2015年版!フレーム素材・価格別おすすめロードバイク18選
※ロードバイクの選び方を知りたい方はまずこちらをご一読ください!
目次
- ロードバイクを選ぶ時に知っておきたい「フレーム素材」と「コンポ」
- アルミのロードバイク5台
- クロモリのロードバイク4台
- カーボンのロードバイク9台
- ”フレームの魔術師”が手がけるカーボンロード-FELT(フェルト) F7
- フルカーボンのエントリーモデル-MERIDA(メリダ) SCULTURA 2000
- 求めやすい価格のエントリーモデルカーボンロード-GIANT(ジャイアント) TCR ADVANCED 3
- フルカーボン&ダンパーで長時間のライドでも快適で疲れ知らず-SPECIALIZED(スペシャライズド) ROUBAIX SL4 SPORT
- 衝撃を吸収するアーチフレームが乗り心地を高める-BH(ビーエイチ) Prisma 105
- イタリアのメーカーが手がけるマルチユースな1台-PINARELLO(ピナレロ) RAZHA K
- ロングライドに最適な軽量カーボンバイク-SCOTT(スコット) CR1 10
- 個性的なフォルムに高い空力性能-KOUTA(クォータ) KRYON(105モデル)
- 軽量かつ軽快な走りを約束-LOOK(ルック) 566 COMPLETED BIKE
- 購入前には必ず試乗を!
ロードバイクを選ぶ時に知っておきたい「フレーム素材」と「コンポ」
ロードバイクを購入する時に知っておきたいのが、「フレーム素材」と「コンポ」。フレーム素材は自転車のフレームに使われる素材で、主に以下のような種類があります。
・比較的安価で、パワーロスの少ない「アルミ」
・しなやかな乗り心地で疲れづらい「クロモリ」
・軽さがウリで高価な価格の「カーボン」
同じロードバイクでも、長距離をゆったり走るロングライド用なのか、それともレースに出場するためのものなのかで、適したフレーム素材が異なります。またコンポと呼ばれる「コンポーネント」は、ギアやシフター、ブレーキなど自転車のパーツの総称で、日本のロードバイクに使われているものは「SHIMANO」製と「カンパニョーロ」製があります。SHIMANO社製のロードバイク用コンポは、スペックの高い順に下記のようなランク分けがされています。
・高級モデル
DURA-ACE
ULTEGRA
・中級モデル
105
・普及モデル
TIAGRA
SORA
それでは、2015年モデルの中で、おすすめの自転車をフレーム素材別にご紹介していきます。価格は高いもので100万円以上のものがあるロードバイクですが、今回ご紹介するものは購入しやすい10万円-20万円台がメインで、一番高いものでも28万円です。
アルミのロードバイク5台
他の素材に比べて比較的安価なアルミフレームは、素材が固いため、ペダリングのパワーロスが少ないフレームと言われています。今回はホビーライドからレースにも対応できるロードバイクをご紹介します。
11万円で8kg台、驚きのコスパ-ARAYA(アラヤ) EXR EXCELLA Race
“ARAYA”(アラヤ) EXR EXCELLA Race 110,000円(税抜)
カラー:[ホワイト・ブルー]/コンポ:SHIMANO TIAGRA
特筆すべきはその軽さ。アルミフレームながら、完成車で8,7kgという重量を実現しています。コンポにはSHIMANO TIAGRAを搭載、シフターにSHIMANO 105を使用し、使いやすい1台です。重量が9kg台を切るモデルは、他メーカーでも15万円前後のものが多いため、この性能と値段はとても魅力的です。
女性にも選びやすいサイズ展開-FELT(フェルト) F85
“FELT”(フェルト) F85 124,000円(税抜)
カラー:[サテンブラック・グロスアーミー]/コンポ:SHIMANO TIAGRA
路面からの衝撃を吸収し、軽量化を図れるカーボン製フォーク(ハンドル下部に伸びる、前輪とフレームを繋ぐパーツ)を標準装備したエントリーモデル。完成車の重量は9.2kgとエントリーモデルとしてはまずまずの重量。フレームサイズも480mmから用意しているため、女性にも選びやすい1台です。
カスタムが楽しい、スタンダードなエントリーモデル-ANCHOR(アンカー) RA6 EX
“ANCHOR”(アンカー) RA6 EX 125,000円(税抜)
カラー:[レーシングレッド・レーシングブルー]/コンポ:SHIMANO SORA
BRIDGESTONEのレース向けブランド”ANCHOR”のアルミロードのエントリーモデルです。こちらの自転車もフォークにカーボン製のものを使用しており、衝撃を吸収しやすい形状のシートステーを備えています。
必要に応じて、コンポやパーツを入れ替えて性能アップしていくのが楽しそうな1台です。
空気抵抗を無くす、技ありなフレーム形状-TREK(トレック) MADONE 2.1
“TREK”(トレック) MADONE 2.1 169,000円(税抜)
カラー:[ホワイト・ブラック]/コンポ:SHIMANO 105
カーボン製のフロントフォークに加え、11速変速のSHIMANO 105を装備した1台。ケーブルをフレームに内蔵し、スッキリとした見た目のフレームは、泥よけやスピードメーターを取り付けるネジ穴を備え、空力による推進効果を狙った独特の形状をしています。
アルミフレームで高い評価を得るメーカーのロードバイク-CANNONDALE”(キャノンデール) CAAD 10
“CANNONDALE”(キャノンデール) CAAD 10(105モデル) 200,000円(税抜)
カラー:[グリーン・ブラック]/コンポ:SHIMANO 105
アルミバイクと言えば、アメリカメーカーのCANNONDALE。長らくアメリカの工場でハンドメイドで製造されており、アルミフレームの製造では高い技術力を持ちます。CAAD 10は、CANNONDALEの中でも評価の高いモデルで、アルミフレームでは世界最高峰の性能を持つと言われている1台です。
次に、クロモリのロードバイクを4台紹介します。
クロモリのロードバイク4台
しなやかな乗り心地と、細いフレームが美しいクロモリのフレーム。長時間乗っても疲れづらい素材と言われており、ロングライド用としてゆったりと乗るのがおすすめです。
今回はクラシカルな大人のためのロードバイクをご紹介します。
イギリス生まれの長く付き合える1台-RALEIGH(ラレー) CRN Carlton-N
“RALEIGH”(ラレー) CRN Carlton-N 112,000円(税抜)
カラー:[アガトブルー・パールホワイト・ブライトカッパー・クラブパープル]/コンポ:SHIMANO TIAGRA(一部、SHIMANO 105)
クロモリフレームを選ぶ時におすすめしたいのがイギリスのメーカーRALEGH。落ち着いたカラーリングが特徴で、飽きずに長く乗ることができます。ダウンチューブにWレバー用の台座が付けられているので、よりクラシカルにカスタムできる1台です。
ロングライド向きの正統派クラシックロード-BIANCHI(ビアンキ) ANCORA TIAGRA MIX 10SP
“BIANCHI”(ビアンキ) ANCORA TIAGRA MIX 10SP 162,000円(税抜)
カラー:[チェレステ]/コンポ:SHIMANO TIAGRA
印象的なターコイズグリーン「チェレステ」の車体が人気のBIANCHIが手がける、ツーリング用ロードです。クラシカルな皮サドルやペダルクリップ、Wレバーのシフターが可愛らしい、正統派クラシックロードです。泥よけを標準装備しているので、オプションでキャリアーを付けて、旅のお供に連れて行きましょう。
クラシカルな大人の魅力、フラットバーロード-COLNAGO(コルナゴ) REZZO
“COLNAGO”(コルナゴ) REZZO 220,000円(税抜)
カラー:[シルキーホワイト・インペリアルグリーン・ブレイジングレッド]/コンポ:TEKTRO、SHIMANOなど
PINARELLOやcinelliと共に、イタリアの高級ロードバイクの一角を成すメーカーCOLNAGO。こちらは、標準装備のWレバーや、光沢のあるフォークなど、全体的にクラシカルにまとめられた1台。シフターはWレバータイプなので、ハンドルを交換しやすく、ロングライド用にカスタムするならばドロップハンドルに交換するのも良いでしょう。
シンプルな中に光る魅力-FUJI SHINARI
“FUJI” SHINARI 280,000円(税抜)
カラー:[ブラック]/コンポ:SHIMANO 105
シングルスピードで人気のメーカーFUJIが手がけるロードバイクです。FUJIらしい細身のクロモリフレーム。ワイヤーはトップチューブに内蔵され、見た目はスッキリと。ポリッシュ加工されたパーツが光る、個性的な1台。コンポはSHIMANO 105を装備し、重量も9.3kgと、しっかりとした性能も持ち合わせたロードバイクです。
最後に、カーボンのロードバイクを9台紹介します。
カーボンのロードバイク9台
カーボンフレームの魅力は圧倒的な軽さです。最軽量のものでは、完成車で4.65kgという脅威的な軽さを持つモデルも登場しています。一方、デリケートな素材なので扱いに気を使う必要があり、価格が高くなってしまうフレーム素材です。
今回は比較的手に入りやすい10-20万円台の完成車を中心にご紹介します。
”フレームの魔術師”が手がけるカーボンロード-FELT(フェルト) F7
“FELT”(フェルト) F7 158,000円(税抜)
カラー:[レッド]/コンポ:SHIMANO SORA
コンポにSHIMANO SORAを装備した、手に入りやすい価格のカーボンロードです。FELTは「フレームの魔術師」と呼ばれるジム・フェルトが立ち上げたアメリカのメーカー。ツール・ド・フランスやオリンピックにもバイクを提供し、数々のチームを勝利に導きました。
フルカーボンのエントリーモデル-MERIDA(メリダ) SCULTURA 2000
“MERIDA”(メリダ) SCULTURA 2000 159,900円(税別)
カラー:[グリーン・UDカーボン]/コンポ:SHIMANO SORA
フルカーボンのモデルながら求めやすい価格を実現したMERIDAのロードバイクです。基本的な性能は備えており、パーツのカスタムによるアップグレードにも備えられる1台です。
求めやすい価格のエントリーモデルカーボンロード-GIANT(ジャイアント) TCR ADVANCED 3
“GIANT”(ジャイアント) TCR ADVANCED 3 170,000円(税抜)
カラー:[ホワイト]/コンポ:SHIMANO TIAGRA
エントリーしやすい価格と高品質を両立し、人気のある台湾メーカーGIANT。コンポにはTIAGRAを使用し、購入しやすい価格を実現しました。さらなる走りを実現したい場合は、ホイールの入れ替えや、コンポの入れ替えをすると良いでしょう。
フルカーボン&ダンパーで長時間のライドでも快適で疲れ知らず-SPECIALIZED(スペシャライズド) ROUBAIX SL4 SPORT
“SPECIALIZED”(スペシャライズド) ROUBAIX SL4 SPORT 215,000円(税抜)
カラー:[グロスハイパーグリーン・サテンチャコール]/コンポ:SHIMANO 105
レーシングカー用ショックにも匹敵するゼルツ振動減衰機構が、カーボンフォークとシートステーに搭載されてます。カーボンフレームとの組み合わせにより、路面の振動を効率的にしてくれます。ケーブルはフレーム内を通る構造のため、外見もすっきりしています。
衝撃を吸収するアーチフレームが乗り心地を高める-BH(ビーエイチ) Prisma 105
“BH”(ビーエイチ) Prisma 105 220,000円(税抜)
カラー:[イエロー・レッド・ホワイト]/コンポ:SHIMANO 105
振動吸収にターゲットを絞ったアーチドフレーム設計で、快適な乗り心地を実現したモデル。電動式と機械式の両コンポーネントに対応し、近年増えてきた電動コンポ(スイッチを軽く押すことで変速が可能なディレイラー)に変更したい場合も安心です。
イタリアのメーカーが手がけるマルチユースな1台-PINARELLO(ピナレロ) RAZHA K
“PINARELLO”(ピナレロ) RAZHA K 253,000円(税抜)
カラー:[ホワイト・ブラックレッド]/コンポ:SHIMANO 105
高い剛性と振動減衰性を持ちあわせたフルカーボンロードで、ホビーライドにもレースにも対応できる、マルチユースな1台です。よく走る自転車は様々な用途に対応できます。
ロングライドに最適な軽量カーボンバイク-SCOTT(スコット) CR1 10
“SCOTT”(スコット) CR1 10 258,000円(税抜)
カラー:[マットブラック]/コンポ:SHIMANO ULTEGRA
軽量カーボンバイクのパイオニア的1台。メインコンポにSHIMANO ULTEGRAを装備し、CR1 Carbonフレームを採用。振動吸収性能は効果的で、軽量かつ快適性も兼ね備えているため長距離ライドでも疲れません。
個性的なフォルムに高い空力性能-KOUTA(クォータ) KRYON(105モデル)
“KOUTA”(クォータ) KRYON(105モデル) 265,000円(税抜)
カラー:[ダークグレー・ホワイト×レッド・ホワイト×ピンク]/コンポ:SHIMANO 105
レースからロングライドまで用途を選ばずに高性能を発揮する設計のフルカーボンモデル。タイヤに沿うように変形したシートチューブやシートポストは風の抵抗を減らし、滑らかな走りを実現します。
軽量かつ軽快な走りを約束-LOOK(ルック) 566 COMPLETED BIKE
“LOOK”(ルック) 566 COMPLETED BIKE 280,000円(税抜)
カラー:[ブラック]/コンポ:SHIMANO 105
可愛らしいロゴのメーカーLOOKですが、この自転車のお値段は可愛らしくありません。重量8.15kgのこのモデルは、剛性を保ちながら軽量化を実現。ペダルに伝えた力をダイレクトに路面に伝えてくれます。加速も快適で、値段に見合った快適な走りができるはずです。
購入前には必ず試乗を!
冒頭でもお話しましたが、自転車は用途によって求められる性能やスペックが異なります。値段、フレーム素材、スペック、色など自転車に求めるものによってあなたに適した1台が必ずあるはずです。
ロードバイクは乗り心地や、ペダルやブレーキのリアクションなど、車種によって細かい違いがあります。安い買い物ではないので、お店で試乗を行って購入に進みましょう。
ロードバイクを買うと、こういう楽しみ方ができます!
三浦半島サイクルスタンプラリーに挑戦してきました!
バージョンアップした2016年版のロードバイク記事はこちらをご覧ください。
「2016年最新版!最高の走りを手に入れるためのオススメロードバイク15選」
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WRITTEN BYスズキ ガク
1986年生まれのライター・編集ディレクター・元自転車屋の店員/ 大学を卒業後、自転車日本一周と、ユーラシア大陸輪行旅行を行う。 編集ディレクターとしての担当媒体は「未来住まい方会議 by YADOKARI」