ロードバイクに興味を持った時に、びっくりしたことが2つあります。
ひとつはピチピチのサイクルジャージ(特に下半身とすね毛がツルツル)で乗ること。
もうひとつは、シューズとペダルを固定して乗るという初心者からすると恐怖の仕組み。

転倒したら大怪我もしくは死ぬんじゃないか? 自分はビンディングシューズやめておこうと思ってましたが、「郷に入れば郷に従え」。今ではすっかりロードバイクはビンディングです。

ロードバイクは初心者でも25km〜30kmのスピードで走れます。慣れてきて、郊外やヒルクライムなど楽しむようになれば、引き足が使え、ダンシングができるビンディングシューズのほうが、もちろん楽に遠くへ走れます。

ただ、ある程度ロードバイクやマウンテンバイクに乗り慣れるまでは、フラットペダルで走るほうがいいと思います。街乗りだと歩行者の飛び出しなどトラブルも多い。ロードバイクに乗り慣れてない状態でペダルに固定しているビンディングだと、サっと足が着地できずに大きなケガをすることもあるからです。

私自身も最初はフラットペダルで乗り始めたのですが、シューズ選びは悩んだので、今回はシューズ選びのポイントやオススメシューズをご紹介。

▲シューズとペダルが固定されている、ビンディングシューズがロードの主流。

▲シューズとペダルが固定されている、ビンディングシューズがロードの主流。



安全かつオシャレ。シューズを選ぶ4つのポイント


▲フラットペダル側にも滑りにくい工夫がしてある。

▲フラットペダル側にも滑りにくい工夫がしてある。


フラットペダルで履くシューズで気をつけたいポイントは以下になります。

  • ソールが固めで、しっかり踏み込める
  • ペダルからシューズが滑りにくいグリップが効くソールである
  • 軽くて通気性が良い
  • 自分のファッションに合わせられる

ロードバイクはフラットペダルでもスピードは出せるので、まずは走行上の安全面も考えたシューズ選びが必要です。でもそれだけでは楽しくない。自転車やウェアとのコーディネイトで選んでみるなど、遊び心を発揮してみましょう。

ロードバイクでも快走。TPO別フラットペダル向きシューズ7選


先に挙げた4つのポイントを中心に、私が気に入っている商品を紹介させていただきます。

最初は何を履いていいのか分からなかったので、まずは家にあるシューズを色々と引っ張り出してロードバイクで試してみました。大前提として、フラットペダルからシューズが滑りやすいシューズとそうでないシューズがあります。滑りやすいシューズは踏み込めず使えないので選んでいません。

所有率高しのスニーカーからまずは始める


▲一家に1足あるのでは? VANSのスニーカー。

▲一家に1足あるのでは? VANSのスニーカー。


ロードバイクを購入したときに、まずは手持ちのシューズで走りたい。
その時の選択肢のひとつがスニーカー。数あるブランドの中でも「VANS」がいいと思います。

スケーターなどに愛用されているシューズですが、その理由はワッフルソールと呼ばれるゴムのソールはフラットペダルとの食いつきが良く、踏み込んだ際に滑りにくい。ワッフルソールは硬すぎず、柔らかすぎずペダルを踏み込んだ時の馴染みも良し。

オススメはくるぶしを保護してくれるミドルカットモデル。カラーバリエーションも多いし、なんと言ってもデザインがカッコいい。

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走行距離30km未満なら、軽さと通気性のランニングシューズ


▲ロード乗りにとっては、シューズ選びもやっぱり軽さは正義です。

▲ロード乗りにとっては、シューズ選びもやっぱり軽さは正義です。


ロードバイクやマウンテンバイクに乗り始めて最初のシューズとして最も多いのが、ランニングシューズです。私自身もそうでした。ランニングシューズを選ぶのには、軽くて通気性も良いというメリットがあります。

フラットペダル用に選びたいのは、ファンランナー向けのソールが厚めのタイプ。あまりにソールが薄いタイプだと足裏を痛めます。ランニングシューズはデザインが豊富。自分の自転車にあったカラーを選ぶのも良いと思います。私が履いていたのは「プーマ」のイグナイトシリーズ。エントリーモデルですが、見た目がでっぷりしておらず、スニーカー風なので選びました。

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トレイルランニングシューズは軽さとソールの硬さが魅力


ランニングシューズより、ソールがタフなトレランシューズ。

▲ランニングシューズより、ソールがタフなトレランシューズ。


先に挙げたランニングシューズは軽量化や靴を履いている違和感を少しでも減らすために、ソールを柔らかくしたシューズが多いです。これは短距離ではメリットですが、30km以上を走るとなると足裏を痛める原因にもなります。

そこでオススメなのが、トレイルランニングシューズ。山道を走っても負担がないようにソールがしっかりしていて、当然一般的なスニーカーより軽量です。私が履いているのは「モントレイル」のマウンテンマゾヒスト。ソールもしっかりしていて軽量。初心者トレイルランナーや低登山にも向いてます。

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街乗りOKなメッセンジャー向けはデザインも◎


ぱっと見ても普通のスニーカーにしか見えないのが、CHROMEの利点。

▲ぱっと見ても普通のスニーカーにしか見えないのが、CHROMEの利点。
出典:クロームインダストリーズジャパン 公式オンラインストア


メッセンジャーの御用達ブランドとして、バックや小物など人気のブランドが「CHROME」。都市で自転車を楽しむユーザーのためにメーカーがこだわったのは、フラットペダル用のシューズでもやっぱりソールのデザインです。

KURSKというモデルは耐久性や滑りにくさを追求しながらも、ビジュアル面を大切にするためにソールをなるべく薄くしています。ソールが薄いのでデザイン性が良く、通常のスニーカーの様にジーパンや短パンとも相性がいい。



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トレイルライドや悪路でも安心、世界最強と呼ばれる一足


クライミングシューズのメーカーだけにグリップ力が強い。

▲クライミングシューズのメーカーだけにグリップ力が強い。
出典:ダイアテック株式会社


ソール、ソールとしつこいようですが、クライミングシューズとして有名なメーカーが「ファイブテン」。専売特許のステルスラバーのグリップ力は世界最強とも呼ばれています。

ファイブテンにはマウンテンバイクなどの自転車用のシューズがあります。特にマウンテンバイクやグラベルロードなどでトレイルを走り、激しいライドをしても、世界最強のグリップ力は足がずれにくく悪路のライドでも安心感が違います。

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ビジネスでも活用できる、英国生まれのフォーマルシューズ


スムーズで洗練されたデザインのレザーシューズのFIXED。

▲スムーズで洗練されたデザインのレザーシューズのFIXED。
出典:SimWorks


通勤などでロードバイクを使う人もいらっしゃると思いますので、レザーのサイクリングシューズも紹介します。

クオック・ファム。あまり聞き慣れないブランド名かも知れませんが、自身の名前を使ったブランドを立ち上げた青年はポール・スミスも卒業したロンドンの芸術大学出身。FIXEDというモデルはトゥクリップになっています。自転車に乗るスタイルを念頭に作られたシューズで、トラディショナルなデザインが特徴です。もちろんソールのグリップ力も高く、通勤で使う一般的なビジネスシューズより軽量です。

クオックファムの公式サイトを見る

目的地や遊び方によってはサンダルだってあり!


▲しっかり足がホールドできるのが、ベドロックサンダルの特徴。

▲しっかり足がホールドできるのが、ベドロックサンダルの特徴。


前回の記事で「夏のロードバイクは短パンで走ると楽しみが増える」を書きました。ロードバイクで海水浴や川遊びを楽しむには、短パンがオススメですという内容です。

その時の足元なのですが、短い距離であればサンダルもOK。そこでオススメなのが、アメリカ・リッチモンド発のブランド「ベドロックサンダル」。その理由はOリングを中心にした3つのストラップで、足がしっかりホールドされるので走行中にズレる心配もなし。ソールには独特なパターンの深い溝が切ってあり、グリップ力も高い。少し厚手のソックスを履いて走ればケガ防止にもなります。

ベドロックサンダルの公式サイトを見る

TPOに合わせてフラットペダルを楽しもう


▲海水浴スタイルでロードバイク。

▲海水浴スタイルでロードバイク。


ジーパンや短パンとロードバイクに乗るのもアリですよ、と記事に書いたのと同じ流れで、街乗りや通勤などの近距離サイクリング、遠方へのライドなど、目的によって色々なシューズを履いて楽しんだらいいと思います。

ビンディングシューズは自転車専用ですが、フラットペダルで履くシューズは普段使いと兼用なので選択の幅が増えます。

  • シューズを選ぶ時にはソールがしっかりしているか?
  • ペダルを踏んでもグリップが効きそうか?

この2つをしっかりチェックして選んでくださいね。

監修:サイクルアシスト オオバ 大場忠徳