最新グラベルコンポ「シマノGRX」とは|ロード用コンポとの違いは?特徴や予算、互換性まで徹底解説

シマノGRX、ついに自分の自転車にインストールすることが叶いました。一度、試乗をする機会があり一発で惚れてしまったアイテムです。

グラベルコンポーネンツであるシマノGRXとは一体どんなものなのか、各パーツの特徴やロードコンポとの違い、実際の載せ替えの話も含めて解説していきます。

  • 気になるギア比は?
  • 載せ替えにかかる料金は?
  • フル導入の予算はないけど、パーツを変えるならどれ?
    など…

シマノGRXコンポーネンツが気になっている人は是非一読してみてください。

シマノ「GRX」コンポーネンツとは

シマノ「GRX」コンポーネンツ

シマノGRXは「グラベルアドベンチャー用コンポーネンツ」という位置付けです。
実はこれ、今までのシマノコンポーネンツには無かった概念であり、完全新作です。
新作ですが、今までのMTBコンポーネンツとロードコンポーネンツの良いところを絶秒なバランスで溶け合わせているな、というのが実際に使ってみての印象。完成度がとても高いと感じました。
またグラベルアドベンチャー用と言いながらも、実際には「街乗りコンポーネンツ」と表現しても良いくらい、普段使いにもマッチしていることに気付けたのも、実際に使って得た知見の一つです。良い意味で裏切られた……。

念願のシマノGRXコンポーネンツに載せ替え!今回私が導入したのは電動変速のRX815シリーズです。
念願のシマノGRXコンポーネンツに載せ替え!今回私が導入したのは機械式変速のRX810シリーズです。

グレード一覧|アルテグラ~シマノ105~ティアグラ相当、DI2も。

シマノGRXは3種類のグレードが用意されています。電動変速のDI2も含め、アルテグラ、シマノ105、TIAGRAに相当するラインナップから選択できます。

RX815シリーズ(DI2) ULTEGRA DI2相当
  • 2×11スピード
  • 1×11スピード
RX810シリーズ ULTEGRA相当
RX600シリーズ シマノ105相当
RX400シリーズ TIAGRA相当
  • 2×10スピード


SHIMANO GRX の詳細を公式HPで見る

シマノGRXの特徴

グラベルアドベンチャー用コンポーネンツということで、特徴、たくさんあります。 ここでは私なりに気になった点、いいねと感じた点にフォーカスを当てて紹介していきます。

クランクセット/スプロケット|ギア比のカバー域、広い!

シンプルながらも存在感を放つGRXクランクセット。昨今のグラベルロードによく似合う無骨なデザインです。
シンプルながらも存在感を放つGRXクランクセット。昨今のグラベルロードによく似合う無骨なデザインです。

まず注目したい点がギア比です。
今回私が導入したフロントダブルでの構成は、クランクセットが48T-31T、スプロケットが11-32Tです。最大ギア比が約4.36、最小ギア比が0.96というのは驚異的なカバー域。日本国内ほぼすべての道路に対応すると思います。「高速域での走行」以外はすべて賄える、と言っても良いでしょうか。

▶グラベルも激坂も、そこに到達するまでのオンロードも。実際に載せ替えてわかったギアレシオの恩恵とは?

グラベルシーンでの活躍はもちろんですが、ヒルクライムやロングライド、街乗りにおいてもその真価を発揮してくれると思います。

特に街乗りは速度域が低いという意味ではグラベル走行に通じるものがあります。グラベル向けに考えられたギア比が、実は街中を流すときの速度域にぴったりとハマるのです。
「高速域は走らないけれど、ポタリングやロングツーリングにも使えるギア比が欲しい」なんて人にはおすすめできる組み合わせの一つです。

全モデル油圧ディスクブレーキ採用

シマノGRXは全モデルで油圧ディスクブレーキが採用されています。油圧ディスクブレーキのメリットはやはりブレーキの引きが軽いこと、制動力が安定していること。
これって実はグラベルに限らず、普段のツーリングやロングライド、街乗りにおいてもメリットしかありません。

雨天時や荒れた路面でも安定した制動力が得られるのが油圧ディスクブレーキ最大の魅力
雨天時や荒れた路面でも安定した制動力が得られるのが油圧ディスクブレーキ最大の魅力

私が所有している自転車達も気付いたら半分は油圧ディスクブレーキになりました。もちろん従来のリムブレーキを手放すことはないと思いますが、上記のようなメリットは実際に享受してみるとやはり良いもの。
価格も手ごろになってきましたし、シマノGRXのような製品が出てきたことから、これからもどんどん広がっていくと思います。

リアディレイラー|スタビライザー採用でチェーン暴れを防止

スタビライザーが採用されました!嬉しいですね。
スタビライザーとはチェーンが暴れるのを防止する機能のこと。MTB用コンポーネンツで採用されていた機能です。

スタビライザー付きのリアディレイラー。実はGRXロゴが印字じゃなくてエンブレムっぽく浮き上がってるんです。かっこいい。
スタビライザー付きのリアディレイラー。実はGRXロゴが印字じゃなくてエンブレムっぽく浮き上がってるんです。かっこいい。

グラベルを走行したことがある人、あるいは荒れ地を走ったことがある人なら分かると思いますが、チェーンがものすごく揺れます。特に上下方向に激しく動いて、度が過ぎるとチェーンが外れてしまったり、チェーンステーにチェーンが当たってフレームに傷が入る可能性があります。

スタビライザーをONにすることで、そのリスクをぐっと減らすことが出来るのです。


グラベル走行におけるトラブルはなるべく減らしたいもの。そういった意味では今現在シマノ105等のロード用コンポーネンツでグラベルを走っている人は、リアディレイラーだけでもシマノGRXに交換するのも有効だと思います。(ロード系STIレバーとの互換性があります)

ON-OFF操作もリアディレイラー本体に付随しているレバーを上げ下げするだけです。

スタビライザーON-OFFは手で簡単に操作が可能
スタビライザーのON-OFFは手で簡単に操作が可能

グラベルライド時はON、ホイール脱着時はOFFという使い方が基本。
グラベルライド時はON、ホイール脱着時はOFFという使い方が基本。


工具不要でいつでも簡単に操作することが出来ます。ユーザーフレンドリー!

ブレーキレバー・シフトレバー|握った瞬間、「良い!」

レバー、すごいですね。めちゃくちゃ特徴があります。最も注目すべきパーツです。

ハの時にセッティングしても自然な握り心地になるように設計されています。昨今流行のフレアハンドルにベストマッチ!
ハの時にセッティングしても自然な握り心地になるように設計されています。昨今流行のフレアハンドルにベストマッチ!

過去に私のブログでも書いたことがありますが、主に下記の三点が優れています。

  • 快適性
  • 操作性
  • 安定性

ブラケット形状、レバー形状、それぞれがよく考えて作られていることが分かります。

特殊なテクスチャが施されたブラケットカバーは、素手、グローブ問わず手が暴れるのを防止してくれます。
特殊なテクスチャが施されたブラケットカバーは、素手、グローブ問わず手が暴れるのを防止してくれます。

ブラケット形状はロード用コンポーネンツに比べてちょっと頭でっかち。この頭でっかちなのが良いところで、荒れた路面でも手がすっぽ抜けるのを防いでくれます。
ブラケット形状はロード用コンポーネンツに比べてちょっと頭でっかち。この頭でっかちなのが良いところで、荒れた路面でも手がすっぽ抜けるのを防いでくれます。

実際に手を添えてみると、ものすごくぴったりと手がおさまって感動。
実際に手を添えてみると、ものすごくぴったりと手がおさまって感動。

ブレーキレバーの操作もとても楽ちん、操作性高し。
ブレーキレバーの操作もとても楽ちん、操作性高し。

レバー形状はハンドルのどのポジションからでも指をかけやすい形状をしており、ブレーキ操作がしやすくなっています。握った瞬間に「良い!」と思えるのは間違いありません。

▶より具体的なレビューはこちら。”然るべきスポットへと導かれるレバー”って!?

小さい力で確実なブレーキングを実現

なんだかブレーキのフィーリングが良いな……と思って調べてみると、通常のロードコンポーネンツとレバーの形状を変えているそうです。

ちなみにDI2のレバーに関しては、ブレーキレバーの支点の位置も変更されているとのこと。確かにレバーって支点、力点、作用点の関係で引きやすさが決まるものです。
支点位置が見直されていて、より小さい力で確実にブレーキレバーが引けるように改良されたのだとか。なるほど!

左がDI2のレバーST-RX815。ピボットポイントが18mm高くなった。 Image:SHIMANO
左がDI2のレバーST-RX815。ピボットポイントが18mm高くなった。 Image:SHIMANO

またDI2のレバーはストローク量も工夫されていて、ブレーキ操作をしたときにブレーキパッドがディスクローターに接触するまでは素早く、そのあとはジワジワと効くように作られているのだとか。

ブレーキをロックさせずにコントローラブルな状態を保ったまま制動することが出来るのは、グラベルは勿論、街中でも嬉しい配慮。

ブレーキレバーにはすべり止め防止コーティングが施されている。ウェットコンディションでも確実なグリップを実現。
ブレーキレバーにはすべり止め防止コーティングが施されている。ウェットコンディションでも確実なグリップを実現。 Image:SHIMANO

サブブレーキレバーも選べる

今回私は導入していませんが、サブブレーキレバーもラインナップされました。

Image:SHIMANO
Image:SHIMANO

実は私が初めて買ったロードバイクにはサブブレーキレバーが装着されていました。
サブブレーキレバーのメリットは何といっても上ハンドルを持ったままブレーキ操作ができるということ。街乗りやサイクリングロードを走る時に、上ハンドルを気兼ねなく持つことが出来るようになるというのは実は結構嬉しいポイントです。
ブラケットポジションや下ハンドルポジションに比べて、上体リラックスした状態で乗ることができるため、初心者や前傾姿勢がきついと感じる人、ゆったりとポタリングがしたい人にはおすすめできるパーツです。

ハンドル周りがごちゃごちゃする、重量が重くなるというデメリットもありますが、得られるメリットが大きいです。グラベルを走行するときでも実は有効で、安全に走ることが出来るポジションが増えるのは嬉しい限り。

サブブレーキレバーはケーブルの取り回しが難しく、どうしてもブレーキの引きが重たくなるという問題点がありましたが、油圧ディスクブレーキを採用することでその問題もクリアーしてくれました。これも地味に嬉しいポイントです。

ドロッパーシートポストって?

そしてさらに、ドロッパーシートポストにも対応しているあたりが完全にグラベルアドベンチャー用コンポーネンツだなと実感しました。ドロッパーシートポストとは、簡単にいうと手元のレバーでシートポストの高さを調整できる機能のことを指します。

レバー操作でシートポストの位置を変えられる!? Image:SHIMANO
レバー操作でシートポストの位置を変えられる!? Image:SHIMANO

ガレ場が続くような場面では、サドル高を低くすることで安定して走ることが出来ます。一方で、きれいな舗装路を走る時にはサドル高を元に戻さないとペダリング効率が落ちてしまいます。なのでその度にサドル高を調整するのが理想ですが、毎回自転車を降りてサドル高を調整するのは手間がものすごい……。

グラベルを走行する場合、シチュエーションが刻一刻と変わっていきます。斜度はもちろん路面状況もさまざま。
グラベルを走行する場合、シチュエーションが刻一刻と変わっていきます。斜度はもちろん路面状況もさまざま。

そこでこのドロッパーシートポストを使えば自転車を降りずに乗ったままで好きなタイミングでサドル高を上下させることができるのです。便利!

構造としては手元のレバーとシートポストがケーブルで繋がっており、レバー操作をするとケーブルを通じてシートポスト内に仕込まれたスプリングが制御されて、高さを変更することができます。
最近では油圧タイプや無線タイプも登場しており、その利便性の高さから着実にマーケットを広げているアイテムの一つです。私も自身のMTBにはドロッパーシートポストを採用しています。

シマノGRXでは注意点としてフロントシングル運用時のみ、対応可能です。フロントシングルとすることにより左のSTIレバーの変速機構が不要になるわけですが、そこをドロッパーシートポスト操作用のレバーに充てているのです。(STIレバーはST-RX810-LAが必要となります)
なるほど、合理的。

メリットとしてはまず見た目がスッキリする(見た目ではドロッパーシートポスト対応であることすら分からない)のと、操作性が非常に高いこと。乗車に集中したままサドル高を調整することが出来るのです。自分で書いておいてめちゃくちゃ導入したくなっちゃいまいました。

ホイールセット|700Cと650Bから選べる

シマノGRXのホイールセットは、700Cと650Bの二種類サイズが用意されています。高速巡行やロングツーリングがしたい人には700C、がっつりグラベルを走ったりゆったりとポタリングをしたい人、あるいは低身長の方には650Bがおすすめでしょうか。
フレームとタイヤの隙間にさえ気を付ければ互換性がありますので、シチュエーションに合わせてホイールを付け替える、なんてのもありかと思います。

街乗りでは700Cホイールを使用することで高速巡航もある程度可能に
街乗りでは700Cホイールを使用することで高速巡航もある程度可能に

「シマノGRX組のグラベルロードが一台あれば、よく走る軽量タイヤを装着した700Cホイールと、グラベルでの走破性を意識したタイヤを装着した650Bホイールを用意さえしておけば、一台で色んな遊び方ができるな……!」

なんて妄想を今、しています。

シマノ105からGRXに載せ替えてみた!予算や互換性は?

コンポーネンツの載せ替えでいくらかかる?

私のバイクはGTのGRADE CARBONというモデルですが、完成車で買った当時から付いていたシマノ105油圧ロード用コンポーネンツをずっと使っており、今回ようやくシマノGRXへの載せ替えが叶いました。

クランクセットのみデュラエースに換えたものの、後はシマノ105油圧ディスクコンポーネンツのまましばらく過ごしていました。
クランクセットのみデュラエースに換えたものの、後はシマノ105油圧ディスクコンポーネンツのまましばらく過ごしていました。

工賃はショップによって異なりますが、私が見積を依頼したショップではおおよそ4万円~5万円程でした。(シマノGRXの各パーツ価格表は記事の最下部へ)
作業内容もバイクや仕様によって微妙に異なりますので依頼するショップに直接確認するのが一番です。
注意点として、性能を100%発揮させるためにも、自転車専門店にお任せすることをおすすめします。

特にシマノGRXは油圧ディスクブレーキを採用していることもあり、ブリーディングというちょっと特殊な作業が入ってきます。また、フロントディレイラーやリアディレイラーの調整、ケーブルのアウターキャップの向き、ケーブル切断の仕方と切断位置まで事細かく指定されており、そのどれもが性能を100%発揮させるために必要なことです。

レバーからブレーキキャリパーまで、ブレーキホースを伝ってブレーキオイルが充填されています。確実な組み付けはディーラーに任せると安心です。
レバーからブレーキキャリパーまで、ブレーキホースを伝ってブレーキオイルが充填されています。確実な組み付けはディーラーに任せると安心です。

従来のコンポーネンツとの互換性あり!

完全新作でいくつも特徴があるけれど、決して新規格ではないシマノGRXは従来のコンポーネンツとの互換性があるのも嬉しいところ。
リアディレイラーは現行のロード用コンポーネンツとも互換性がありますので、例えばレバーは交換せずに、リアディレイラーとスプロケット だけを交換してよりワイドレシオ化なんてことも出来ちゃいます。

ギア比に大きく関わってくるクランクセット。その自転車の性質を決めると言っても過言ではありません。
ギア比に大きく関わってくるクランクセット。その自転車の性質を決めると言っても過言ではありません。

実際に私も最初は「クランクセットとフロントディレイラーだけ交換しようかな……」なんて考えていたこともあるくらいで、結果としてフルセットで交換して良かったなと思いつつも、そういう遊び方が出来るのも嬉しいポイントです。

具体的にはざっくりいうと以下の通り。

  • RX810、600シリーズ……既存の11速コンポーネンツと互換性あり
  • RX400シリーズ……ティアグラ4700系(10速)と互換性あり

注意点としては以下のようなことが挙げられます。

  • 従来のコンポーネンツとチェーンラインが異なるため、GRXクランクセットを使用する場合はフロントディレイラーもGRXに変更する必要あり
  • ブレーキ台座はフラットマウントのみ対応。(GRXシリーズ外のブレーキ:BR-RS785を使用すればポストマウントにも対応可能)

なるべく安く導入したい!おすすめパーツは?

私が最初に考えていたのがこれです。「GRXの良さを享受したいけれど、なるべく安く抑えたい!」です。
理由としては、本当にシマノGRXが自分に合っているか分からなかったので様子を見たかったから。試乗車に乗った段階でその計画は崩壊した訳ですが……。

おすすめとしては、やはり特徴的なパーツであるクランクセットないしSTIレバーの交換でしょうか。

特にクランクセットについては、フレームが対応していればグラベルロードだけではなくロードバイクやクロスバイク、MTB、さらには小径車やリカンベントまでインストールすることができます。
特にクランクセットについては、フレームが対応していればグラベルロードだけではなくロードバイクやクロスバイク、MTB、さらには小径車やリカンベントまでインストールすることができます。

フロントシングルギアのクランクセットおよびリアディレイラーもラインナップされているので、今はやりのフロントシングル運用が容易にできるのも魅力。ちなみにフロントシングル/ダブルはアームが共通なので、チェーンリングの交換でコンバートすることも可能です。
価格もフルセット導入と比べると格安、それでいて魅力あふれるギア比が手に入るため、おすすめできます。

STIレバーの交換はコンポーネンツの中で最も作業量が多く、また関連するパーツも多いため、工賃的な話をすると他のパーツ交換も一緒にしてしまったほうが本当はお得です。

シマノGRXレバーに魅力を感じている方も多いですし、操作性や快適性をまずは最優先して向上させたい人にはおすすめできます。
シマノGRXレバーに魅力を感じている方も多いですし、操作性や快適性をまずは最優先して向上させたい人にはおすすめできます。

例えばシマノアルテグラを採用されているバイクのレバーだけをGRXに変更、というのも面白いですね。レバーの握りやすさやブレーキのフィーリング向上が期待できますので、ストップアンドゴーが多い街乗りやロングライドにおいて効果を発揮してくれると思います。


SHIMANO GRX の詳細を公式HPで見る

実際に使ってみた!レビューもチェック

実際に使ってみたからこそわかったメリット、たくさんあります。リンク先からどうぞ。

▶麻薬的な魅力!?スイートスポットに自然に導かれるレバー、グラベル走行時の操作性の良さ、ロードバイク用コンポーネンツより「ちょっと低め」「かつ広め」なギアレシオの恩恵とは?

結論!シマノGRXは未舗装路に限定しない「汎用性の高いコンポ」だった

シマノGRXを一言でいえば「かつてないほど汎用性の高いコンポーネンツ」だと言えます。

グラベルだけで使うなんてもったいない!日常の中でフル活用してこそのシマノGRXコンポーネンツだと思います。通勤や通学、ポタリング、ちょっとしたロングライドでも大活躍すること間違いなしです。
グラベルだけで使うなんてもったいない!日常の中でフル活用してこそのシマノGRXコンポーネンツだと思います。通勤や通学、ポタリング、ちょっとしたロングライドでも大活躍すること間違いなしです。

コンセプトがグラベル+街乗りで使えるということが分かりましたし、さらにそのラインナップの多さのおかげで、

「過酷な環境でトラブルがあっても大丈夫なようにワイヤータイプにする」
「見栄えも大事にしたいから電動変速タイプにする」
「クランクセットだけGRXにしてギア比問題を解決する」
「とりあえずツーリングで使えそうなコンポーネンツが欲しい」

と言ったようにライトユーザーからヘビーユーザーまで対応してくれる懐の深さがあることも実感しました。

拡張性が備わっている、カスタムの自由度が高いというのは、シマノがコンポーネンツメーカーとして持っている他社と違った特徴の一つだと感じる今日この頃。

グラベル+街乗りで使える
グラベル+街乗りで使える
  • レースレベルの高速巡航は追求しなくていい、街乗りやツーリングで快適に使いたい人
  • 現在のコンポーネンツに不満があって載せ替えを考えている人
  • グラベルロードバイクに興味がある人、これから始めたい人
  • MTBまではいらないけれど、ちょっとしたオフロード走行から普段使いまでできるバイクが欲しい人

そんな人たちにもってこいのコンポーネンツです。フルセットで交換するもよし、まずは一部パーツから交換するもよし。
気になる人は是非試してみることをおすすめします。

Photos © 神楽坂つむり

※パーツ価格一覧(2020/3/28時点)

各価格一覧はこちらから。さらに詳しい一覧はシマノデジタルカタログでも確認できます。

GRX(DI2)

デュアルコントロールレバー

モデル NO 対応スピード セット内容 価格 (税抜)
ST-RX815 2 × 11 左右セット、ホース・オイル付属 ¥53,477
リア:11 右レバーのみ ¥24,262
フロント:2 左レバーのみ ¥24,262

フロントディレイラー

モデル NO 対応スピード 対応アウター ギア 価格 (税抜)
FD-RX815 2 × 11 46-50T ¥22,394


リアディレイラー

モデル NO 対応スピード スプロケット 価格 (税抜)
RD-RX815 2 × 11 11T-30/34T ¥28,278
RD-RX817 1 × 11 11T-40/42T ¥31,427

GRX(機械式)

デュアルコントロールレバー

モデル NO 対応スピード セット内容 価格 (税抜)
ST-RX810 2 × 11 左右セット、シフトケーブル・ホース・オイル付属 ¥53,627
リア:11 右レバーのみ ¥24,198
フロント:2 左レバーのみ ¥24,198
ST-RX810-LA ドロッパーシートポスト用 ¥22,028

モデル NO 対応スピード セット内容 価格 (税抜)
ST-RX600 2 × 11 左右セット、シフトケーブル・ホース・オイル付属 ¥41,893
リア:11 右レバーのみ ¥18,426
フロント:2 左レバーのみ ¥18,426
モデル NO 対応スピード セット内容 価格 (税抜)
ST-RX400 2 × 10 左右セット、シフトケーブル・ホース・オイル付属 ¥32,387
リア:10 右レバーのみ ¥13,673
フロント:2 左レバーのみ ¥13,673

ブレーキレバー

モデル NO セット内容 価格 (税抜)
BL-RX810 左レバーのみ ¥19,445
BL-RX600 ¥16,526
BL-RX812 サブレバー:左右セット、ホース・オイル付属 ¥12,976
サブレバー:右レバーのみ ¥6,310
サブレバー:左レバーのみ ¥6,310

フロントディレイラー

モデル NO 対応スピード 対応アウターギア 価格 (税抜)
FD-RX810 2 × 11 46-50T ¥5,107
FD-RX400 2 × 10 ¥3,353


リアディレイラー

モデル NO 対応スピード スプロケット 価格 (税抜)
RD-RX810 2 × 11 11T-30/34T ¥11,025
RD-RX812 1 × 11 11T-40/42T ¥11,191
RD-RX400 2 × 10 11T-32/36T ¥5,684

クランクセット

モデル NO 対応スピード 歯数構成(クランク長:mm) 価格 (税抜)
FC-RX810-1 1 × 11 40T、42T(170、172.5、175) ¥22,103
FC-RX810-2 2 × 11 48-31T(170、172.5、175)
モデル NO 対応スピード 歯数構成(クランク長:mm) 価格 (税抜)
FC-RX600-1 1 × 11 40T(165、170、172.5、175) ¥11,676
FC-RX600-11 2 × 11 46-30T(165、170、172.5、175)
FC-RX600-10 2 × 10 ¥10,195


ディスクブレーキ

モデル NO 仕様 価格 (税抜)
BR-RX810 フロント用 ハイドローリック、対向 2 ピストン、フラットマウント ¥7,298
リア用 ¥6,824
BR-RX400 フロント用 ¥5,034
リア用 ¥4,557

カセットスプロケット

モデル NO 対応スピード 歯数構成 価格 (税抜)
CS-R8000
CS-R7000
2 × 11 11・12・13・14・15・17・19・21・24・27・30T

¥8,745(CS-R8000)
¥5,101(CS-R7000: (11-30T))

¥5,456(CS-R7000: (11-32T))

11・12・13・14・16・18・20・22・25・28・32T
CS-HG800-11
CS-HG700-11
11・13・15・17・19・21・23・25・27・30・34T ¥9,155(CS-HG800-11)
¥5,624(CS-HG700-11)
モデル NO 対応スピード 歯数構成 価格 (税抜)
CS-HG500-10 2 × 10 11・12・14・16・18・20・22・25・28・32T ¥3,860
11・13・15・17・19・21・23・26・30・34T
CS-HG50-10 11・13・15・17・19・21・24・28・32・36T ¥3,677
モデル NO 対応スピード 歯数構成 価格 (税抜)
CS-M8000
CS-M7000
1 × 11 11・13・15・17・19・21・24・27・31・35・40T ¥9,830(CS-M8000)
¥7,405(CS-M7000)
11・13・15・17・19・21・24・28・32・37・42T ¥10,838(CS-M8000)
¥7,405(CS-M7000)

チェーン

モデル NO 対応スピード 表面処理 価格 (税抜)
CN-HG701-11 11スピード SIL-TEC(アウター / インナープ レート)クロマイジングピン ¥4,644
SIL-TEC(インナープレート)ク ロマイジングピン ¥3,641
CN-HG54 10スピード クロマイジングピン ¥2,554

Photos © 神楽坂つむり

提供:シマノセールス株式会社

Y’s Road オンライン アウトレットコーナー

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WRITTEN BY神楽坂つむり

ブログ「つむりの悠々自適ライフ」の管理人 大学時代に自転車と出会い、暇があれば各地をツーリングする日々。 最近では海外旅にも挑戦中。機材ネタや旅のノウハウ、旅レポートを執筆中。 http://tsumuri5.com/

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