超軽量ロードバイクはヒルクライムの正義! Emonda SLR(エモンダSLR) 2018、本気で試乗
date : 2017.08.17 update : 2017.08.31

ヒルクライムは楽し・苦しい。それを「超楽しい」に変えられる!?

峠を登る=ヒルクライムといえば、日本ではレースでもサイクリングでも一番人気があるロードバイク・アクティビティですよね。

日本はなにせ島国なので地形は起伏に富んでいるし、都会でもちょっと郊外へ走ると大なり小なり峠があなたの前に立ちはだかります。緑の森の中、木漏れ日の林の中を懸命に自分の力だけで走り、なんとか登りきり山頂に到着したときの爽快感と達成感たるや!ハマる人が多いのも納得です。

ただし、ヒルクライムには喜びと引き換えに、最大の難点が。「重力に逆らって前に進まなくてはならないので、めっちゃ苦しい」ということです(皆さんの大きなうなずきが見えるようです)。

そんなあなたの「苦しい」をもっと「楽しい」に変えてくれるのが、特にヒルクライムで威力を発揮する超軽量バイクEmonda SLR(エモンダ エスエルアール)2018モデル。今年、TREK(トレック)は最軽量ロードバイクであるエモンダをフルモデルチェンジし、これまで以上に軽量化を達成しながらも秀逸なライドパフォーマンスを発揮するバイクを完成させました。

Emonda SLRの開発には現代を代表するヒルクライマー、アルベルト・コンタドールの知見が活かされている(C)Trek Japan

Emonda SLRの開発には現代を代表するヒルクライマー、アルベルト・コンタドールの知見が活かされている(C)Trek Japan

You Tuberけんたさん、エモンダSLRで実際にヒルクライムしてみたら

さて、従来モデルからすっかり新しくなったエモンダSLRに興味を持ったのが、日本で一番自転車乗りに支持されているYou Tuberのけんたさん。
「僕自身は今ホイールまで入れて約10kgのクロモリロードバイクに乗っていて、それはそれでとても乗り味気に入ってるんですが、610g*ですか・・・。フレーム、指1本で持てちゃいますよね!」(けんたさん)
*50cmH1フィットで未塗装の場合

塗装しても640g!なんと小指1本で支えられるフレームの重さ!

塗装しても640g!なんと小指1本で支えられるフレームの重さ!

けんたさんは特にヒルクライマーではないものの、地元埼玉の白石峠に週末出かけたり、山岳ブルベに出たりなど、峠は決して嫌いなほうではないので、「コンタドールのために創られたという新しいエモンダで実際にヒルクライムしてみたい!」

ということで、トレック・ジャパンの野口さん(MTBクロスカントリーでアジア選手権制覇すること3回の元プロ選手)におつきあいいただき、ヒルクライムに挑戦することに。向かうは鞍馬寺。源義経が修行したという伝説の由緒ある寺をスタートし、京都のヒルクライマーたちが必ず走るという花背峠を目指します

「僕はホント坂は大嫌いで。体型見てもらったら分かるとおり、ちょっと運動すると筋肉がつく、スプリンタータイプなんですわ。現役を引退したのが10年前、それから好んではヒルクライムをやりません」(私はヒルクライム遅いです)と柔らかな関西弁でほのめかす野口さん。
「そんなまたまたー。僕だって遅いですよー。だから少しでも坂が楽に登れるようになるといいなと思って」とにこにこ顔のけんたさん。野口さんはシッティングのまま強靭な筋力を活かしてコツコツトルクで登っていくタイプ、けんたさんは適度にダンシングを入れながら軽やかに登るタイプ。その二人がおしゃべりしながら登っていく花脊峠。

その楽しい動画はこちらでご覧ください▼

野口さんはエモンダSLR6、けんたさんはエモンダSLR8で峠にトライ

シッティングの野口さんとダンシングのけんたさん、リズムが違う2人でもエモンダSLRの軽やかさは同じ

シッティングの野口さんとダンシングのけんたさん、リズムが違う2人でもエモンダSLRの軽やかさは同じ

けんたさんの感想は?
「軽い!ただ車重が軽いだけじゃないかも。なんか、5%くらいの斜度だったらほとんど平坦に感じるくらいするすると登れます。めちゃめちゃ調子よかったです」

野口さんも
「うん、けんたさん後ろから見ててもすごく軽そうにペダル回してましたねぇ」と同意。

180cmある大柄なけんたさん、どちらかというとパワー系のライダー。ゆえに、軽いカーボンに憧れながらも、踏み込んだら応えてくれる剛性の高いエアロ系バイクに最近惹かれていたそうですが、「エモンダSLRというヒルクライム向けの超軽量バイクに乗ってみて、ここまで楽に登れるのかと驚きました。踏みこたえもしっかりしてるし、やっぱり軽さは正義かも。欲しくなっちゃうなぁ・・・」とエモンダSLRをじっくり眺めていました。

頂上に到着してこの笑顔

頂上に到着してこの笑顔

そもそも、なぜヒルクライムでは「軽いほうがいい」のか

これ、車に例えてみると想像がしやすいのです。
例えばここにポルシェのエンジンがあったとします。ポルシェのエンジンはスポーツカーだけあって、加速力がすごいですよね。もし軽自動車のエンジンをポルシェのエンジンに載せ替えて走った場合と、大型トレーラーのエンジンをポルシェのエンジンと入れ替えて走ってみた場合、どちらが速いと思いますか?もちろん、車体重量が軽い軽自動車です。エンジンへの負荷も、車体重量が軽い軽自動車のほうが軽くて済みます。

「同じ出力なら、重量が軽いほうが速くて楽」。この法則は平地でも変わらないのですが、より重力負荷がかかるヒルクライムでは、それが顕著になるというわけ。ちなみに、加速性能を表すこの指標は「パワーウェイトレシオ」と呼ばれています。ヒルクライムの大会に出るべくトレーニングしている人には、馴染み深い言葉ですよね。重量の違いによる加速の変化は、わずか500g程度でも感じられると言います。

同じ出力なら軽いほうが速い。同じアナタなら自転車が軽くなるとその分確実に速くなる!?(2人ともサイズは56cm)

同じ出力なら軽いほうが速い。同じアナタなら自転車が軽くなるとその分確実に速くなる!?(2人ともサイズは56cm)

超軽量モデル・エモンダSLRは何が優れているのか

同じパワーなら軽いほうが速いという絶対法則。ヒルクライムのレースに出るアマチュアライダーの間でも「軽量化」は大きなキーワード。全車重から、自分の体重から、ホイールから、シートポストのカーボン化やフロントのシングル化など、こだわる人は徹底的に細かいパーツにまでこだわるようです。そんな中、「ヒルクライムに特化した超軽量ロードバイク」エモンダSLRが優れている点はどこにあるのでしょうか?

超軽量というからには「フレームが軽い」

今年は各社がヒルクライムに特化した軽量モデルを発表していますが、その中でもエモンダSLR2018は塗装を含まないとわずか610gと、業界最軽量。従来モデルと比較しても50gの軽量化を遂げ、キャリパーブレーキモデルでは640g(サイズ56cm、塗装含む)、そしてÉmondaシリーズ初となるディスクブレーキモデルにおいても665g(サイズ56cm、塗装含む)。下記の表を見れば一目瞭然ですが、同じように「超軽量モデル」と謳っていても、E社とは300g近い重量の差があります。

Emonda SLR A社 B社 C社 D社 E社
640g 650g 733g 777g 820g 900g
業界最軽量の640gを実現したエモンダSLR(C)Trek Japan

業界最軽量の640gを実現したエモンダSLR(C)Trek Japan

ライドパフォーマンスを犠牲にしない

軽量化したバイクで多くの場合問題となるのは「軽いのはいいけれど、踏んでも応えてくれない」ということ。「トレックでは、軽くするからといってそのパフォーマンスを犠牲にすることは絶対にあり得ない。」と、トレックの製品開発責任者がこれまでの開発エピソードを語るように、軽量化が図られたこのエモンダ SLRのライドパフォーマンスも従来のモデルから一切損なわれていません。ヘッドチューブやBB周りの剛性をさらに高くし、加速性能やコーナリングでのハンドリング性能を高めています。『走りの質を徹底的に追求しながら、さらなる軽量化を実現した』という点が最大の特徴と言えるでしょう。

ダンシングで踏んでもしっかり応えてくれるのは剛性を高めるBB90を使用しているから

ダンシングで踏んでもしっかり応えてくれるのは剛性を高めるBB90を使用しているから

乗り心地も犠牲にしない

乗り心地の決め手となる振動吸収性も、ヒルクライムに特化した軽量カーボンバイクでは犠牲になりがちでした。このエモンダSLRでは推進力を掌るバーティカル・コンプライアンス(シートチューブの縦方向へのしなり)を高め、それが振動を吸収します。

ヒルクライムに特化しながらも、優れた振動吸収性で疲れにくい(C)Trek Japan

ヒルクライムに特化しながらも、優れた振動吸収性で疲れにくい(C)Trek Japan

「きちんと止まり、美しい」ディスクブレーキ

ヒルクライムとセットになっているのがダウンヒル。上った分だけ下りの楽しみがあります。長く急なダウンヒルで使用するブレーキは、走りの限界を追求したい人にとってフレームそのものと同じくらい大事なコンポーネントですよね。2018モデルでは軽い力でしっかり止まるディスクブレーキモデルがエモンダシリーズ初登場。フラットマウントディスクブレーキにおいては従来のディスクモデルより、コンパクトで軽く、上品な見た目に仕上げられています。

ディスクブレーキモデルがエモンダシリーズ初登場(C)Trek Japan

ディスクブレーキモデルがエモンダシリーズ初登場(C)Trek Japan

業界最高の保証

「超軽量バイクは軽量な分薄くて壊れやすい」ーーそう思っている人はいませんか?
トレックのバイクにはすべて、業界最高の保証である「生涯保証」が付いています。これは材質上および製造上の欠陥に対しての保証となり、通常の使用で製品に何か欠陥が見つかった場合は、それが何年経っていようと保証されます。それだけ製品には厳しい製品テストを繰り返し行い、絶対的な自信を持っている証拠でしょう。※アクシデントによる落車、転倒などの外的要因により発生したダメージに関しては保証対象外です。

生涯保証が付いているエモンダSLR(C)Trek Japan

生涯保証が付いているエモンダSLR(C)Trek Japan

■Émonda SLRのラインナップ

【Émonda SLR 9】1,111,000円(税抜)
フレーム:Ultralight OCLV 700 Series
メインコンポ:Shimano Dura-Ace Di2
ホイール:Bontrager Aeolus 3 D3 Tubeless Ready
サドル:Bontrager XXX フルカーボン
ハンドルバー:Bontrager XXX, OCLV carbon

Émonda SLR 9

Émonda SLR 9

【Émonda SLR 8 Disc】893,000円(税抜)
フレーム:Ultralight OCLV 700 Series
メインコンポ:Shimano Dura-Ace
ホイール:Bontrager Aeolus Pro 3 Disc(NEW)
サドル:Bontrager Montrose Elite
ハンドルバー:Bontrager XXX, OCLV carbon

【Émonda SLR 8】797,000円(税抜)
フレーム:Ultralight OCLV 700 Series
メインコンポ:Shimano Dura-Ace
ホイール:Bontrager Aeolus Pro 3(NEW)
サドル:Bontrager Montrose Elite
ハンドルバー:Bontrager XXX, OCLV carbon

Émonda SLR 8 Disc

Émonda SLR 8 Disc

【Émonda SLR 6 Disc】643,000円(税抜)
フレーム:Ultralight OCLV 700 Series
メインコンポ:Shimano Ultegra R8000
ホイール:Bontrager Paradigm Comp Tubeless Ready, 12mm thru axle
サドル:Bontrager Montrose Elite,
ハンドルバー:Bontrager XXX, OCLV carbon

Émonda SLR 6 Disc

Émonda SLR 6 Disc

【Émonda SLR 6】547,000円(税抜)
フレーム:Ultralight OCLV 700 Series
メインコンポ:Shimano Ultegra R8000
ホイール:Bontrager Paradigm Comp Tubeless Ready
サドル:Bontrager Montrose Elite,
ハンドルバー:Bontrager XXX, OCLV carbon

Émonda SLR 6

Émonda SLR 6

※Émonda SLR Discについては、P1nowのアップチャージ費がかかります。

ÉMONDA SLRのページはこちら

■トレックとは
米国、ウィスコンシン州ウォータールーに本社を構えるTREK Bicycle Corporationは、アメリカでシェアNo.1を誇るスポーツバイクメーカーです。1976年に創立されて以来、その卓越した技術力で革新的な自転車を世に送り出し、本物を求める多くのサイクリストに広く愛用される世界有数のスポーツ自転車メーカーに成長。世界最大の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスやMTBワールドカップなどで活躍するバイクをつくり、名実ともに世界のトップブランドとして常に最先端を走り続けています。

問い合わせ先
提供:トレック・ジャパン
企画制作:FRAME編集部

Photos and video by Kentasan and Seiya Matsumura


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Written by FRAME編集部

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