2020年|TREK(トレック)クロスバイクおすすめ全17台

スポーツサイクルに興味のある方なら誰もが知るブランド、TREK(トレック)。ロードバイクからMTBにトレンドのe-bikeまで様々な自転車がそろう中、今回はクロスバイクに注目しました。全車種ディスクブレーキ採用となった2020年モデルのクロスバイクを一挙ご紹介していきます。

TREK(トレック)とは

自転車で地球環境を救う#GoByBike運動。世界規模の運動を、大手グローバルメーカーのTREKが推し進める意味は大きい。
自転車で地球環境を救う#GoByBike運動。世界規模の運動を、大手グローバルメーカーのTREKが推し進める意味は大きい。

1976年に設立されたTREK(トレック)は、アメリカのウィスコンシン州に本社を構えるグローバルサイクルメーカーです。特許取得済みのOCLVカーボン(Optimum Compaction Low Void/超高密度圧縮、低空隙)が有名で、航空宇宙技術を取り入れた高水準のバイクを展開しています。


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2020年、TREKのクロスバイクはすべてディスクブレーキモデルへ

2020年のクロスバイクのうち、オンロード向けのFXシリーズでフレームデザインが変更されました。

2019年モデルのFX 1(左)と、2020年モデルのFX 1 Disc(右)。ディスクブレーキ化し、ブレーキホース含めてケーブル類はダウンチューブへ内蔵。ひと目でスッキリした印象になったことがわかる。
2019年モデルのFX 1(左)と、2020年モデルのFX 1 Disc(右)。ディスクブレーキ化し、ブレーキホース含めてケーブル類はダウンチューブへ内蔵。ひと目でスッキリした印象になったことがわかる。

またFXシリーズのディスクブレーキは、固定方法がすべてフラットマウント式へ。フレームの軽量化やフレーム成形の自由度にも貢献しています。

さらにFXのみならず、2020年モデルのトレックのクロスバイクは全モデルにおいてディスクブレーキが採用されています。

端的に言えば、「トレックのアルミクロスバイク、しかもディスクブレーキモデル」が「5万円台から乗れるようになった」ということ。天候に左右されにくい制動性を誇り、いまのトレンドとも言えるディスクブレーキを試してみたいエントリーユーザーには嬉しい展開ですね。

2019年時点で18台中14モデルがディスクブレーキ採用だったが、2020年はついに全モデルでディスクブレーキ仕様に。
2019年時点で18台中14モデルがディスクブレーキ採用だったが、2020年はついに全モデルでディスクブレーキ仕様に。

2020年クロスバイクおすすめ全17台

TREKのクロスバイクは、主に3つのラインに分かれます。

  • FX:リジッドフォークに細身のタイヤで、舗装路をより速く軽快に走るためのシリーズ
  • Dual Sport:サスペンションフォークを搭載し、舗装路もダートもこなすシリーズ

ここに近年流行の兆しを見せているe-bikeが加わります。

  • e-bike:リラックスしたライドポジションと電動アシストの力で、幅広い層にレクリエーションを提供してくれるスポーツe-bike

公式動画がわかりやすくガイドしてくれているので、チェックしてみると良いでしょう。
(全編英語なので字幕をONに)

FXシリーズ

FXシリーズ

FXシリーズは舗装路向けクロスバイクとして展開されているシリーズ。5万円台のエントリーモデルから25万円台と価格帯が広く、自分にあったクロスバイク選びに最適です。
スポーティな走りを追求するSportラインと、街中の快適走行を重視したスタンダードなFX(無印)ラインにわかれます。

FX 1 Disc

FX 1 Disc
カラー:ソリッドチャコール

アルミ製フレームに前後ディスクブレーキ(機械式)の仕様でありながら、価格は5万円台。エントリーモデルとしては十二分なスペックを持つ1台です。ギアは3×7の21段変速で走行シーンに合わせたギア比の選択ができ、700x35cの太いタイヤでパンクのリスクも軽減。通勤・通学から週末のサイクリングでも性能を発揮するクロスバイクです。

  • 価格:税抜55,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:スチール
  • コンポーネント:シマノ・アルタス
  • サイズ:S、M、L、XL
  • カラー:ソリッドチャコール、ボルト

FX 2 Disc

FX 2 Disc
カラー:マットドニスターブラック

FX 1 Discの1つ上のグレードにあたるモデル。フォークがアルミ製で、ブレーキが油圧ディスクブレーキとなっている点がFX 1 Discと比べた時のグレードアップポイントとなっています。重量11.95 kg(Lサイズ)でおよそ0.95kg軽くなっているのも嬉しいところ。

  • 価格:税抜66,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・アセラ
  • サイズ:S、M、L、XL
  • カラー:マットドニスターブラック、アルパインブルー、グラベル、レディオアクティブレッド

FX 3 Disc

FX 3 Disc
カラー:レイジレッド

アルミフレームに軽量なカーボンフォークが組まれています。各パーツにはボントレガー製、コンポーネントはシマノ製を採用。FX 2 Dsicよりも細かいところにこだわりを感じさせるクロスバイクです。タイヤはパンクに強いボントレガー製Hard-Caseタイヤ。

  • 価格:税抜82,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・アセラ
  • サイズ:S、M、L、XL
  • カラー:ドニスターブラック、パープルフリップ、レイジレッド、クリスタルホワイト

FX SPORT 4

FX SPORT 4
カラー:マットメタリックガンメタル

よりスポーティな走りが叶う高性能ライン、FX Sportの入門モデル。200シリーズアルファと呼ばれる高性能アルミフレームとカーボンフォークが採用されています。重量は10.48 kg(Lサイズ)で冒頭のFX 1 Discよりも約2.5kg軽量化に成功。価格は12万円台と入門モデルとしては安くありませんが、ロードバイク寄りの性能を備えたクロスバイク、性能重視なクロスバイクを求める方の願いをかなえる1台です。ギアは20段変速。

  • 価格:税抜120,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ティアグラ
  • サイズ:S、M、L、XL
  • カラー:マットメタリックガンメタル

FX Sport 5

FX Sport 5
カラー:マットドニスターブラック

これぞ上位モデル、カーボンフレーム × カーボンフォークの本格クロスバイクです。ロードバイクではおなじみIsoSpeed(シートチューブのしなりを生み出し優れた衝撃吸収性を発揮するトレック独自のフレームテクノロジー)を搭載、ドライブトレインはシマノ・ティアグラと、20万円台の高級クロスバイクにふさわしい装備が充実しています。

  • 価格:税抜237,000円
  • フレーム:カーボン
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ティアグラ
  • サイズ:S、M、L
  • カラー:マットドニスターブラック

FX Sport 6

FX Sport 6
カラー:マットトレックブラック

FX Sportシリーズにおける最軽量モデルです。重量9.3kgでFX Sportシリーズの中で唯一10kgを切っており、エントリーモデルのロードバイクに負けない軽さとなっています。さらにカーボンフレームにドライブトレインはシマノ・105と、ハイエンドモデルらしいスペックを誇ります。FXシリーズを通してフェンダーマウントが用意されているので、フェンダーを装着すれば雨天時でも高い実用性を発揮すること間違い無し。

  • 価格:税抜255,000円
  • フレーム:カーボン
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・105
  • サイズ:S、M、L、XL
  • カラー:マットトレックブラック 

FX 2 Disc Women’s

FX 2 Disc Women's
カラー:マットクイックシルバー

上記で紹介したFX 2 Discの女性向けモデルになります。価格やコンポなど基本的なスペックはすでに紹介した通りですが、レディース向けモデルではカラーリングが2種類でサイズがXSから始まります。Women’sモデルは、シリーズを通してサドルなどタッチポイントに女性専用のものが装備されています。

  • 価格:税抜66,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・アセラ
  • サイズ:XS、S、M
  • カラー:マットクイックシルバー、ティール

FX 3 Disc Women’s

FX 3 Disc Women's
カラー:ブードゥートレックブラック

FX 3 Discのレディース向けモデルです。こちらも先程のFX 2 Discと同じくサイズバリエーションとカラーリングが通常モデルと異なります。サイズはXS、S、Mで2カラー展開です。

  • 価格:税抜82,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・アセラ
  • サイズ:XS、S、M
  • カラー:ブードゥートレックブラック、マゼンタ

FX Sport 4 Women’s

FX Sport 4 Women's
カラー:ドニスターブラック

こちらもサイズ展開とカラーが異なります。中性的なカラーリングで通常モデルよりも女性から好まれそう。

  • 価格:税抜120,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:カーボン
  • コンポーネント:シマノ・ティアグラ
  • サイズ:XS、S
  • カラー:ドニスターブラック

Dual Sportシリーズ

Dual Sportシリーズ

オンロードとオフロードの両方で安定した走行性能を発揮する万能型クロスバイクのシリーズ。Dual Sport最大の特徴とも言えるサスペンションフォークが採用されています。心のどこかにオフロードを走る願望があるなら、迷わずこっち。

Dual Sport 2

Dual Sport 2
カラー: ヴァイパーレッド

デュアルスポーツシリーズにおけるエントリーモデルです。フロントサスはもちろんのこと、前後油圧ディスクブレーキを採用。タイヤは舗装と未舗装路の両方を走ることが念頭に置かれたオールテレインタイヤ(40C)がチョイスされています。フロントサスにはロックアウト機構が付いているので舗装を走る時にはクローズしてサスペンションの動きを制御できます。重量Mサイズで13.26 kg。

  • 価格:税抜64,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:SR SUNTOUR製NEXサスペンションフォーク
  • コンポーネント:シマノ・アセラ
  • サイズ:S、M、XL
  • カラー:ヴァイパーレッド

Dual Sport 3

Dual Sport 3
カラー:クイックシルバー

Dual Sportシリーズのもうひとつの特徴が、40Cという太いタイヤです。Dual Sport 3では耐パンク性能の高いボントレガー製タイヤを標準装備。オンオフ問わず乗り回せるタフさは魅力です。ドライブトレインはシマノ・アセラでほぼ統一されています。Dual Sport 2より0.2kg軽量。

  • 価格:税抜82,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:SR SUNTOUR製NEXサスペンションフォーク
  • コンポーネント:シマノ・アセラ
  • サイズ:S、M、L、XL
  • カラー:クイックシルバー

Dual Sport 4

Dual Sport 4
カラー:アンスラサイト

デュアルスポーツにおける最高峰モデル。変速機は2×10の20段変速。ロックアウト機能をハンドルからいじることができるので利便性はかなり向上しています。重量もMサイズで12.48 kgとこのシリーズで唯一の12kg台。オンロードでもオフロードでも速く走りたい方は5万円多く払ってでもこのモデルを手に入れよう。

  • 価格:税抜116,000円
  • フレーム:アルミ製
  • フォーク:SR SUNTOUR製NRXサスペンションフォーク
  • コンポーネント:シマノ・デオーレ
  • サイズ:S、M、L、XL
  • カラー:アンスラサイト

e-bike

e-bike

今話題のe-bike。つまりはモーターによるペダルアシストを行う自転車のことです。TREKではe-bikeエントリーモデルのVerve+、オフロード × 電動アシストを組み合わせたDual Sport+、そしてラインアップ中トップレベルの最大トルクを発揮するAllant+ 8と、異なる3つの電動クロスバイクシリーズが用意されています。

Verve+ 2

Verve+ 2
カラー:マットメタリックガンメタル

従来モデルのVerve+よりも快適性がアップグレードされたe-bikeです。センターマウントのバッテリーに、前後ライト、前後フェンダー、スタンドといった従来の装備はそのままに、新たにリアラックを装着。サイクリングや街乗りでの荷物運びに嬉しい進化を遂げました。さらにシートポストにサスペンション機構がつき、路面からの微振動を吸収してくれるので、ロングライドの疲労も軽減されるでしょう。ボッシュ製Intuviaディスプレイを見れば充電残量や速度のか確認ができます。重量はMサイズで 23.36 kgとVerve+より3kgほど重いです。

  • 価格:税抜269,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:-
  • コンポーネント:シマノ・アリヴィオ/Bosch Active Line Plus
  • サイズ:M、L、XL
  • カラー:マットメタリックガンメタル

Verve+ 2 Lowstep

Verve+ 2 Lowstep
カラー:マットメタリックガンメタル

Verve+ 2のローステップモデルで乗り降りがしやすい仕様になっています。その秘密はU字型フレームにあり。トップチューブを跨ぐ必要が無いので、スカートを履いている方でも安心して乗り降りができます。見方によってはトライアルバイクのようなフォルムになっているのもそれはそれでかっこいい。Verve+ 2 同様、タイヤは45cとかなり太めです。キックスタンドが装着されています。

  • 価格:税抜269,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:スチール
  • コンポーネント:シマノ・アリヴィオ/Bosch Active Line Plus
  • サイズ:S
  • カラー:マットメタリックガンメタル

Dual Sport+

Dual Sport+
カラー:トレックブラック

Dual Sportシリーズ同様にサスペンションフォークが採用されているe-bikeになります。ギア比はワイドな10段変速。バッテリーがフレームにキレイに収まっていて見た目もスタイリッシュですね。そのスッキリとした外観はフェンダーやラックがない点も寄与していますが、もちろんマウントがあり後付け可能。必要に応じたカスタムを楽しめます。重量は20.58kg(Mサイズ)です。

  • 価格:税抜352,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:SR Suntour製NEXサスペンションフォーク
  • コンポーネント:シマノ・デオーレ/Bosch Active Line Plus
  • サイズ:M、L、XL
  • カラー:トレックブラック

Allant+ 8

Allant+ 8 Stagger
カラー:マットメタリックガンメタル

トレックの電動クロスバイクにおけるトップモデルです。注目は3種類の容量から選べるバッテリーと、最大トルク75N・mを発揮するドライブユニット。上述したe-bikeのドライブユニットは最大トルク50N・mでしたので、1.5倍のトルクで気持ちよく走ることができるのです。前後フェンダーが装着されているので雨天時の走行も安心ですね。重量はMサイズで25.85 kg。

  • 価格:税抜430,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・デオーレ/Bosch Performance Line CX
  • サイズ:M、L、XL
  • カラー:マットメタリックガンメタル

Allant+ 8 Stagger

Allant+ 8
カラー:マットメタリックガンメッタル

Allant+ 8をスタッガードタイプにしたモデルです。先ほど紹介した Verve+ 2 の Lowstep とも一味違い、またがりやすさを確保しつつスポーティでより近未来的なデザインが魅力的。重量はSサイズで25.40 kg。

  • 価格:税抜430,000円
  • フレーム:アルミ
  • フォーク:アルミ
  • コンポーネント:シマノ・デオーレ/Bosch Performance Line CX
  • サイズ:S
  • カラー:マットメタリックガンメタル

2019年モデルはこちらから

まとめ

TREKのクロスバイクは通常モデルなら5万円から25万円台、e-bikeなら26万円から43万円台と価格帯が結構広いです。良いクロスバイクをリーズナブルな価格帯で楽しみたい方、徹底的に品質にこだわる玄人、そして今時風にe-bikeでキメたいサイクリストも満足させるラインアップとなっています。TREKのクロスバイクで楽しいサイクルライフを始めてみてはいかが?

All photos © Trek Bicycle
公式HP:TREK

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WRITTEN BYJ・スミス

加速大好きスピードフリーク。自転車・バイク・自動車にいたるまでタイヤのついている速く走る乗り物に乗るのが趣味。機械のメカニズムへの興味・関心も強く、いろいろ調べながら整備も自分で行っています。愛車はビンディングペダルを装着したGIANTの型落ちクロスバイク。

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