い勝手が重視されている印象がある。

C・Sport 2は、size43のみスローピングの深いフレームデザイン。小柄な女性でもまたぎやすく、初めてのクロスバイクへのハードルをも下げてくれるだろう。
C・Sport 2は、size43のみスローピングの深いフレームデザイン。小柄な女性でもまたぎやすく、初めてのクロスバイクへのハードルをも下げてくれるだろう。(イメージ画像のため一部グラフィックデザインが異なる)

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最新おすすめモデル全5台

ここからは最新クロスバイクを1台ずつ確認していこう。

※画像はデザイン見本のため、一部パーツが異なる場合がある

ROMA 1 DISC

ROMA 1 DISC
カラー:CK16

ローマ・シリーズのハイエンドモデル。フレーム&フォークともにアルミ製で、耐久性の高いバイクに仕上がっている。コンポーネントには、ロードバイクのエントリー~ミドルクラスでも使用されるシマノ・ティアグラを搭載。油圧式ディスクブレーキ装備というハイスペックモデルは、走りもスムーズで、高速巡航もお手の物。

  • 価格:125,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ティアグラ
  • サイズ:46、50、54
  • カラー:CK16、ブラック

ROMA 1 DISC
カラー:ブラック

ROMA 2 DISC

ROMA 2 DISC
カラー:Matt CK16

シリーズのセカンドグレードモデル。フレーム&フォークともにアルミ製で、コンポーネントはシマノのMTBコンポーネントであるアセラ、そしてアルタスをミックスして搭載している。こちらも油圧式ディスクブレーキ装備し、鉄板の制動力を発揮する。予算10万円でバイクを探している人におすすめだ。

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  • 価格:95,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・アセラ+アルタス
  • サイズ:43、46、50、54、57
  • カラー:マットCK16、マットブラック

ROMA 2 DISC
カラー:マットブラック

ROMA 3 DISC

ROMA 3 DISC
カラー:CK16

シリーズのローエンドモデルながら、こちらも油圧式ディスクブレーキを搭載。コンポーネントはシマノ・ターニーとアルタスのミックス。サドルはセラ・ロイヤル製を採用している。このモデルはカラー展開も豊富で、初めてのバイク選びにも嬉しい。クロスバイクとしては十分すぎる、キレのある走りを見せてくれるだろう。

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  • 価格:85,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ターニー+アルタス
  • サイズ:43、46、50、54、57
  • カラー:CK16、ブラック、ホワイト、ネイビー、マットダークグレイ、レッド

カラー:(左から)ブラック、ホワイト、ネイビー
カラー:(左から)ブラック、ホワイト、ネイビー
カラー:(左)マットダークグレイ、(右)レッド
カラー:(左)マットダークグレイ、(右)レッド

C•Sport 1

カラー:CK16×ブラック-ホワイトフルマット
カラー:CK16×ブラック-ホワイトフルマット

ビアンキ・クロスバイクの名機「カメレオンテ」を継承し、2019年にデビューしたモデル。コンポーネントはシマノ・ターニーとアセラのミックスで、ケーブル類はフレーム内蔵式となっている。ブレーキはディスクではなくリム式のVブレーキを採用。タイヤは700×35Cを標準装備し、タフで安定感ある走りが期待できる。

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  • 価格:59,800円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ターニー+アセラ
  • サイズ:43、47、51、55
  • カラー:CK16×ブラック-ホワイトフルマット、ブラック×グラファイトCK16フルマット、ホワイト×ブラック-CK16フルグロッシー
カラー:ホワイト×ブラック-CK16フルグロッシー

C•Sport 2

C•Sport 1
カラー:CK16×ブラック-ホワイトフルマット

2020年からお目見えとなったシリーズ上位機種。上記「C•Sport 1」をベースに油圧式ディスクブレーキ仕様となり、価格も少々上乗せになっている。コンポーネントはシマノ・ターニーとアセラのミックス。3×8スピードで、平坦路から登り下りまで、過不足なくシフトチェンジできる走行実質に長けた一台だ。

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  • 価格:69,800円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ターニー+アセラ
  • サイズ:43、47、51、55
  • カラー:CK16×ブラック-ホワイトフルマット、ブラック×グラファイトCK16フルマット、ホワイト×ブラック-CK16フルグロッシー
カラー:ブラック×グラファイトCK16フルマット

2019年モデルもチェック

前年度モデルが気になる方はこちらから。

まとめ

ビアンキのクロスバイクについての記事を書くと、いつも「シンプル・イズ・ザ・ベスト」という言葉が連想される。特別なものではなく、日常に溶け込むシックさを隠れ持つイメージだ。余分なものを削ぎ落とし、フレームと必要不可欠なパーツだけで組まれたビアンキのクロスバイクの魅力はそこに尽きるだろう。いわば「素材」——それを活かすプラスαを引き出すのは、乗り手であるあなた次第だろう。

Photos © CYCLEUROPE JAPAN
LINK:Bianchi

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WRITTEN BY増渕俊之

出版社勤務を経て、フリーランスの編集/ライター。編著に『これがデザイナーの道』『自転車ファンのためのiPhoneアプリガイド』『岡崎京子の仕事集』がある。現在、編集を手がけた岡崎京子の単行本『レアリティーズ』が発売中。

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