最新Apple Watchにサイクリスト待望の機能が!スペシャライズドのターマックに乗ってレビュー
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Appleから発売されている「Apple Watch」。watch OS10へのアップデートにより、さらに進化を遂げましたね。そこでAppleがスペシャライズドと開催した、Apple Watch ウルトラ2の製品体験会に編集部員が潜入。よりサイクリングに特化したApple Watchのインプレッションも含め、その様子をレポートします。
FRAMEチャンネルの動画はこちら!
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※記事内の価格は執筆当時のものです
目次
watch OS10でサイクリスト待望の機能が実装!
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2023年秋に実装されたwatchOS 10最大の特徴は、サイクリング向けの新機能が追加されたことでしょう。
ケイデンスセンサー・パワーメーター・スピードセンサーなどのBlootooth対応のサイクリングアクセサリが自動的に接続され、Apple Watchでスピード・ケイデンス・パワーなどが計測できるようになりました。
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初代ウルトラとの違い
私のApple Watch歴はシリーズ3に始まり、現在では初代ウルトラを愛用しています。最新モデルとなるウルトラ2の進化をチェックしていきましょう。
ぱっと見は、ほぼ見分けがつかない?
初代ウルトラと、ウルトラ2。ぱっと見の外見はほぼ一緒です。
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私がシリーズ3から初代ウルトラへ買い替えたときは、つまみがとても回しやすくなったと感じましたが、ウルトラ2でもその操作性はもちろん健在です。デジタルクラウンが大きく、溝も深くて回しやすい。
そしてウルトラといったら忘れてはいけないのがアクションボタン。
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アクションボタンはウルトラシリーズから実装され、頻繁にアクセスする一部の機能にワンタッチで切り替えられるという優れもの。
アクションボタンからアクセス可能な機能
- ワークアウト
- ストップウォッチ
- ウェイポイント
- バックトレース
- ダイブ
- フラッシュライト
- ショートカット
今回はメインの「ワークアウト」機能をアクションボタンに設定し、ワンタッチでワークアウト(サイクリング)を開始できるようにしてみました。(その実用性は、記事後半でしっかりチェック!)
最新機能「ダブルタップジェスチャー」
見た目はそっくりな初代ウルトラとウルトラ2ですが、いくつか異なる点も。最大の違いは「ダブルタップジェスチャー」でしょう。
- ダブルタップジェスチャー
ウルトラ2で搭載された「ダブルタップジェスチャー」は、人差し指と親指で操作するユニークな機能。初代ウルトラにはない機能ですが、つまりこういうことです。
これによってディスプレイに触れることなく、片手だけで簡単に操作が可能に。対象アクションは設定→アクセシビリティでいろいろと選択できます。
- バッテリー
バッテリーの最大使用時間は60時間だった初代ウルトラから12時間も増加! 通常使用時で36時間・最大72時間使用(低電力モード)となりました。
- 画面の明るさ
初代ウルトラは最大2,000ニト*、ウルトラ2では最大3,000ニトとなったことで野外に長時間さらされるサイクリングシーンでも非常に視認性の高い画面となっています。
*)ニト:明るさの度合いをを示す単位で、ここではディスプレイの明るさを指す
ほかにも、ウルトラ2は「タフ」とするだけあって、最大耐水性能は100m・防塵性能はIP6X、チタンが使われたケースは軽くて丈夫、外部からの衝撃に強く耐食性に優れるという進化ポイントが。
ウルトラ2になって、日常使いはもちろん、エンデュランス系アスリートやロングライド派までシーンを問わず活用できるデバイスになりました。
サイクリングの表示機能もたくさんある!
サイクリングワークアウトには以下の指標が含まれ、自分の見たい指標にカスタマイズできます。
- 指標: 現在の心拍数、平均速度、獲得標高、距離
- 指標2: 現在の速度、現在の高度、消費カロリー、平均心拍数
- 心拍数範囲: 現在の心拍数、範囲内の時間、平均心拍数
- スプリット: スプリット数、スプリットペース、スプリット速度、現在の心拍数
- セグメント: セグメント数、セグメント速度、セグメント距離、現在の心拍数
- 高度: 過去30分間の高度プロファイル、上昇した高度、現在の高度
- パワー: 過去30分間のパワープロファイル、現在のパワー、サイクリングケイデンス
- パワーゾーン: 現在のパワー、範囲内の時間、サイクリング平均
- サイクリング: 現在の速度、平均速度、現在の心拍数
- アクティビティリング: ムーブ、エクササイズ、スタンド
スペックの詳細はこちら
Apple Watch ウルトラ2を着けてライド!サイクルコンピューターの代わりになるか?
ライド体験は、スペシャライズドのターマック SL8を使って行いました。
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FRAMEの過去動画でも紹介したターマックですが、完成車の状態で4iiiiのパワーメーターが付属しているというお得っぷり。そんなハイスペックレースバイクのターマックとApple Watchウルトラ2を接続。高級アイテム同士のペアリング、これは気分もアガる……!
ペアリングはケイデンスセンサー、パワーメーターともに、Apple Watchの「設定→Bluetooth→デバイスを選択」でサクッと完了。
Apple Watch側の画面はこんな感じ。
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いい感じです。
ただ、画面が真上を向いていないApple Watchだけでは、サイクリング中の常時確認にはちょっと厳しい。
そこでスマートフォンと併用することに。
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ハンドル上部に専用のマウント、iPhoneにはそれと互換性のあるケースを取り付けることで、手持ちのiPhoneがサイクルコンピューターに早変わり。
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ペアリングが鬼速い! 乗り出しがストレスフリーに
普段乗る頻度が高くハードめなライドの多い私は、各種センサー(スピード・パワー・ケイデンス)のペアリングの速さに驚きっぱなし。
サイクルコンピューターって、調子が悪いとしばらくしないとペアリングができなかったりすることが多々あります。
一方でApple Watchはペアリングが非常に速いので、ストレスフリーにサイクリングを楽しめました。
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乗り始めのモヤモヤとはもうおさらばです。
唯一気になるところといえば、斜度が計測できないことでしょうか。
これはApple Watchの性質上、ハンドルに固定されているサイクルコンピューターとは異なり、腕が常に動き続けているので仕方ないのかもしれませんね。
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ライド履歴も「フィットネス」アプリ→「履歴」からサッと確認できます。
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お手持ちのApple WatchをGPSサイコン化してみては?
watch OS10の搭載が可能なApple Watchなら、ガチサイクリストでだけでなく通勤通学でしか自転車に乗らない方も持っているのではないでしょうか。
かくいう僕も、こんな格好でターマックに乗っていましたから。
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最新のApple Watchは、日常とサイクリングをよりシームレスにしてくれるデバイスとなりました。
「サイクルコンピューターって何?」「よく分かんないけどいろいろ揃えないといけないんでしょ?」
こんな風に思っている方、お手持ちのAppleWatchでGPSサイコン環境が手に入ります。普段のライドを可視化してみると、もっともっとサイクリングの魅力に取り憑かれるかもしれませんよ。
![Y’s Road オンライン アウトレットコーナー](https://asset.jitensha-hoken.jp/blog/wp/wp-content/uploads/2021/05/26174750/Ys_banna.png)
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