2021年版|FUJI(フジ)ロードバイクおすすめ全14台
![FUJI ロードバイク 2021 おすすめ](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/28200810/mainimage-4.png)
FUJI(フジ)の2021年の目玉は、今年もJARIだ。アドベンチャーシリーズであるJARIに、昨年はカーボンモデルが追加されハイスペックながら39万円(税抜)という絶妙な価格帯でデビューを果たした。
そして2021年はアルミモデルがフルモデルチェンジ。シリーズコンセプトを強く反映しながらも、10万円強というエントリーグレードも登場し、初めてのスポーツバイクとしてもおすすめできるモデルがそろう。
>> 最新の2022年モデルはこちらから。新色で多くのモデルがコスメチェンジ!
目次
FUJI(フジ)とは
![今年リニューアルされた公式ホームページ。豊富なイメージ写真や動画でFUJIの世界観を体感できる。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26110727/fuji-2021-top.jpg)
FUJIは日本発祥のアメリカン自転車ブランドだ。
1889年に産みの親である岡崎久次郎が「日米商会」を創業。当初は電灯類など米国製品の輸入販売を主にしながら、1906年から英国「ラーヂ」ブランドの自車の取り扱いを開始した。
そして1928年に商標を「富士」に改称して、100年を超える歴史がスタートする。
▶もっとFUJIを知る
FUJI(フジ)ロードバイクの特徴
2021年はアルミのJARIがフルモデルチェンジ!11万5千円のグレードも登場で初めての1台にも
![FUJIのアドベンチャーロード「JARI」。カーボン仕様1モデルアルミ仕様3モデルの全4モデルをラインナップ。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26110721/1_ALU1760_R-1920x686-1.jpg)
![エントリーアルミモデルの「1.7」は11万5,000円での登場だ。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26110652/ALU1516_R-1920x686-1.jpg)
昨年2020年の目玉もJARIだった。これまでアルミ/スチールの展開だったJARIシリーズにおいて、「CARBON 1.1」は間違いなくトップモデルの位置づけで登場した。
![FUJIのアドベンチャーロード「JARI」。これまでのアルミ/スチール展開に加え、待望のカーボンモデルが登場した。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/06/26122729/1.jpg)
そして今年度、2021年モデルでは、アルミモデルがフルモデルチェンジを果たした。
フレームは従来から引き続き、前後異素材のミックスフレームを採用。リヤエンドは強靭な6066番を使用し、メイントライアングルは軽量化を狙って振動吸収性に優れた6061番を使用している。
チューブ形状は部分的に振動吸収力を上げたり、剛性を高めたり、必要に応じて味づけが施されている点も変わりない。
![(左)2020年モデル、(右)2021年モデルの「JARI 1.5」。アルミモデルは全グレードでシートステーの接合部分がさがり、コンパクトなリア三角に。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26110702/2021-1-1.png)
![左から、1.3、1.5、1.7。トップチューブとシートチューブの間には、強度をあげるガゼットが施されている。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26110709/2021.png)
さらにアルミのフラッグシップモデルとなる「1.3」はチェーンステーを左右非対称に設計することで、負荷の大小による剛性バランスが図られ、優れた巡航性能の進化に寄与している。
![左右でアシンメトリーな形状を成す、JARI 1.3のシートステー。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26111819/c21_jari_1.3__matte_gunmetal-scaled.jpg)
昨今話題のアドベンチャーロード。その中でも特色ある希有な存在だろう。
![ボルトオンで直付けが可能なBENTOBOX(JARIのフレーム形状にあわせて作られたコンパクトなトップチューブバッグ上につけるツールケース)にも対応。](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26110737/ALU1579_R-1920x686-1.jpg)
ロードバイクおすすめ全14台
FUJIのラインナップは「レーシング」と「ライフスタイル」に大別される。ここから紹介するロードバイクのシリーズを一覧すると以下の通り。
気になるカテゴリがある場合はリンクをクリック、当該位置までジャンプできる。
ROAD(軽量ロード、エアロロード)
SL1.1 DISC(フレームセット)
![SL1.1 DISC](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112249/2021_FUJI_SL_1.1_DISC_R-1000x666-1.jpg)
2021年モデルからディスクブレーキ化して登場したモデル。圧倒的な強度/重量比の土台となるのがFUJIの「High CompactionMolding」である。この最新の製法により、各チューブが交差するあらゆる部分の内面のしわやひだ、そしてチューブ内部の余分な樹脂を取り除くのと同時に、カーボンの積層を強力に圧着させている。その軽さからヒルクライムに最適な一台。
- フレームセット価格:230,000円(税抜)
- フレーム素材:カーボン
- サイズ:46、49、52、54、56cm
- カラー:Pearl Blue / Red Orange
TRANSONIC 1.1 DISC(フレームセット)
![TRANSONIC 1.1 DISC](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112311/2019_FUJI_TRANSONIC_11_DISC_SILVER-1-scaled.jpg)
フレームはカムテール形状を採用することで優れた空力性能はもちろん、前作の高剛性を維持しながら軽量化に成功した「トランソニック」のハイエンドモデル。専用インテグレートステムを採用することで空気抵抗を減らし、これまで以上に負荷の少ないハンドルポジションを実現している。また、エアロシートポストと内蔵シートクランプがスムーズな気流を生み出す。
- フレームセット価格:340,000円(税抜)
- フレーム素材:カーボン
- サイズ:46、49、52、54、56cm
- カラー:Matte Carbon / Silver
TRANSONIC 2.1 RIM(フレームセット)
![TRANSONIC 2.1 RIM](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112108/2019_FUJI_TRANSONIC_21_SATIN_CARBON-scaled.jpg)
「トランソニック」のリムブレーキ・バージョンのフレームセット。
- フレームセット価格:250,000円(税抜)
- フレーム素材:カーボン
- サイズ:46、49、52、54、56cm
- カラー:Matte Carbon / Red
TRANSONIC 2.5 DISC
![TRANSONIC 2.5 DISC](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112418/2019_FUJI_TRANSONIC_25_SATIN_RED-ok-2-1000x645-1.jpg)
コンポーネントにシマノ・105を搭載した完成車仕様。油圧ディスクブレーキを採用している。タイヤはヴィットリアの700×25Cを履く。
- 価格:390,000円(税抜)
- フレーム素材:カーボン
- コンポーネント:シマノ・105
- サイズ:46、49、52、54、56cm
- カラー:Matte Red
TRANSONIC 2.5 RIM
![](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112322/2019_FUJI_TRANSONIC_25_SATIN_RED_BLACK.jpg)
リムブレーキバージョンの完成車。手頃な価格で最新鋭のエアロロードが手に入れられる、コストパフォーマンスに優れた一台だ。
- 価格:360,000円(税抜)
- フレーム素材:カーボン
- コンポーネント:シマノ・105
- サイズ:46、49、52、54、56cm
- カラー:Matte Red
FOREAL
![FOREAL](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112434/Foreal-side-scaled.jpg)
スチールパイプメーカー「コロンバス」のCRONOSチューブを使用した、往年のクロモリバイクを彷彿とさせる現代版シリアスレーサー。本格ロードバイクのジオメトリーに、高剛性ホイールにも対応するフルカーボンフォークを採用している。ドライブトレイン&油圧式ディスクブレーキはシマノ・105で統一。渋さが引き立った一台だ。
完成車価格:280,000円(税抜)
- フレームセット価格:150,000円(税抜)
- フレーム素材:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・105
- サイズ:47、50、53cm
- カラー:Matte Silver
ADVENTURE(グラベルロード)
JARI CARBON 1.1
![JARI CARBON 1.1](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112450/2020_FUJI_JARI_CARBON_11_CARBON-scaled.jpg)
日本語の「砂利」からネーミングされたアドベンチャーバイク・シリーズの先鋒を飾るのは「C15 ULTRA HIGH MODULUS CARBON」を採用した一台。超圧縮により高次元での剛性と柔軟性の両立し、1,000gを切る軽量化に成功している。フォークはブレーキケーブル内蔵仕様で、障害物の接触による転倒を未然に防ぐ。トップチューブには「BENTO BOX」が標準装備。
- 価格:390,000円(税抜)
- フレーム素材:カーボン
- コンポーネント:シマノ・アルテグラ
- サイズ:49、52、54、56cm
- カラー:Matte Carbon
JARI 1.3
![JARI 1.3](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112538/21_jari_1.3__matte_gunmetal-scaled.jpg)
2021年モデルの注目ポイントでも挙げたフロントシングルの一台。JARIアルミシリーズで共通した設定として、安定した速度維持をもたらすヘッドチューブとシートチューブアングルや、特に低く設計されたBBハイトは低重心を実現し、ロングホイールベースと相まって優れた巡航性能を発揮する。1.3のみに付与されたアシンメトリー(左右非対称)のシートステーは、負荷のかかりやすいドライブ側と負荷の少ないノンドライブ側の剛性バランスが取られている。
- 価格:220,000円(税抜)
- フレーム素材:アルミ
- コンポーネント:スラム・Apex 1X
- サイズ:46、48、52、54、55.5cm
- カラー:Matte Gunmetal
JARI 1.5
![JARI 1.5](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112507/21_jari_1.5__dessert-scaled.jpg)
ワイズロードで見る
コンポーネントにシマノ・ティアグラを積んだシリーズのミドルグレード車。アルミシリーズ共通の素材「A6-SL」によるフレーム強度はかなり高め。そのぶん重量はアルミフレームの中では平均的だが、積載性を重視した結果だ。BB規格はあえてBSAタイプにすることで、出先でのトラブルを高い確率で解決することが可能だ。ディスクブレーキはフラットマウント対応。シフトケーブルとリヤブレーキケーブルはダウンチューブに内蔵され、外的ダメージからケーブルを守ると同時にあらゆるバイクバッグの装着ができるようになっている。
- 価格:170,000円(税抜)
- フレーム素材:アルミ
- コンポーネント:シマノ・ティアグラ
- サイズ:46、48、52、54、55.5cm
- カラー:Desert
JARI 1.7
![JARI 1.7](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112522/21_jari_1.7__silk_black-scaled.jpg)
コンポ―ネントにシマノ・ソラ、ディスクブレーキはTektro機械式を採用した、シリーズ末弟となるエントリーモデル。10万円ちょっとという価格帯で、JARIシリーズ共通の拡張性の高さはそのままだ。たとえばボトルケージは5つも装着が可能だし、トップチューブ上面のボルトオン固定マウント、前後キャリアの取り付けができるマウントも標準装備。ロングツーリングでの不安を解消する十分な積載性能となっている。過不足ない走りにも期待。
- 価格:115,000円(税抜)
- フレーム素材:アルミ
- コンポーネント:シマノ・ソラ+アリヴィオ
- サイズ:46、48、52、54、55.5cm
- カラー:Silk Black、Sabi
STREET ROAD(ホリゾンタルフレームのアーバンロード)
BALLAD Ω
![BALLAD Ω](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112557/21_ballad_omega__matte_black-scaled.jpg)
精悍でスタイリッシュな車体から「ストリートロード」と言うべき新たなジャンルを確立したオメガ。素材にバテッドクロモリ管を採用したフレームに、コンポーネントはシマノ・ソラを搭載している。オールブラックで統一されたパーツアッセンブルも絶妙。2021年モデルよりアヘッドステムとなり、コックピット周りのカスタム自由度&拡張性が格段にUP。
- 価格:108,000円(税抜)
- フレーム素材:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:43、49、52、54、56、58cm
- カラー:Matte Black、Matte Navy
NAOMI
![NAOMI](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112616/21_naomi__copper-scaled.jpg)
オリエンタルな名を持つオールジャンルに強いアルミモデル。溶接箇所が入念にスムース処理されたオーセンティックなホリゾンタルフレームは、各ケーブルがフレーム内蔵式のハイクラス設計だ。高剛性ストレートカーボンフォークは高速コーナーリングでも確実にラインをトレースし、9kgを切る車体重量は軽快なライドフィールをもたらす。
- 価格:115,000円(税抜)
- フレーム素材:アルミ
- コンポーネント:シマノ・ソラ
- サイズ:42、46、49、52、54、56cm
- カラー:Matte Gunmetal、Copper、Ice White
STREET CROSSOVER(マルチパーパスバイク)
FEATHER CX+
![FEATHER CX+](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112632/21_feather_cx_plus__matte_khaki-scaled.jpg)
鋭いクロモリバテッド管が美しさを醸し出す名機「FEATHER」のフレームをベースに、コンポーネントにシマノ・クラリス、ディスクブレーキ、ブロックタイヤを装備している、マルチパーパスなグラベルロード。ロングツーリングやタウンユースまで幅広く対応し、剛性が高く前後キャリア搭載が可能なのでバイクパッキングにもおすすめだ。
- 価格:98,000円(税抜)
- フレーム素材:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:43、49、52、54、56、58cm
- カラー:Slate、Copper、Matte Khaki
VINTAGE STYLE(クラシカルな街乗りバイク)
BALLAD R
![BALLAD R](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2020/09/26112650/21_ballad_r__british_green-scaled.jpg)
街乗りに適したアーバンバイクの定番。クラシカルでノスタルジックな風情を放つルックスに加え、シフターは往年のWレバー式だ。その姿はヴィンテージと見紛うほどの重厚感あり。オールドテイストながらバテッドクロモリフレームと相まって、シルキーでスムーズなスポーツライドをこなす、リーズナブルで特別な一台である。鋲打ちサドルなどパーツも秀逸。
- 価格:84,000円(税抜)
- フレーム素材:クロモリ
- コンポーネント:シマノ・クラリス
- サイズ:43、49、52、54、56cm
- カラー:British Green、Black
2021年クロスバイク&ロードバイク前年度モデルはこちらから
まとめ
FUJIの特徴は、そのバランス感。ふたつの意味があり、ひとつはどの車種をとっても非常に緻密な設計と製法により、バランスのとれたバイクに仕上がっていること。そしてもうひとつは様々な乗り手の趣向に沿って、バランスの良いバイク展開を行っていること。プロ志向のエアロロードからストリートバイクまで、偏りなくラインナップしているのが長所であろう。今回は紹介しなかったが、シングルスピードの「FEATHER」など人気のある車種ばかりだ。
あなたはどんなバイクを探しているのだろう? きっとFUJIのラインナップにお目当てがあるはずだ。
All photos © AKIBO
公式HP: FUJI
![Y’s Road オンライン アウトレットコーナー](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2021/05/26174750/Ys_banna.png)
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