スポーツバイクとセットで購入するアイテムのひとつがヘルメット。種類が多すぎて何を選べばよいか迷ってしまいませんか?
スポーツ自転車を購入したばかりの人、今までヘルメットをかぶらずスポーツ自転車に乗っていたユーザーへ向けて、正しいヘルメットの選び方や、おすすめのモデルをプロメカニックに教えてもらいました!

ヘルメット、ロードバイクには必須!


ヘルメットはロードバイクに必須!
スポーツバイクを購入する際、ライトやカギは購入してもヘルメットは後回しという方も多いのではないでしょうか。

  • 予算オーバーになってしまうから
  • かぶるのに抵抗があるから
  • そもそも必要なの……?

結論から言うと、ヘルメットは必須!ロードバイクなら時速30km以上という高速で走ることが出来ますし、クロスバイクでも車道で常に車と隣り合わせとなると危険も増します。安全性を高めるためにもヘルメットの装着を強くおすすめします。

ママチャリよりも容易にスピードが出せるスポーツ自転車、場合によっては落車したときの深刻度合いがまるで違う

▲ママチャリよりも容易にスピードが出せるスポーツ自転車、場合によっては落車したときの深刻度合いがまるで違う



安全性と機能性の両立


ロードバイクのヘルメット、あの独特な形状にはちゃんとした理由が。
ロードバイクのヘルメット、あの独特な形状にはちゃんとした理由が。

  • 流線形のデザイン
    自転車のヘルメットには色々な種類がありますが、中でも一番多いデザインが、画像上のタイプ。流れるような形状は、空気抵抗や通気性を高めるために考えられたデザインなのです。
  • 穴=通気口
    自転車に乗ると体温が上がり汗をかきます。ヘルメットにあるたくさんの穴は、頭の蒸れを防ぐ通気口の役割を果たします。
  • 素材は発泡スチロール&樹脂
    ヘルメットの素材は、発砲スチロールで成型されたものに樹脂を貼り付けた構造です。ちょっと頼りなさそうな印象を受けますが、発砲スチロール自体はかなり硬く、上から貼り付ける樹脂が強度アップにもつながっています。
  • 軽量化
    長時間走行することを想定し、首や肩の負担を減らすために軽量化が図られています。

ヘルメット ロードバイク 必要


▲ヘルメットにあるたくさんの穴は、頭の蒸れを防ぐ通気口の役割を果たす。


安全性と機能性を両立させることでこのような形状になるのです。

正しいヘルメットの選び方


ヘルメットを選ぶ上で、第一に考えることは、自分の頭に合ったヘルメットを選ぶことです。自分の頭は小さめか大きめか、横が広めかなど特徴を知っておくと良いでしょう。

「ヘルメット×頭のカタチ」相性チェック方法


自分の頭に合っているヘルメットかどうか確認するには、次の5つのステップでチェックしてみましょう。

  1. まず気になったものをかぶってみる。そばに鏡があると良いでしょう。
  2. 深くかぶれているかチェックする。側頭部が引っ掛かり深くかぶれない場合は、サイズが小さいか、横幅の狭いモデルです。
  3. 深くかぶれるのを見つけたら、後頭部にあるサイズ調整のアジャスターを締め込みフィットさせる。
  4. アジャスターを締めてもヘルメットが左右にずれないか確認する。ずれたりするのであればサイズが大きいモデルです。
  5. 以上を繰り返し、自分の頭に合ったヘルメットを見つけていく。

頭に合ったヘルメットが見つかれば、そのモデルのカラーラインナップを確認して、好きな色を選びましょう。

ヘルメットのサイズ感は、メーカーによって異なります。靴と同じように試着してから購入することをおすすめします。

高価なヘルメットは何が違う?



ヘルメットはモデルによって価格に幅があります。安いもので3,000円から、高いものになると3万円以上するものも。その違いが気になるところですね。

価格が高いヘルメットの特徴は…

  • より衝撃に強い構造
  • より通気性の高い構造
  • かぶった時のフィット感
  • あごひもなどに特殊な素材を採用
  • 軽量化を図った特殊な設計や複雑な製造方法

例えば、より衝撃に強い構造のヘルメットは、頭に大きな衝撃を受けた場合に、ヘルメットが粉砕しない機能を持ったモデルがあります。

かぶった時のフィット感とは、ヘルメットのアジャスター機能などを使うことで、頭に違和感がなく、包み込まれるような感覚になることです。その結果、快適な走行につながっていきます。

安いヘルメットを購入してしまうと思わぬ危険がはらんでいます。百聞は一見に如かず、こちらをどうぞ。


メカニックが選ぶおすすめのヘルメット14選


ここからはヘルメットのメーカーごとの特徴とあわせて、おすすめモデルをたっぷりと紹介していきます。

OGK KABUTO(オージーケー カブト)


オージーケーカブトは自転車、オートバイのヘルメットを製造する日本のメーカーです。

日本人の頭部の形状に多いのが側頭部が広いことです。オージーケーカブトは日本人の頭部に合わせた設計のため、なかなか自分に合ったヘルメットが見つけられない人もオージーケーカブトならフィットすることが多いと言われています。

RECT(レクト)


オージーケーカブトのエントリーモデル。日本人にフィットする、コンパクトでスタイリッシュなレース対応モデルでありながら1万円を切るのが魅力です。初めてのヘルメットにおすすめしたい商品です。

  • サイズ:M/L
  • 価格:¥7,200(+消費税)

OGK KABUTO(オージーケーカブト)RECT


VITT(ヴィット)


オージーケーカブトのスタンダードモデル。サイズは3サイズ展開されているため、頭の小さい人から大きい人まで全ての日本人をカバーできると言っても過言ではありません。VITTの特筆すべき点は、シールドが標準装備で付いているところ。マグネットの取り付けにより脱着も簡単で、眼鏡とは干渉しないように設計されています。

  • サイズ:M/L、L、XL/XXL
  • 価格:¥13,000(+消費税)

OGK KABUTO(オージーケーカブト)VITT


AERO-V1


空力と通気性を両立させた快適なエアロモデル。走行中に滞留するヘルメット内部の熱気を効率よく排出する構造を持ちます。シールド取り付け用のマグネットが内蔵されているため、お好みで装着できます。(シールドは別売りです。)

  • サイズ:S/M、L/XL
  • 価格:¥18,000(+消費税)

OGK KABUTO(オージーケーカブト)AERO-V1


GIRO(ジロ)


創業者ジム・ジェンテスが30年前に世に出したアメリカンブランドです。それまでのヘルメットとは異なる、画期的な構造はその後の自転車用ヘルメットのあり方に多大な影響を与えたと言われています。

その先進性は今もなお健在で自転車が人生に与える可能性を信じ、ライダーたちのフィードバックを得ながら、新たなアイデアを生み出し続けています。

SAVANT AF(サバント アジアンフィット)


ジロのラインナップではエントリーモデル。非常に軽量に作られていて、Mサイズで226gという軽さ。また通気性も抜群のため、長距離でも快適な性能を備えています。アジアンフィットモデルであることも嬉しい点です。価格も税抜きで1万円を切っており、高コスパなヘルメットと言えるでしょう。

  • サイズ:S、M、L
  • 価格:¥9,600(+消費税)

SAVANT AF(サバント アジアンフィット)


SYNTAX MIPS AF (シンタックス ミップス アジアンフィット)


MIPSを搭載した2019年最新のスタンダードモデル。MIPSとは多方向衝撃保護システム(Multidirectional Impact Protection System)の略で、衝撃に対して脳に伝わる回転エネルギーを減少させる技術です。
またAF(アジアンフィット)を採用しおり、ワイド&深めの形となっているため、日本人の頭にフィットします。

  • サイズ:S、M、L
  • 価格:¥15,800(+消費税)

SYNTAX MIPS AF (シンタックス ミップス アジアンフィット)



LAZER(レイザー)


1919年 ベルギーにて、創設者ロジャー・ラクロワによるオートバイ用 革製衣類の生産からスタートした世界最古のヘルメットメーカーです。

1930年にはリジッドレザー ヘルメットを、1948年にはアルミ合金製ヘルメットを開発・生産。以来、ヘルメットの歴史と共に90年以上を歩んできた世界屈指のヘルメット ブランドです。

Blade AF(ブレイド アジアンフィット)


アドバンスドロールシスを採用した軽量性、機能性に優れたミドルモデル。待望のアジアンフィットモデルも登場し、コストパフォーマンスに優れた商品です。

  • サイズ:S、M、L
  • 価格:¥10,000(+消費税)

Blade AF(ブレイド アジアンフィット)


Century AF(センチュリー アジアンフィット)


LAZER社の創業100周年を記念して作られたモデル。ヘルメット中央部に設けられたカバーは、取り付けの向きや脱着によって、エアロ性能と通気性能の調整が可能です。

  • サイズ:S、M、L
  • 価格:¥17,500 (+消費税)

Century AF(センチュリー アジアンフィット)


バレット 2.0アジアンフィットとセンチュリーアジアンフィットの詳細はこちら


KASK(カスク)


イタリアに本拠を置くKASK社は、自転車、スキー、登山、建設現場など、様々な分野において、最先端のヘルメットを開発し、人々の頭部を保護しています。

2004年創業という若い会社ということもあり常に革新的なデザインを発信しています。

MOJITO X(モヒート エックス)


私が今までかぶったヘルメットの中で、一番フィット感が良かったモデルです。カスクは日本人に多いと言われる側頭部が広い頭の形にもしっかりフィットするメーカーです。MOJITO X は、重さ220gと軽量で、26個の通気孔を持っており風通しも完璧。サイズは大小4サイズを展開し、カラーラインナップも豊富なため幅広いユーザーにフィットするモデルです。

  • サイズ:S、M、L、XL
  • 価格:¥15,800(+消費税)

MOJITO X(モヒート エックス)


KASK特集記事はこちらからどうぞ。


BELL(ベル)


世界で初めて自転車専用ヘルメットを開発したアメリカの老舗メーカーです。モータースポーツのヘルメットも製造しており、非常に高いノウハウを持ったメーカーです。

DRAFT AF(ドラフト アジアンフィット)


税抜1万円以内で購入できるヘルメットの中では通気性に優れ、頭は涼しく快適で走りに集中できます。

  • サイズ:UA
  • 価格:¥7,200(+消費税)

DRAFT AF(ドラフト アジアンフィット)


BELLの特集記事はこちらから。


BONTRAGER(ボントレガー)


ボントレガーはアメリカナンバーワンスポーツバイクブランドであるTREK傘下のパーツ・アクセサリーブランドです。

Specter WaveCel (スペクター ウェーブセル)


最先端のWaveCel テクノロジーがあらゆるライドで頭を守る、軽くて通気性に優れるサイクリングヘルメット。WaveCel とは、サイクリングで生じる頭部損傷を予防するための、革新的な技術です。サイクリングから通勤まで様々なライドに使うことができ、日々の安全、安心を得ることができます。

  • サイズ:M、L
  • 価格:¥19,444(+消費税)

LINK:Specter WaveCel (スペクター ウェーブセル)


ボントレガーについてはこちらの特集記事も参考にしてください。


その他ラインナップはこちらから。


MET(メット)


メットは軽量かつ高い安全性が特徴のイタリアのメーカーです。

RIVALE HES(リヴァーレHES)


クーリング性能に特化したエアロヘルメット。背面部分が口のように大きく開いているのが特徴でこの通気口によって高いクーリング性能を実現。さらにシェル内側部分にポリカーボネイト製の骨格を組み込むHESテクノロジーを採用し安全性を向上させています。

  • サイズ:S、M、L
  • 価格:¥13,200(+消費税)

RIVALE HES(リヴァーレHES)


MET特集記事はこちらから。


POC(ポック)


スウェーデンの新進気鋭ブランド、ポック。激しいMTBやスノースポーツで培った技術を生かしロードバイク用ヘルメットもデビューしました。

Octal(オクタル)


安全性と軽量化を両立させるため、必要な部分だけを厚くして最適化したEPSライナーとユニボディシェルを採用。重量200グラム弱は業界でもトップクラスの軽さです。また通気口形状に独自の手法を取り入れて高い通気性の確保に成功しています。

  • サイズ:M、L
  • 価格:¥26,000(+消費税)

Octal(オクタル)


ABUS(アブス)


ABUSはドイツ発祥の欧州ナンバーワンロックブランドです。
通勤や通学に使うのに本気すぎる流線形のヘルメットは気後れしてしまう人もいるでしょう。アブスのヘルメットは安全性は確保したままルックスをカジュアルダウン。普段着にもあうヘルメットを提供しています。

Metronaut (メトロノート)


さりげなくかぶれば誰もヘルメットとは気づかないでしょう。 乗馬用ヘルメット調のトラディショナルなデザインがとてもおしゃれです。25箇所ものベンチレーションで通気性を確保、軽量でサイズ調整も容易です。

  • サイズ:L
  • 価格:¥11,500(+消費税)

Metronaut (メトロノート)


rinproject(リンプロジェクト)


リンプロジェクトは自転車といっしょに暮らし、旅をするためのサイクルグッズを作っています。場所、年齢、服装、どんな状況でも主張しすぎず、とけ込みやすいアイテムが特徴です。

カスク


かつて、自転車レースで頭部保護具として使われていたのがカスクです。リンプロジェクトは東京下町の職人により、現代風にアレンジしたカスクを製造しています。

現代のヘルメットより通気性や衝撃吸収性能は劣りますが、小さく畳むことができる形状は、持ち運びもしやすく、ゆっくりとサイクリングを楽しむには良い相棒となるでしょう。

  • サイズ:M、L
  • 価格:¥14,000(+消費税)


自分に合ったヘルメットを選ぶためのQ&A


ここからはよりヘルメットの正しい知識を深めてもらうために、よくある質問をQ&A形式でご紹介していきます。

ヘルメットにはサイズがある?


もちろんです。靴や服のように体に身に着けるものなのでサイズがあります。高価なヘルメットになるほどサイズ展開も広く、より自分の頭に合ったヘルメットが選びやすくなる傾向があります。

S,M,Lのように3サイズ展開しているモデルが一番多く、4サイズを展開しているモデルもあります。(KASKのMOJITOなど)

ヘルメットの正しいかぶり方とは?


  1. ヘルメットを深めにかぶります。
  2. ヘルメットが眉毛のすぐ上にくるように角度を合わせ、左右均等にかぶります。このときに額が見えるほどヘルメットの先端が上を向いていたり、傾いていてはいけません。
  3. 後頭部にあるアジャストダイアルを回し、頭全体を締め付けることでフィット感を出していきます。
  4. あごとあごひもの間に人差し指一本入れられるか確認します。入らない場合や、緩すぎる場合は適切にあごひもの長さを調整します。
  5. 慣れるまで鏡で確認し、正しくかぶれていればOKです。

ヘルメットの室内での保管方法と駐輪時の保管は?


ヘルメットを室内で保管するときは、風通しの良い場所がおすすめです。直射日光や高温になる場所は、発泡スチロールと樹脂の劣化をもたらし、ヘルメットの寿命を縮めてしまう原因になります。

さらにヘルメットの使用後は、湿った布で汚れを拭き取ったり、消臭剤等を振りかけて風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。

駐輪時の保管方法は、ハンドルに引っ掛けておくのが一般的
駐輪時の保管方法は、ハンドルに引っ掛けておくのが一般的です。そのときにヘルメットのあご紐をハンドルに巻き付けておくと良いでしょう。盗難の危険性もあるので、自転車に鍵をかける際に、ヘルメットの通気口に鍵を通すことをおすすめします。

ヘルメットで蒸れないようにするには?


サイクルキャップをかぶってからヘルメットをかぶるとサイクルキャップが汗を吸収し、快適な走りをサポート

まずは通気性の高いヘルメットを選ぶことが一番です。
それ以外の対応方法として、サイクルキャップをかぶってからヘルメットをかぶるとサイクルキャップが汗を吸収し、快適な走りをサポートします。

薄いメッシュ生地のサイクルキャップも存在するので、より通気性が高まり不快な蒸れから解放されます。

汗止めとしても優秀なサイクルキャップ特集はこちらから。


ライト付きのヘルメットとは?


ヘルメットの後頭部にライトが付属しているヘルメットがあります。夜間の走行は目視ができない分、後方の安全性は大事です。ヘルメットと自転車両方にリアライトがあることで、ドライバーも自転車を発見しやすくなり安全性が高まります。

別途でヘルメットライトを販売しているメーカーもあるので、ライト付きのヘルメットでなくても後から装着は可能です。
後付マウントの一例はこちら。
ボントレガー ブレンダーマウント

ヘルメットの交換時期はいつ?


ヘルメットの寿命は3年が目安と言われています。自転車のヘルメットは紫外線や雨、土などの自然環境はもちろん、自身の汗や皮脂などにさらされ続けています。

それらが要因となりヘルメットは徐々に材質劣化が進行するため、長期間使用されたヘルメットでは万一のアクシデントの際に十分な保護性能を発揮できないおそれがあります。古くなったヘルメットはずっと使い続けず、3年を目安に交換することをおすすめします。

大事なのは自分に合ったヘルメットを正しくかぶること


自転車に乗る時間、回数が増えるほど事故にあう可能性は高まります。そして、ヘルメットは万一の時、自分守ってくれる存在です。今までヘルメットをかぶってなかった方はこの機会にヘルメットを重要性を再確認してみてはいかがでしょうか。

高価なヘルメットはすべての面で安心できる構造となっていますが、一番大事なのは自分の頭にあったヘルメットを選び、正しいかぶり方を実践することです。

これができないとせっかく高価なヘルメットを選んでも機能を発揮するどころか逆に安全性に不安をもたらしてしまいます。

この機会にヘルメットの正しい知識を理解し、自分に合ったヘルメットを見つけてみてはいかがでしょうか。

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