ストライダーの練習をカスタム!【 実践編パート②】みんなで楽しく・集中して練習しよう
ストライダー カスタムの豊富な経験を持つ筆者が、カスタムの効果やおススメのものを紹介する連載企画。第11弾となる今回は、ストライダーレースで好成績を残すための練習方法がテーマです。
実践編パート②では、「仲間と一緒に練習する」ことのメリットについて取り上げます。
全国のランバイクチーム、地域練習会の特徴についてもご紹介していますので、チームに入るかどうか迷っている方、他のチーム運営を参考にしたいという方もぜひ参考にしてください。
目次
仲間と一緒に速くなろう
ストライダーで速く走れるようになるためには、仲間と一緒に練習するのが効果的です。一人でも練習は可能ですが、複数人で練習したほうが「相手との駆け引き」ができるので、密度の濃い練習になります。
仲間を探すとき、まず考えるのが「チームに入る」ことだと思います。レースに出たい親子は、どのチームがよいのか、ブログやSNSを検索するなどして、情報を集めていることでしょう。
しかし、いきなりどこかのチームの門戸を叩くのは、勇気がいりますよね。今回は「まずは体験してみよう!」と思ってもらえるように、団体練習の素晴らしさをご紹介します。「考えるな、動け(行動せよ)」です(映画『トップガン マーヴェリック』より)。
3つの練習スタイル
ストライダーの練習スタイルは、大きく分けて3つあります。
ストライダーの練習スタイル
- 個人練習
- チームに加入する
- 地域イベントなどの練習会に参加する
1.個人練習
チームなどに入らず、親子で練習する方法です。最大の特徴は「自由にできる」こと。好きな時間に、好きな場所で、好きなことを練習できます。スタートや8の字などは、一人でも練習できるでしょう。
筆者の子どもの場合は、兄姉がスポーツをやっている関係で時間的な制約があり、ストライダーレースを始めるときに、チームに入るという選択肢を考えませんでした。一匹狼となってレースに参加し、少しずつ上達していくという感じです。しかし、これにはいくつかの問題点がありました。
個人練習の問題点
情報が入ってこない
親子だけで練習していると、走り方やカスタムについての基礎知識、レースなどのイベント情報が入ってきません。SNSなどで情報を集めるには限界があり、「百聞は一見にしかず」ということを実感しました。
入手した情報が、古くなっていたり間違っていたりすることもあります。最前線の方たちからのフィードバックは、とても参考になるでしょう。
集中力が持続できない
そもそも一人では楽しくないので、モチベーションを保つことができません。よほどの練習好きならともかく、子どもの場合はむずかしいと思います。ただし、短い時間での個人練習は可能です。
切磋琢磨できない
スポーツにおいて、競争相手やライバルがいないことは致命的になります。なぜなら、自分だけでは成長できないから。一人での練習では、自分に足りない点や自分が置かれている状況(速いのか遅いのか)が把握できないからです。
2.チームに入って練習する
チームに入ることで、たくさんのお友達と効果的な練習ができたり、親同士のつながりができたり、個人練習では得られない体験ができます。
中でも最大のポイントは、「仲間と一緒に家族みたいな感覚で、ストライダーを楽しむ時間が共有できる」こと。幼少期からこのような経験ができることに魅力を感じている人は、多いように感じます。チームにはさまざまな分野の専門知識がある方がいて、カスタムのアドバイスをしてくれたり、子どもの成長につながるトレーニングを取り入れてくれたりするので、魅力あふれる時間を過ごすことができるでしょう。
チームには、練習のやり方などのノウハウがあります。他のチームとの交流で新しいことを取り入れたり、子どもたちのために何をすればいいのかを長い年月をかけてアップデートしているのです。それがチームの伝統となって語り継がれ、チームの財産となっています。
メンバー全員の協力が必要
ストライダーチームの関係者は、子どもたちを楽しく、より成長させようと考えています。さらに、チーム運営のスケジュールやイベントを考えて、参加している大人たちも楽しませようと努力しています。
チームに所属する以上、チームの方針を理解して尊重し、自らのエネルギーを提供する必要がありますが、これは「充実した時間を過ごすために必要なエネルギー」なのでしょう。トータルで考えれば、得られるもののほうがずっと多いと思います。
3.練習会に参加する
練習会には、さまざまな形式のものがあります。チームに入る入らないに関わらず、大きな集まりで練習することにより、レースに近い緊張感が体験できて、より実戦的な練習をすることができます。ランバイクチーム同士で合同練習をしたりするのも、こうした高い練習効果を期待してのことです。
公開練習
チームに所属していない人でも、チームの練習会に参加できるのが「公開練習」というイベントです。中には「チームに加入している人でも参加できます」という、太っ腹な練習会もあります。気になるチームのSNSなどをチェックして、参加してみてください。
地域練習会
近隣住民のために開催される、「誰でも自由に集まることができる」練習会です。開催される機会はそれほど多くありませんが、地域イベントと一緒に開催されたりもしています。
自主練習会
ストライダーの練習をしたい仲間を集めて、自分たちでおこなう練習会です。こういった練習会は、全国各地でおこなわれています。筆者たちが開催していた「GaTpk-riders練習会™」(ガトプコ練)も、このジャンルにあたります。
筆者がランバイク活動の中で感じたのは、「仲間と一緒に練習する」ことの重要性です。確かに、レースに参加するのは、子どもにとって貴重な経験です。しかし、レースに出るだけでなく、「仲間と一緒に練習する機会をつくることも、子どもがより楽しく成長するために必要ではないか?」と思うようになりました。
コロナの影響でレースがおこなわれなかったこともありますが、最後のほうはみんなで練習ばかりしていました(笑)。でもすごく楽しかったようで、走るのもだいぶ速くなりました。ランバイクの練習って、子どもの成長にすごくいいトレーニングなんですよね。
※どの練習会にも敷地の関係で定員がありますので、早めにエントリー(参加表明)をすることをおすすめします。
全国のランバイクチーム 紹介
全国には50前後のランバイクチームがあり、エンジョイ派からレーシング派まで、さまざまなチームが活動しています。今回は各チームのご協力のもと、子どもたちへの想いやチームの特徴などのアンケートを実施しました。
- チーム名の由来
(子どもたちへの想いがとてもよく表現されています) - 活動拠点
(活動場所が分かるので参考にしてください) - チームの特徴
(活動内容やチームの方針がよく分かります) - チームからのメッセージ
(連絡先も分かるようにしています)
寄せられたメッセージを読んでいて、チーム名の由来に感動したり、活動方針に感激するなど、どれも心が温まる思いがしました。ご紹介しているチーム以外にも活動されている団体はありますが、どのチームもすばらしい活動をされていることに変わりはありません。
北海道
1.インフィニティキッズ北海道
1.チーム名の由来
「子どもの可能性は無限大」というところから、インフィニティキッズ北海道と名付けました。
2.活動拠点
主に札幌近郊で練習しています。
3.チームの特徴
昨年度から発足した南支部は、胆振(いぶり)を中心に活動しています。仲間と切磋琢磨しながら、楽しく! 真剣に! 親子二人三脚で目標に向かって練習しています。表彰台がゴールではなく、無限の可能性を秘めた子どもたちのネクストステージも応援しています。
4.メッセージ
チームの活動を通して、北海道のランバイク仲間を増やしていきたいと思っています。子どもとの絆も深まるランバイク!ぜひ一緒に楽しみませんか?
2.team ESPOIR tokachi(チーム エスポワール 十勝)
1.チーム名の由来
「エスポワール」という言葉の意味は、フランス語で「希望」です。
2.活動拠点
北海道十勝広尾町、シーサイドパーク広尾駐車場
3.チームの特徴
ランバイク以外にも、いろいろな動きを体に覚えさせるトレーニング等を行い、エンジョイライダーからレーサーまで鍛えるチームです。チーム全員、親も含めて仲が良いチームです!
4.メッセージ
今後は北海道だけに留まらず、全国で活躍できるライダーを育てていきたいと思っています。
連絡先:「team ESPOIR tokachi」ホームページ
3.team ESPOIR tokachi(チーム エスポワール 十勝)帯広支部
1.チーム名の由来
広尾の本部と同様です。
2.活動拠点
帯広市内の駐車場、札内川河川敷公園
3.チームの特徴
帯広支部は、二歳から四歳までの小さい子が多い、発足して間もないチームです。保護者も一緒になり、体操や基礎的な練習ができるように工夫しています。
4.メッセージ
帯広支部では、現在七家族と七名のライダーが所属しています。道内で開催される大会で、表彰台に乗れるライダーを輩出することが今の目標です。練習内容をより充実させるために、所属ライダーを増やせるよう活動しています。
連絡先:「team ESPOIR tokachi」ホームページ
4.REDZONE(レッドゾーン)
1.チーム名の由来
REDZONE=エンジンの回転数が、限界に近い領域のこと。その限界を突破して、常に上のステージを目指し、みんなで頑張っていこうという想いから。
2.活動拠点
札幌市「つどーむ」など、北区東区メイン
3.チームの特徴
各自それぞれの目標をもって、それに向けて全力で頑張る。北海道でも一番、そして全国に通用するチームを目指してます!
4.メッセージ
REDZONEは、北海道一の速いチームを目指しています。そして、全国でも表彰台を目指して頑張ってるメンバーも多数います。来シーズンも北海道の大会はもちろん、本州の大会にもお邪魔するので、どうぞよろしくお願いします。
連絡先:「REDZONE」インスタグラム
東北(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)
5.OKIKOBO(オキコボ)[福島]
1.チーム名の由来
会津に古くから伝わる縁起物「起き上がり小法師」をモチーフに、OKIKOBO〈オキコボ〉と名付けました。「どんなに辛い事や悲しいことがあっても、元気に立ち上がっていこう」という七転び八起きの精神で、いつも笑顔で前に進んでいけるように、そんな想いが込められています。
2.活動拠点
会津若松市内数カ所、坂下町、湊地区など。民間企業さまを始め、たくさんの方々からご興味をいただいております。
3.チームの特徴
ランバイクの練習会やレースを通じて、みんなで寄り添い、助け合うチームです。レースの順位もさることながら、チームが一丸となって成長出来るように頑張りたいと思います。
4.メッセージ
練習会や年に数回のレースも開催している「福島県で唯一のランバイクチーム」です。会津をはじめ、福島県全域、山形、新潟などの近隣にも、たくさんのメンバーがいます。メンバー構成は「初心者から上級者まで」、二歳から八歳の子どもたちが参加しています。一緒にランバイクを楽しみながら、親子共々成長できれば幸いです。ご興味あれば、ぜひお気軽にご連絡ください!
連絡先:「OKIKOBO」インスタグラム
関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)
6.HEART KIDS(ハートキッズ)[栃木]
1.チーム名の由来
「Happy Enjoy Active Ride Tochigi」のアルファベットの頭文字を省略したのが、HEART の由来です。そこから「HEART KIDS」というチーム名になりました。
2.活動拠点
栃木県宇都宮市
3.チームの特徴
キックバイクを通じて、家族で楽しみながら子どもの成長を見守ることを目的としています。現在、エンジョイ派からレース志向まで、個性豊かな二歳~小学生が所属しています。チームの練習や大会に出場する時には、親子で話し合って、その日の目標を決めてから参加しています。
栃木県民限定レースの「とちきっずカップ」には、常日頃の練習の成果を発揮する場として積極的に参戦しており、キックバイクが好きな家族とも交流しています。月一回の練習会、有志で集まる不定期練習会のほか、お花見、潮干狩り、登山、クリスマス会などのイベントが充実しているところも魅力の一つです。
4.メッセージ
HEART KIDSは、結成から今年で10周年を迎えました。市内だけでなく、市外、県外からの加入メンバーも増えました。そこで、現在HEART KIDSでは2歳・3歳の新規加入メンバーを募集しています。初心者・よちよちライダーでも大丈夫!アットホームな雰囲気の中、安心して楽しく練習ができます。心も身体も大きく成長する大切な時間を、キックバイクを通じてコミュニケーションをとりながら、親子の絆を深めてみませんか?
フェイスブック、メッセンジャーよりお問い合わせや練習会の体験申し込みを随時受け付けています。
7.TeamHINATAIGA (チームヒナタイガ)[群馬]
1.チーム名の由来
「ヒナタ」と「タイガ」が始めた練習会がきっかけとなり、チームができました。
2.活動拠点
群馬県桐生市
3.チームの特徴
基礎トレや個々の走りに合わせたランバイクの練習だけでなく、大人も子どももみんなが楽しめるイベントも開催しています。コロナ流行前は、BBQや節分、スイカ割り、花火、ハロウィン、クリスマス、動物園や遊園地、釣り堀等、練習のあとにみんなで楽しみました。
4.メッセージ
小規模チームですが、ぜひ一緒に活動しましょう。体験の申し込みをお待ちしています!
8.GOONiES(グーニーズ)[埼玉]
1.チーム名の由来
子どもたちを主役にした冒険映画『グーニーズ』になぞらえました。親子で立てた目標に向けて、山あり谷ありの道のりを「チーム一丸となってフォローし合いながら、楽しんで自分たちのストーリーを作ってもらえれば」という想いが込められています。
2.活動拠点
さいたま市岩槻区・本庄市
3.チームの特徴
子どもたちが笑顔でいられることや、ランバイクを通じて成長し、自信を持てる環境を作るために頑張っています。心と身体の成長が著しい幼少期。それぞれの個性を大切に、親同士で悩みを共有し合い、コミュニケーションを取りながら助け合い教え合い、共に技術も磨いています。また、心の成長を見守りながら、お互いを高め合える環境を目指しています。チーム内はみな仲が良く、うれしい思いも悔しい思いも共に体験しながら、親子でチームメイトで青春しています!
4.メッセージ
現在、メンバーを募集中です。それぞれのステージで、悩みが尽きないランバイク競技。正解がないからこそ難しい……親子で悩み、チームで悩み、一緒に成長しましょう。ランバイクを楽しみたい方、一緒に走る仲間が欲しい方、ぜひ一緒に走りませんか? すばらしい仲間と楽しいランバイクライフを過ごせること間違いなしです。不定期で公開練習会を開催していますので、興味のある方はぜひ参加して雰囲気を体験していただければと思います!!お気軽にお問い合わせ下さい! インスタで情報を発信中です。
連絡先:「GOONiES」インスタグラム
9.LINO KEIKI(リノケイキ)[埼玉]
1.チーム名の由来
LINO はハワイ語で 「輝く」、KEIKI は「子どもたち」です。「LINO KEIKI」 リノケイキ = ”輝く子どもたち” という意味をもっています。
2.活動拠点
主に埼玉県内を中心に活動しています。
3.チームの特徴
2歳~11歳くらいまで、30人程のメンバーが在籍しています。RCS=全日本ランバイク選手権での上位入賞を目指し、一人一人が速く強くなり、チーム全体で速い強いチームになることがチームの目標です。目標に近づくために、選手はもちろん家族全員で頑張っています。
4.メッセージ
練習中は、メンバー全員が真剣に集中して取り組むチームです。練習終わりのリレーやチームイベントでは、選手も親も全力で楽しんでいます。これからもLINO KEIKIをよろしくお願いします!
10.Liberte(リベルテ)[埼玉、大阪を中心に全国]
1.チーム名の由来
リベルテは、フランス語で「戦艦」という意味です。メンバーそれぞれが強く、団結していけるチームをイメージして名付けました。
2.活動拠点
全国(主に埼玉県と大阪府、年に数度北海道)
3.チームの特徴
日本全国にメンバーがいる日本初のチームです。チームメンバーは、距離に関係なくそれぞれを助け合う精神を大切にしていて、チームのコミュニケーションをたくさんとるようにしています。
4.メッセージ
リベルテは、全国各地から本気でランバイクを強くなりたいメンバーを募集しています。子どもの可能性は無限大です! ぜひメッセージをお待ちしてます。
連絡先:「Liberte」インスタグラム
11.ACCELERANDO(アッチェレランド)[千葉]
1.チーム名の由来
イタリア語で「アッチェレランド=だんだん速くなる」という意味の音楽用語が由来になっています♪
2.活動拠点
千葉県柏市
3.チームの特徴
レースで上位を目指す子もそうでない子も、子どもたち一人一人の目標に向かって、楽しく練習しています。全体活動は月一回、季節のイベントを行なったりして、アットホームな雰囲気のなかで練習しています。
4.メッセージ
主に、現役で頑張っているストライダーキッズの様子を随時インスタにUPしています。お気軽にフォローして下さい。フェイスブックでも色々な活動報告をしていますので、ぜひぜひご覧下さい。
12.STAYGOLD(ステイゴールド)[千葉]
1.チーム名の由来
「子どもの持つ純真無垢な輝きが、いつまでも続く場所でありたい」
チームができた当時は、環境的にランバイクレースなんて東京だけの話で一部の子どもにしか体験出来ないものだったので「千葉の田舎でも当たり前に、そういう環境があったらいいな!」と想って作られたそうです。
2.活動拠点
千葉県北東部(木曜日は夜練。土日は、県内で練習しています)
3.チームの特徴
RCS年間チームランキングでトップ3に入れるように、少数精鋭で頑張っています。人数は少ないですが、チームメイトでありながらライバルでもあり、仲良しなところが特徴です。
4.メッセージ
年数回、県内で「STAYGOLDCUP」も開催しています。先日、第24回「STAYGOLDCUP」が開催されました。多くのチームの方や参加者さんの支えがあり、ここまで開催できています。これからも子どもたちの笑顔のために、楽しい大会にしたいと思っています。
13.teamBLAST(チームブラスト)[千葉]
「チームブラスト」については、記事の後半でたっぷりと特集しています。ぜひ、ご覧ください。
14.もりぽっくる[千葉、埼玉、茨城]
1.チーム名の由来
活動拠点でもある流山市の当時のキャッチコピー「都心から1番近い森のまち」から「森」と小人の妖精「ころぽっくる」をあわせて、「もりぽっくる」が誕生しました♡
2.活動拠点
流山、柏、埼玉、茨城
3.チームの特徴
ランバイクを通して、親子の時間を楽しんでいます。今年のスローガンは「真面目に楽しく『みんなで』速くなろう!!」ですっ!
4.メッセージ
みどりのチームといえば「もりぽ」。エンジョイ~ガチレース組が在籍しています。千葉はもちろん、埼玉・茨城・東京在住のメンバーもいます! あったかぽかぽかな雰囲気のチームですので、ぜひ一度遊びに来てください。
連絡先:「もりぽっくる」ブログ
15.TEAM S.C.R(チーム エス.シー.アール)[東京]
1.チーム名の由来
[TEAM S.C.R(TEAM SMILE CRY RUN) ]
これから成長していくキッズたち。どんな場面でも自分で考え行動し、仲間と分かち合い、仲間と助け合う。そして、レースで勝つ喜びや負ける悔しさ、努力することの大切さ楽しさとその意味、そこからの自信、それらを糧に、笑っても泣いても走り続けていく。これから生きていく上で、そんな「大切なことをキッズたちが学んでいってくれれば」との想いが、チーム名に込められています。
[マークの「足跡」が意味するもの ]
こどものチカラを信じ、親のチカラの愛情を注ぎ、チームのチカラを背に受けて、いつの日かトップを走り抜け、追うものたちへ足の裏を見せつける。笑っても泣いても走り続ける。何があっても、親子で走り続けること。
2.活動拠点
東京都を活動拠点にしています。埼玉県在住者も多く在籍し、茨城、群馬、神奈川、そして遠方からも車を走らせて練習会へ通ってくれています!
3.チームの特徴
TEAM S.C.Rは、RCSチーム年間ランキング「5年連続10位以内」という、数少ない偉業を達成しているチームです。今年は6年連続入賞を目指し、チーム一丸となってお互いを応援し合い、練習しています。2022年は、3歳を中心にメンバーが増えました。スモールステップを大切に、親子で向き合いながら一つ一つのレースで好成績を目指して頑張っています。
4.メッセージ
2023年9月1日に、ついに10周年を迎えます。TEAM S.C.Rでは、チーム名の想いをとても大切にし、活動の軸としています。
8周年記念の時にチームロゴやチームTシャツが変わり、卒業した先輩ライダーたちの想いを引き継ぎました。代表的な足跡マークがその想いやチームの存在、親子の愛がこの先の未来まで続くことを願った「無限(∞)」をモチーフにしたものになりました。ぜひ、メンバーのTシャツを見てくださいね!
これからも走り続ける子どもたちと、TEAM S.C.Rの応援をよろしくお願いいたします。
16.東東京TEAM(ひがし東京チーム)[東京]
1.チーム名の由来
チームの本拠地(東京都江東区)が、東東京にあるからというそのままのネーミングです。EAST TOKYO を略して「E.T.」とも呼ばれています。
2.活動拠点
東京都江東区(荒川河川敷)
3.チームの特徴
東東京TEAMはランバイクを中心に、メンバー間で「ワクワク」「楽しい」「競い合う」を共有できるような活動をしていくことをモットーにしているチームです。毎月の練習会やレース参加だけでなく、夏祭りやハロウィン、クリスマス会など子どもたちが楽しめるイベントも盛りだくさんです。東京23区を本拠地にする唯一のチームのため、メンバーも国際色豊かです。
4.メッセージ
1歳から8歳まで、幅広い層の現役メンバーがいます。みんなで楽しく、でも真剣に練習に取り組みながら速くなることを目指しています。レースや練習会でE.T.メンバーとご一緒した際は、よろしくお願いします。
連絡先:「東東京TEAM」ブログ
17.↑THE CRAZY ENGINE↑(ザ・クレイジー エンジン) [神奈川]
1.チーム名の由来
子どもたちは、みんなそれぞれ「個性的なエンジン」をつんでいる、との想いから、当チームではその個性を大切にしています。
エンジンにはそれぞれのメンテナンスが必要で、個々のベストなメンテナンスを探し出す楽しみもあります。爆発的なPowerを発揮するモンスターエンジンになることもあれば、エンジンの調子が悪い日もあったり、急にエンジンがかからなかったり、エンジンを切ってしまって一からメンテが必要になることもあります。
紆余曲折がある。でも「その時間こそが大切で、その瞬間こそ学びがある」と考えています。だからこそ、親と子どもが常に向き合うことが重要。「親が背中を押してあげることの大切さ」「子どもたちが自信を持って前に進める」そんな環境づくりを、チーム一丸になって取り組んでいます。
2.活動拠点
埼玉県川口市や神奈川県横浜市(平日は、夜練もやっています)
3.チームの特徴
チームの子を「くん、ちゃん」付けで呼ばず、我が子のように呼んで会話したり指導しています。普段からかなりのわちゃわちゃ感もあり、入会して間もない子でもすぐに輪に入っていける、とてもアットホームなチームです。でも練習となれば、親も子も突然目つきが変わり、その切り替えの良さは、天下一品。やるときゃやるのが「クレイジーエンジン」です。
4.メッセージ
子どもの成長はもちろんですが、親子での成長と学びを重要としています。大事な仲間と共に楽しい時間を共有し、厳しい競争の中で子どもが成長していく、そんな姿を見ながら微笑ましく、また互いに応援できる選手作り・チーム作りを目指しています。
幼児期にしかできないランバイクを通じて、子ども自身が何事も一生懸命頑張ることが大切であり、何事も努力すれば成長できることを学んでいき、これからの人生の糧としていくことを目標にしています。
主役である「子ども」だけに目がいきがちですが、親にとっても初めての子育て。子どもと親が一緒に成長していくのも喜びであり、幸せなことです。親が「子どもから教えられること」も多々あります。お互いを尊敬し合い、大切な家族として絆が強まることにもなると考えています。
連絡先:「↑THE CRAZY ENGINE↑」インスタグラム
18.相模原Team Rust-eze(サガミハラチーム ラスティーズ)[神奈川]
1.チーム名の由来
2012年に、相模原で発足しました。映画『カーズ』のマックイーンのチーム「Rust-eze(ラスティーズ)」から、「速さだけでなく、仲間と切磋琢磨しながら友情を育んでいく、ラスティーズのようになろう!」という意味が込められています。
2.活動拠点
平塚、茅ヶ崎、相模原で活動しています。
3.チームの特徴
神奈川全域はもちろん、都内在住メンバーも在籍し、幅広い地域から集結し活動しています。みんなそれぞれの目標を決めてから入会し、その目標に向けて練習しています。チームメンバーのそれぞれの成長がわかるような練習方法を考え、実践しています。
練習以外にも、新1年生のお祝いや水鉄砲大会、プチ運動会、ハロウィンやクリスマスパーティーといった練習会の間に楽しめる季節イベント行事も取り入れています。
4.メッセージ
ラスティーズの練習会は、準備体操やトレーニングから子どもたちの笑顔がたくさん。そんな子どもたちも、練習が始まると真剣な表情に!それぞれのペースで、それぞれの目標に向かって、苦しい時は立ち止まったっていい。今しかない、親子や仲間たちとの貴重な時間を大切に、ランバイクを楽しんでもらえたら……
「仲間がいるから頑張れる」相模原Team Rust-eze(チーム ラスティーズ)は、このことを歴代の代表から引き継ぎ、今も大事に活動しています。
連絡先:「相模原Team Rust-eze 」インスタグラム
19.ニトロキッズ[神奈川]
1.チーム名の由来
映画『ワイルドスピード』からインスピレーションを受け、ニトロタンクを背負った子どもたちが駆け抜ける姿を想像して命名しました。
2.活動拠点
厚木市内
3.チームの特徴
ニトロキッズは、少人数ながら世代を超えた仲間と一緒に切磋琢磨できるチームです。週一回、月一回の練習があり、レースの合間には季節ごとのイベントも行っています。
4.メッセージ
未就学児をメインに様々な家庭環境の子どもたちが、それぞれのペースでランバイク活動をおこなっています。ニトロキッズはメンバーの仲も良く、和気あいあいと練習に励んでいて、居心地の良いチームです。
ランバイクは短い期間で卒業するスポーツですが、我が子とここまで密に過ごせる競技は、他にはないと思います。ネクストスポーツへの架け橋として、ランバイク競技をたくさんの人に知ってもらいたいです。
連絡先:「ニトロキッズ 」インスタグラム
20.横浜本牧レーシング(ヨコハマ ホンモク レーシング)[神奈川]
1.チーム名の由来
本牧が生んだ「東洋一のサウンドマシーン」、横山剣/クレージーケンバンドの世界観に由来しています。
チーム結成のエピソード
ストライダーディーラー1号店「ジェネラルマートK&N」が根岸線山手駅近くの大和商店街にあり、外国の子どもたちが多い土地柄もあって、山手・本牧界隈は「日本でストライダーに乗る子どもたちが、いち早く表れた街の一つ」と考えられています。
そんな中で、2010年、本牧界隈在住の2つの幼稚園の子どもたちが集まり、チームを結成しました。当初は根岸森林公園、本牧山頂公園を中心に、平日週末を問わずに子どもを走らせて遊ぶ、緩いスタイルの集まりでした。
その頃はまだ、ストライダーカップ以外のランバイクレースがほとんどなかったこともあり、レース志向のメンバーは少なかったのですが、2012年3月にストライダーカップ開幕戦第1戦が「赤レンガ倉庫」で、同年12月にファイナルラウンドが「パシフィコ横浜」で開催されたことで、徐々にレース志向のメンバーが集まるようになりました。
ランバイクレースの広まりとともにチームや練習会の知名度が高まったことにより、本牧地区以外の参加メンバーも増えてきました。
2.活動拠点
横浜市中区本牧ふ頭
3.チームの特徴
レーシングチームなので、レースへの参加を前提とした活動を行っています。レースへの意欲をメンバー内にて共有し、全員で高めあってレースに挑んでいます。12世帯21選手とコンパクトな規模で活動しており、保護者含め全員一丸となってチームを盛り上げています。涙あり、笑いありの、暇を感じさせない空気感で満たされているチームです。
4.メッセージ
整理してみると意外と由緒あるチームでした(笑)が、在籍メンバーは時とともに入れ替わっていますので、「古き良き」は残しつつも新しいアイデアや取り組みをおこなっており、常に変化・進化を目指しているチームです。
一緒に活動するメンバーを絶賛募集中ですので、SNS(インスタグラム、フェイスブック)よりお気軽にお問い合わせください!
中部(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知)
21.T.H.Kids(ティー.エイチ.キッズ)[富山]
1.チーム名の由来
「Tsurugi.Helmet.Kids」剱岳(つるぎだけ)の頭文字のTをとって、名付けられました。
2.活動拠点
富山県の各地(呉東から呉西まで)で、元気に活動しています。
3.チームの特徴
チームには小さい子~小学生まで幅広い年齢の子がいますが、みんなとっても仲良しです。練習も遊びも、全力で楽しんでいます。ランバイクの練習以外にも、楽しく体を動かす練習をしたり、クリスマス会やBBQ、キャンプなど、親子で楽しめるイベントもあります。練習以外の楽しみがあるのは、子どもにとっても魅力的ですよね。
4.メッセージ
「T.H.Kids」(ティー.エイチ.キッズ)では、1歳半から参加できる「キラリン ランバイクカップ」を運営しています。このレースに向けて、子どもたちも練習をがんばっています。
パパやママから離れて、キラキラの笑顔でコースを一生懸命走る子どもの姿は感動的です。きっと、忘れられない思い出の1ページになると思います。初心者のお子さんも大歓迎ですので、レースデビューは、ぜひ「キラリン ランバイクカップ」をどうぞ!
インスタグラム、またはフェイスブックにてレースやチーム活動の様子などもご覧いただけます。ぜひチェックしてください。練習会への参加体験も随時受付しているので、ご興味のある方は気軽にお問い合わせください。
22.Go Riders(ゴーライダース[長野]
2.活動拠点
長野県の上伊那エリアを中心に活動しています。
3.チームの特徴
何よりも「楽しく走る!」をモットーに、ストライダー(ランバイク)の面白さを多くの子に知ってもらうため、初心者でも楽しんでもらえる練習会を毎月開催しています。大会を目指した走力練習だけでなく、パンプトラックで重心移動の感覚を身に付けたり、芝や土などの変化に富んだ環境を走ることで、お子さまの将来に繋がる運動能力の基礎を築くことを目指しています。
4.メッセージ
毎月開催の練習会では、ビジターさんの参加も大歓迎です。一緒に走りましょう!
23.FIRST KIDS IZU(ファースト キッズ 伊豆)[静岡]
1.チーム名の由来
FIRST KIDSには、「最高の子どもたち」という意味が込められています。さらに、2012年に静岡支部が誕生した際、伊豆市を活動拠点としていたため「FIRST KIDS IZU」と名付けられました。
2.活動拠点
静岡県富士市を中心に、焼津市や裾野市などで活動をおこなっています。
(現在は静岡県のみで、東京や秩父での活動はおこなっていません)
3.チームの特徴
FIRST KIDS IZUは、初代の代表がレーシングチームとして立ち上げてくださいました。チーム当初から「目標は高くもつこと」「謙虚さの心がけ」「心を広くもつこと」そして「家族で成長できる時間を過ごすこと」そんな初代代表の想いが10年間引き継がれていき、現メンバーで日々の練習をおこなっています。
4.メッセージ
2歳~9歳のメンバーで活動しています。年齢は違っても目指す志が一緒なので、悩みを共有しながら日々の練習に取り組んでいます。FIRST KIDS IZUのメンバーと一緒に走ってみたい、練習会に参加してみたい方がいましたら、DMにてご連絡ください。
24.THRAPPY(スラッピー)[愛知]
1.チーム名の由来
THRAPPYは、前の代表が立ち上げたチームです。「どん底から這い上がる」という想いから命名されました。
2.活動拠点
主に刈谷市総合運動公園向かい側のフリースクエアで練習しています。
3.チームの特徴
活動していく中で、家族の考えや想いなどはさまざまで「それぞれが違う目標を持って取り組む方針」へと変化していきました。必ずしもチームメンバー全員が「〇〇大会の表彰台」を目標にするのではなく、小さな目標を何度も達成していく中で、見えてくる目標が変わってくるのだと思います。
THRAPPYは少数精鋭でレースに挑み、魅力的な発信ができるように、それぞれの家族が役割をしっかりと理解して助け合っています。「挨拶や時間を守る」などの基本的なことを徹底していて、ルールを守ることがこれから先、「人との関わりにとても大切なこと」になることも、子どもたちには伝えています。
4.メッセージ
魅力あるチームとして活動しています。メンバーが少なくても、存在感のあるチームを目指していきます。※デカい人が多いのも魅力の一つです(笑)
連絡先:「THRAPPY」インスタグラム
25.オマリーズ[東海地区や北陸地区]
1.チーム名の由来
チームの立ち上げメンバーに「元プロ野球選手オマリーさん(阪神)」の熱狂的なファンかつソックリさんがいたので、それが由来です。
2.活動拠点
- 東海地区(愛知、岐阜、三重、静岡)
- 北陸地区(富山、石川、長野)
3.チームの特徴
R.C.S.(全日本ランバイク選手権シリーズ)で上位入賞を目指すオマリーズ。所属する全家族が、親も子も本気でランバイクに取り組んでいます。
現役引退後のレジェンドライダーが、練習会に参加してチームの手本となり、技術の向上に取り組んでいます。東海地区、北陸地区だけでなく、関西・中国地方など遠方のライダーたちも参加しており、50~80人程度13グリッド*で「R.C.S.を想定した大規模な練習会」を開催しています。
*) スタート位置のこと。レーン、コースと考えると分かりやすい。
4.メッセージ
毎週末、東海地区で練習会を開催しています。インスタでDMを頂ければ、どなたでもご参加いただけますので、ぜひよろしくお願いします。R.C.S.の舞台を目指して、一緒に練習しましょう。新メンバーも募集中です!
連絡先:「Mr.オマリー」インスタグラム
近畿(三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
26.ONE STEPPERS(ワン ステッパーズ)[三重]
1.チーム名の由来
「1歩ずつ」という意味が、チーム名に込められています。
2.活動拠点
三重県北中部
3.チームの特徴
メンバーの人数が少ないので、上の学年の子たちが下の学年に積極的に教えています。そして東海3県のチームを筆頭に、近隣の甲信越、関西チームと協力しあい、ランバイクキッズのレベルアップと普及活動に力を入れ、家族一丸となり本気でランバイクを楽しんでいます。
4.メッセージ
メンバーみんなで楽しくやっていますので、ランバイクに少しでも興味のある方は、ぜひ一度ご連絡ください。
27.イナズマ ビッグストーンズ[滋賀]
1.チーム名の由来
滋賀と言えば「イナズマ」、そして地名である「大石」から始まったので「イナズマ ビッグストーンズ」と決めました。
2.活動拠点
滋賀県をメインに練習しています。
3.チームの特徴
ランバイクを通して子どもも大人も成長し、上位を目指すレーシングチームです。2014年に結成し、まもなく10年になります。
4.メッセージ
イナズマオレンジをよろしくお願いします。
連絡先:「イナズマビッグストーンズ」インスタグラム
28.MRBC KYOTO(みやびランバイクカップ京都)[京都]
1.団体名の由来
MRBC KYOTOは、チームではありませんが、「みやびランバイクCUP実行委員会という運営団体として」レースに参加しています。レース参加時に、チーム名として出したいという意見があり、このような経緯からできた名称です。※無所属や他チームに属している方も在籍しています。
2.活動拠点
京都南部
3.団体の特徴
ランバイクの普及を優先として、大会や練習会を京都を中心にして開催しています。大会の開催では出張も取り入れ、地域の活性にも微力ながら尽力しています。
4.メッセージ
チームではありませんが、団体メンバーとしての加入を募集しています。また、みやびでは「闇練」と言う名前で練習しています。興味がありましたら、SNSからお問い合わせください。※練習には毎回定員があります。
29.足蹴二輪(あしけり にりん)[大阪]
1.チーム名の由来
ランバイクということで、シンプルに「足蹴二輪」という名前にしました。
2.活動拠点
大阪府寝屋川公園、りんくう公園、堺浜で練習しています。
3.チームの特徴
初心者の子でも馴染みやすく、一緒に練習できるようにしています。切磋琢磨しながら競い合えるように、年齢性別関係なくみんな仲良しです。
4.メッセージ
現在は代表がおらず、新しく代表も立てずに、現役の子どもたちで継続する形を取っています。毎月のチーム練はありませんが、集まれるメンバーで練習したり、卒業した選手と一緒に夜練ができる子はしています。
連絡先:「足蹴二輪」インスタグラム
30.TEAM OCF JP[大阪ほか]
1.チーム名の由来
旧チームであるTEAM VITからの理念を引き継ぎながらも、新たなチーム「TEAM OCF JP」として、2021年1月に再始動しました。サポートショップさんの、唯一無二の魂のオリジナルパーツブランドであるOcean Cycle Factoryの【OCF】をお借りして、チームも唯一無二のチームに成長、飛躍していこうとの信念からです。
JPは「JAPAN」を兼ねており、日本独自のチームであることと、世界戦や世界のライダーに「戦いを挑み続ける夢」を見失わないようにと名付けました。
2.活動拠点
「TEAM OCF JP」は単独で練習会を行わず、関西を中心に(もちろん、他地域からもOK)参加していただきやすいよう、常に公開で、毎週火曜日に、大阪の四條畷市総合公園内にて練習会を開催しています。
3.チームの特徴
チームメンバーは、関西(大阪、京都、兵庫、奈良)主体、その他に茨城県と長野県のメンバーで構成しています。
重視しているのは、次の二つ。一つめは、サポートショップさんとともに、正確(ベスト)なカスタム、セッティングなど、ご家族が敏感に注意深くライダーの1番ベストな状態を常に導きだせるようにしていくこと。二つめは、全体での練習だけでなく、それぞれのご家庭でも練習すること。人任せではなく、常に家族が学び続ける姿勢であることを大切にしています。
4.メッセージ
チームロゴのペガサスのように力強く大地を踏みしめて、大きな翼で大空を駆け回っていけるように、少数ながらもこれからも走り続けます。
連絡先:「bicycle_shop_vit(ビッちゃん)」インスタグラム
31.MONSTER LABO(モンスター ラボ)[大阪]
1.チーム名の由来
子どもたちを「心も身体も強いモンスターに育てるチーム」と言う意味で、MONSTAR LABO(通称モンラボ)と名付けました。
2.活動拠点
大阪府内某所
3.チームの特徴
MONSTER LABOは3歳から5歳を中心に構成しており、本格的なレーシングライダーからエンジョイライダーまで、幅広いレベルのライダーが所属しています。特色として、現在はガールズライダーが多めです。チームのコンセプトは「どんな大会であっても優勝するぞ!!」です。
4.メッセージ
コロナ渦の影響で色々と制限がある中、モンラボキッズは元気とやる気を持って日々鍛錬しています。関西圏を中心に他チームとも協力しながら、全国各地のレース会場へと飛び回り、各々設定した目標を達成するべく、高みを目指して頑張っています。
32.Run Up bspo(ランナップ ビースポ)[大阪]
1.チーム名の由来
Run Up bspo(ラン アップ ピースポ)は、今いるメンバー全員で考えました。楽しく走り、駆け上がっていくイメージです。
2.活動拠点
寝屋川公園、山田池公園
3.チームの特徴
楽しみながら、且つ上位を目指すランバイクチームです。ランバイクを通じて子どもたちの運動神経やバランス感覚を養い、全てのスポーツへの道筋を作ることが目標です。
4.メッセージ
bspoは、チームレスなチームです。すべては子どもたちの未来のために、みんなで素敵なランバイクライフを!!
33.SP racing(エスピー レーシング)[兵庫]
1.チーム名の由来
練習拠点が丹波篠山市ということから、Sasayama Practiceの頭文字をとってつけました。
- SPecial…特別な経験や絆をつくろう!
- SPrint…全力疾走する子どもたちを全力応援!
の意味も込めています。
2.活動拠点
兵庫県丹波篠山市
3.チームの特徴
年齢やレベルはさまざまですが「全力全開!」「限界突破!」を合言葉に、親も子も一緒になって、それぞれの目標達成に向けて取り組んでいます。ハードな練習も多いですが、「みんなとだから頑張れる!!」と、メンバー全員で声をかけ合い、チーム一丸となって練習しています。
4.メッセージ
お互いに切磋琢磨し、ともに成長できる熱い仲間を募集しています。ランバイクをきっかけに、ネクストステージへもつながるような心や身体作りを、一緒に目指していきましょう!
34.BRAVE RIDERS(ブレイブ ライダーズ)[兵庫]
1.チーム名の由来
「勇敢に戦うライダーになってもらいたい」という願いを込めています。
2.活動拠点
三木市吉川総合公園
3.チームの特徴
吉川では、40~50m以上の直線をコースに配置することができ、直線に慣れたスピードある選手が多数在籍・輩出しています。フルグリッド*で、本番を意識したコース練習を中心におこなっており、勇敢に戦えるようライダーをサポートしています。
また、プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジの年齢ですので、ランバイクのためだけでなく、身体の上手な使い方の習得を目的として「コーディネーショントレーニング」にも力を入れています。
*) グリッド(スタート位置)に空きがないこと。
4.メッセージ
全日本ランバイク選手権(RCS:Runbike Championship Series)での活躍を目標にしているチームです。メンバーは、2歳からオープンクラスの9歳まで各世代在籍しており、日々練習に励んでいます。メンバーも随時募集していますので、ご興味のある方はインスタのDMにご連絡下さい。
35.鹿ライダーズ[奈良]
1.チーム名の由来
奈良と言えば、やっぱり鹿!「鹿のように速く走る」という思いが込められたチーム名です。「鹿」という文字が大きく書かれたライムグリーンのTシャツが目印です!!
2.活動拠点
奈良健康ランド屋上駐車場、橿原運動公園
3.チームの特徴
練習はしっかりして、楽しく走る!! がモットーの鹿ライダーズです。みんなで助け合い、意見を出し合いながら日々の練習に取り組んでいます。ストライダーでただ走るだけではなく、準備運動や基礎体力をつけたり、仲間とのコミュニケーションも大切にして、できない子のフォローもみんなでしっかりしています。アットホームな雰囲気が特徴です!
4.メッセージ
練習会、大会で仲間と一緒に走り、子どもも親も一緒に成長していくコミュニティです。BBQ、忘年会等ランバイク以外のイベントも不定期開催しています。定期練習会体験希望の方は、フェイスブックから「鹿ライダーズ練習会 体験希望フォーム」への入力をお願いします。
連絡先:「鹿ライダーズ」フェイスブック
中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
36.HBR(エイチビーアール)[岡山]
1.チーム名の由来
結成当時、倉敷市の工業地域にある「ハーバーアイランド」を拠点に練習しており、そこでの練習を「ハーバー練」と言っていたので、頭文字をとって「HBR」というチーム名にしました。
2.活動拠点
岡山県倉敷市玉島付近
3.チームの特徴
「ただただ可愛い」2歳から、RCS覇者まで在籍している岡山県倉敷市のチームです。練習では切磋琢磨し、チーム一丸となり個々の目標クリアを目指して高め合っています。
2021年から「子どもたちの笑顔のためにレースをしたい」という熱いオヤジたちが立ち上がり、倉敷色あふれるこだわりのレース「HBRフェス」を初開催しました。
- 倉敷デニムのレッドカーペットならぬ、デニムカーペットとデニム賞状
- 「白壁の町」倉敷の表彰台。参加者全員へ、トロフィーを進呈
全国どこにもない、自慢のフェス!! そうです! 自己満フェス!!!
4.メッセージ
「走った距離は裏切らない」を胸に、仲間と共に駆け抜けます! HBRよろしくね。
連絡先:「HBR」インスタグラム
37.FLAP(フラップ)[岡山]
1.チーム名の由来
「FLAP」の由来は、FLAP=羽ばたくことです。ランバイクという競技を通じて、このチームから「様々な分野へ羽ばたいて欲しい」という想いを込めて名付けました。
2.活動拠点
- 岡田商運岡山営業所の駐車場をお借りして、休日に練習しています。
- 平日は、岡山ドームなど数箇所の市内某所で練習しています。
3.チームの特徴
チームの方針は、まずランバイクを楽しむこと。エンジョイ勢からガチ勢まで幅広く在籍していますが、「ランバイクを楽しむ!」その初心を忘れないようにしています。チームの公開練を開催する時も、みんなに楽しんでもらえるよう、遊び心は忘れないよう心がけています。
4.メッセージ
岡山県のランバイクチームで、現在31名在籍しています。エンジョイ勢から県外遠征をしているメンバーまで、幅広く在籍しています。いつでも体験募集していますので、気になる方は、ぜひインスタグラムのDMからメッセージください。よろしくお願いします! みんなでランバイクを楽しみましょう!
連絡先:「FLAP」インスタグラム
38.Team Mihariders(チーム ミハライダーズ)[広島]
1.チーム名の由来
広島県三原市に所在する、西日本ライダー御用達のショップ「中野モータースの柳田さん」が、地元を盛り上げるためにランバイクレースを定期開催しようと、ミハライダーズカップを立ち上げました。試乗会や練習会など開催していくうちに、自然と集まった顔馴染みのメンバーで「Team Mihariders」(チーム ミハライダーズ)を結成しました。
2.活動拠点
広島県東部地区、三原市、世羅郡世羅町、尾道市
3.チームの特徴
ガチなチームでなく、各家庭がストライダーを楽しむことをモットーに活動しています。 みなさん我が子のことを考えて活動されると思いますが、各家庭それぞれの考え方を尊重し、チームメンバーで応援し合っています。
4.メッセージ
チーム ミハライダーズでは、新メンバーを募集しています。県内外は、関係ありません。ストライダーを始めたばかりの方、ミハライダーズに興味を持たれた方、一緒に楽しみましょう。遠慮なくチームのインスタグラムに、ご連絡下さい。
四国(徳島、香川、愛媛、高知)
39.Vivaceさぬき(ビバーチェ讃岐)[香川]
1.チーム名の由来
イタリア語で「いきいきとした、活発な」という意味を持つVivace。みんなが元気に、明るく、楽しめるチームとなるように名付けました。
2.活動拠点
香川県内各所(祓川公園、長尾総合グランド、サンテック駐車場、小松印刷駐車場など)
3.チームの特徴
「みんなが楽しめて、みんなで強くなる」練習会を心がけています。特に、練習会の導入部分の遊びや縄跳びが人気で、県外からのリピーターも増えています。お昼休憩のさぬきうどんは、最高ですよ! 初心者や未経験者を対象とした体験会やレースも定期的に行い、次の世代に繋がる取り組みにも力を入れています。
4.メッセージ
チーム設立から約3年。コロナと共に歩んできた3年でしたが、先輩チームのアドバイスや保護者さま、チームスタッフの努力のおかげで、約30名のメンバーが在籍するチームになりました。まだまだ未熟なチームですが、日本一小さい県から日本一を目指して、これからもがんばっていきます!
40.G:NoS (ジーノス)[高知]
1.団体名の由来
高知には、7年続いたランバイクチーム「Gumball’s」(ガムボールズ)がありました。とある事情により解散しましたが、高知でもランバイク競技を無くしたくない! という想いを持ったGumball(ガムボール)の「G」を引き継ぐ子どもたちが「NoS(ナンバーズ)」となり、集まった団体です。
2.活動拠点
高知県のUSA潮風公園(宇佐潮風公園)
基本月一回くらい集まって、練習しています。県外の練習会にも参加させていただいており、愛媛の四国アベンジャーズ様、岡山のHBR様、flap様、徳島のうずしおわんぱくライダー(四国アベンジャーズ様)様、香川のビバーチェさぬき様、広島のミハライダーズ様、などに仲良くしていただいています。
3.団体の特徴
ランバイクという競技の浸透を高知で広め、卒ストしたライダーたちにBMX(二輪競技を含む)etc.の体験などを案内しています。
4.メッセージ
「高知BMX協会 (@kouchi_bmx_kyoukai)」様の傘下にあり、ランバイクから自転車まで、子どもから大人まで二輪スポーツを楽しんでおります。団体ですが、個々が代表と言う位置づけの集まりになりますので、ご理解よろしくお願いいたします。
連絡先:「G:Nos」インスタグラム
九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)
41.九州UNION(九州ユニオン)[熊本、福岡]
1.チーム名の由来
1九州のメンバーが気軽に集まることができる場所の確保、九州のランバイクを盛り上げるために「九州UNION」というチーム名にしました。
2.活動拠点
熊本と福岡で活動しています。
3.チームの特徴
子どもたちが、のびのびと楽しく走れる環境作りをしています。楽しく、本気で、練習に取り組んでいます。全国各地のレースに参戦し、九州でのレースも開催しています。
4.メッセージ
九州から全国各地へ挑戦するべく、日々頑張っております。「九州ランバイクカップ」にも、ぜひご参加ください。みんなでお待ちしています。
連絡先:「九州UNION」インスタグラム
42.CHAMP CREW(チャンプクルー)[沖縄]
1.チーム名の由来
沖縄初のランバイクチームということもあったので、沖縄にちなんだ言葉を入れたい! という想いから、沖縄方言の「チャンプルー(混ぜ合わせると言う意味)」と、いつか沖縄からチャンピオンを! という想いから「チャンプ」の言葉をかけ合わせて名付けました。そして、「メンバーそれぞれの個性と力が融合する!」という想いから、CHAMP CREWが誕生しました。
1.活動拠点
波の上うみそら公園(那覇市)
3.チームの特徴
「子育てにランバイクを!」をスローガンに掲げ、家族で取り組むことを大切にしています。家族で目標に向かってがんばる楽しさと、そこから生まれる絆を大切にし、チーム全体が大きな家族のように繋がって取り組むことを心掛けています。
余談ですが、初代代表がよく言う言葉は「普通のお父さんは、子どもの靴のサイズなんて知らないぞー!」「お母さんばかりじゃないぞー!!」です(笑)
4.メッセージ
離島である沖縄本島の環境(練習場所・ヒト・モノ)の差は、簡単には埋められないほどとてつもなく大きくて、「強くなりたい! 速くなりたい!」の意識付けが難しいところです。レース自体が無い環境で、何を目標に練習しているのか自問自答状態(笑)ですが、それでも、「頑張っている子どもたちがいる!」「県外のレースでも戦えるんだ!」CHAMP CREW のTシャツが、県外レースの表彰台に立つことで、周りの方々へ少しでも勇気と驚きを(笑)与えることができるよう、日々尽力しています。
地域練習会の紹介
Ikoma Runbike Kids (生駒ランバイクキッズ)[奈良]
1.練習会名の由来
チームにすると敷居が高くなるかなと思って、あくまでも生駒市周辺の公園ライダーが「誰でも自由に集まれる会」にしています。
2.活動拠点
生駒市内の公園
3.練習会の特徴
「生駒でお友だちとランバイクで楽しく走ろう!」という主旨で、生駒市の協力を得て公園でのランバイク体験会「VOOM」やハンドメイドワークショップとの共同イベントをおこなっています。
生駒の子どもたちに「ランバイクで走る場所を!」「一緒に走るお友だちを!」という想いで運営しています。コース体験やレースのスタート体験、ミニレースなどのイベント内容を工夫しながら、ランバイクの普及や子育て支援・スポーツ振興の役に少しでも立てたらと思っています。
4.メッセージ
年に2、3回(春・秋)の不定期開催になりますが、生駒市内でのイベントをおこなっています。生駒市内外・経験の有無・チーム所属の有無に関係なく、誰でも参加できます。ストライダーの無料貸し出しもおこなっていますので、2歳前~小学校低学年までのお子さんは、ぜひ遊びに来てください。
伊勢忍者キングダム練習会[三重]
1.練習会名の由来
日本の古き良き文化に触れ、楽しみながら日本古来の知恵を学ぶことができるテーマパーク「伊勢忍者キングダム」さんの敷地が、練習会場になっているからです。
2.活動拠点
ともいきの国 伊勢忍者キングダム(伊勢市)
3.練習会の特徴
誰でも参加することができ、スポーツトレーナが「子どもの成長にあったトレーニングの指導をおこないながら」ランバイクの練習会を行っているのが特徴です。
午前中は、子どもたちの体づくり・基礎トレーニングをトレーナーの東が担当し、午後からはRCSに向けて、スタート練を中心にコース練習を実施したりしています。練習の休憩時間や練習後に、伊勢忍者キングダムさんのテーマパークの中に自由に出入りできる特典がある場合があります。
4.メッセージ
不定期開催になりますが、専門知識があるトレーナーによる指導は、必要不可欠なものだと思います。ぜひ、機会がありましたらご参加ください。
主催者のSNS:「ZERO BIKE FACTORY」インスタグラム
GaTpk-riders練習会™(ガトプコ ライダース練習会)[関東など]
1.練習会名の由来
参加しているメンバーの頭文字をとった「たがやまにわ練」の漢字変換により生まれた名前が「GaTpk」です。正確に発音できませんが、ガトプコと呼んでいます。
2.活動拠点
関東各所や北海道など
3.練習会の特徴
ランバイクに乗る子どもたちは、まだ頭の指令(神経系)が成長過程なので、そこを伸ばすことをポイントにしています。神経系がうまく働かないと、体を上手に動かすことができません。ランバイクで走る前におこなう、コーディネーショントレーニングを重視しているのもそのためです。鬼ごっこやドッチボールなど、楽しみながら俊敏性を鍛えることができるトレーニングを取り入れています。
ガトプコ練では、「モチベーションが上がる→練習をがんばる→速くなる」というサイクルをモットーに取り組んでいますが、こどもは集中力が長くは続きません。まずは、楽しみながら集中力を上げる。そして、モチベーション(やる気)を上げる。さらには、意識して取り組むテーマを、飽きないように都度与えるようにしています。
またの名を「ピクニック練習会」と呼んでいますが、これはピクニックするみたいに楽しいからです。カスタムについても、ご相談や部品の取付作業もおこなっているので、どんなことでもお気軽にご相談ください。レースが目的じゃなくても、仲間とランバイクを楽しみたいという方もぜひどうぞ。
4.メッセージ
筆者が開催させていただいている練習会ですが、最近開催できていません。次回は関西方面(生駒)にも遠征したいので、よろしくお願いいたします。
開催者(筆者)のSNS:「tsuguo49er」インスタグラム
teamBLAST(チームブラスト)インタビュー
ランバイクチームのすばらしさを知ってもらうために、日本で一番の大所帯で活動的な「teamBLAST」さんに、インタビューをさせていただきました。
今回のインタビューには、チーム愛がすごい「ブラスト代表の伊藤さん」、前代表の「ザ・ブラストの松谷さん」、筆者の親友でもある「カスタムが大好きな中田さん」にお集まりいただき、子どもたちへの想いやチーム運営についてのお話をうかがいました。
「チームブラスト」とは?
――チーム名って、すごく奥深いエピソードが隠されていることが多いのですが、チーム名の由来を教えてもらえますか。
松谷さん:ブラストは自衛隊の方たちの集まりで始まり、習志野駐屯地の方たちが作ったそうです。元々八千代市で練習をしていたので、2011年にTEAM YACHIYOという仮のチーム名で発足し、半年後に「teamBLAST」という正式チーム名になったと聞いています。
「BLAST」は、突風という意味なんですが「楽しい時間を過ごす、最高だった」という意味もあるんです。その部分を重視しているチームなので、チーム名に恥じないようにブレずに活動しています。そこだけは、絶対に変えてはいけない部分ですね。
――2011年発足って、すごい歴史ですね!
松谷さん:日本最古のランバイクチームというわけではありませんが、ランバイクという競技は現役期間が短く、すぐに世代が変わっていくことを考えると、「発足後11年も継続していることは、確かにすごいこと」かもしれませんね。
チームカラーは黄色
――チームカラーが黄色なのは、何か理由があるんでしょうか?
松谷さん:最初の頃は、ネイビーから始まったそうです。でも、ネイビーだと我が子が「レース中にどこにいるのか分からない?」ということで、2013年9月に現ユニフォームの黄色になったみたいです。どこからでも見つけやすいですし、チームの存在を引き立ててますよね。
伊藤さん:この黄色って、ホントに目立つんですよ。幼い子がふらっといなくなっても、すぐに見つけられるんです。チームカラーにとっても助けてもらってます。
――活動拠点を教えていただけますか。
伊藤さん:稲毛海浜公園でいつも練習しているんですが、すごくいい場所なんです。海の真横で、ロケーションが最高です。場所がいいから人が集まるのかな? とも思っていて、最近「映えスポット」として、市が開発しているんですよ。すごいオシャレな結婚式場やカフェだったり、グランピング施設ができたりしています。芸能人なんかも、お忍びで来ている場所なんですよ。
――海は、心地よい場所ですからね。活動日は、いつなんでしょうか?
伊藤さん:活動は、週一でやっています。あと夜練(非公開)もやっています。公開練習も、二ヶ月に一回くらいでチームに所属している方でも参加していただいています。
日本最大規模のメンバー数
――何人くらいのお子さんが、チームに在籍しているんですか?
伊藤さん:60人強の子どもが在籍しています。ピークが、ここ数年続いている感じですね。毎月加入の問い合わせをいただいていて、体験に来てもらっています。
松谷さん:うちのチームの方針でもあるんですが、大家族主義なんですよ! そして、ブラストの格言に「No one left behind」っていう言葉があるんですが、「誰も取り残さない」という部分を大事にしています。
――いい言葉ですね。誰ひとり取り残さないことは、国際社会共通の目標です。みんなの心をまとめるって、大変じゃないですか?
松谷さん:ブラストは、レース志向とエンジョイ派を両立しているのも特徴です。「速さだけがすべてじゃない」んですよ。勝つというだけの目標じゃなく、仲間と練習する楽しさも大事にしています。レースをやる中でランバイクに前向きに取り組んでもらいながら、親子で成長していって欲しいですね。そのブラストの空気感を理解してから、加入してもらっています。
初レースの思い出
――ぜひ、レースを経験して欲しいですね!
松谷さん:最初のレースは、どういう結果であれ「ゴールラインまで走ったことに対して、ものすごく感動する」と思うんです。ルールがある中で一生懸命走って、まわりから賞賛されるって、通常の生活ではあまりないことですからね。感動しかないです。
中田さん:初レースは、泣きましたね。そして、めちゃくちゃ子どものことを褒めてあげました。忘れられない、思い出の一つです。
伊藤さん:僕はいろんな意味で、まわりの凄さに圧倒されてましたけどね(笑)なんだ、これ! タイヤが違う? フレームが違う?? って、ビックリしていました。
松谷さん:あと、スタート前のシグナル音を聞いた瞬間に、真剣モードに切り替わる子どもたちってすごいですよね。めちゃくちゃカッコいいですし、「本当に幼稚園児なのかな?」って思いますよ。ランバイクキッズって、すごいと思います。このすばらしさを伝えていきたいですね。
チームのベースになる部分は「エンジョイ感」
――先ほど「大家族主義」と「速さだけがすべてではない」とおっしゃっていましたが、チームの方針は、どのようなものなんですか?
松谷さん:もともと「チームブラスト」は、「公園でストライダーに乗るのは楽しいよね!」という方たちが集まってできたチームなんです。今となっては「レースに出るための練習をする」ということもあるんですが、創設者の想いのもと「エンジョイすること」をチームの価値観のベースにしています。
家族が少しずつ増えていく中で、ベースとなる部分をブレないようにしながら「大家族主義」と「速さだけがすべてではない」という2つの方針をのせて、チームが継続的に続いていけるようにしています。「ブラスト」は、エンジョイするだけのチームでもないし、レースだけ頑張るチームでもないんです。練習やレース以外の夏祭りだったり、ハロウィンやクリスマス、そして卒業式などのイベントごとも大切にしています。
レースに勝ちたいからという理由で選んでくれる方もいるんですが「僕らは、そうじゃないんですよ! 速さだけがすべてじゃないんです」ということを理解して、入ってもらっています。
「結果」ではなく「過程」を重視
中田さん:「ブラスト」のチーム目標はRCSのチームランキング一位ではなく、十位以内です。結果だけを追い求めるのではなく、その過程が大事だと思っています。
――まさしく、その通りだと思います。結果よりも過程ですよね。
松谷さん:ありがとうございます「チームブラスト」へようこそ(笑)。ランバイクは、あくまでもセカンドステージに向かうためのスポーツという位置付けで考えています。小さな子どもがやっているスポーツなので、結果だけの評価はして欲しくないんです。自分の力を出し切ったのに「負けたら怒られる」っていうのは、子どもの気持ちを考えると悲しくなります。
伊藤さん:そうなんです、そこなんです! 順位だけじゃなく、一生懸命走れたかどうかを見てあげたいんです。結果というよりは、がんばっている姿を見たいですね。
子どもと一緒に大人も成長
松谷さん:ブラストは、ハイプレ*禁止なんです。昔はそういうのもありましたが、結局は何も残らないんですよね。僕も気付かされたことがあって「何のためにやってるの?」ってなりますし、チームの雰囲気も悪くなりますからね。
*) 練習やレースで子どもを叱咤激励し、プレッシャーをかけること
――大人も我慢が必要なんですよ。大人が「大人にならないといけない」というか。
中田さん:ランバイクレースって子どもの成長もあるんですけど、大人の成長もあるんじゃないのかな? って、僕は思ってます。
伊藤さん:子どもたちも、自分の親以外の大人からフォローに入ってもらったり、叱ってもらったりしているので、そこが大家族主義のいいところですよね。子どもと大人の信頼関係ができたりと「幼児の頃から社会性を学んでいける」んです。
チームを存続させるために必要なこと
――大家族主義っていうのは、本当にすばらしいことだと思います。
松谷さん:大家族主義なので「No one left behind(誰も取り残さない)」なんです。一人でも嫌な思いをしている人がいたら、家族じゃないですし、家族ってみんな平等で、ある人だけを特別扱いすることは無いんですよ。持続可能なチームにするためにも、僕らが考えないといけないことなんです。
――チームの方針にSDGs(持続可能な目標)を意識されているんですね。
中田さん:理念を保ったまま存続させるってことは、とても大事ですからね。
松谷さん:「今だけ良かったらいい」という考えじゃなくて、子どもたちが大きくなった時にも存続していたら、「自分が所属していたチームがまだあるんだ!」ってなりますし、自分の子ができた時に「また、ブラストに入る!」ってなったら、すごく感動的なことになると思うんですよね。
伊藤さん:僕らは、それを本当に目指しています。
孫の代までかかわりたいチーム
――それは、いい目標ですね!
中田さん:そうなったら、絶対にまたメンテしてるかも。
松谷さん:「親父、ホイールメンテしといて!」って、トラ(中田さんのお子さん)から言われて、喜んでやってそうだよね。
伊藤さん:その時は、もう素材が変わってるよ。きっと、ホイールも見たこともないものになってると思うよ(笑)。
チームに入るメリット
――何か変わった練習とかしているんですか?
伊藤さん:特別な練習はしていませんが、可能であれば音楽をスピーカーから流して、レース会場の雰囲気を出すようなこともしています。あれは、すごくいいですよ! 子どもたちも、ちょっと緊張したりして雰囲気が良くなります。
――チームに入ると「こんな『いいこと』がありますよ!」みたいなことは、ありますか?
伊藤さん:たくさんありますよ。定期的に練習ができたり、ライバルができたり、カスタムが分かったり、レースの詳しい情報が入るのは大きなメリットでしょうね。あとは、レース会場で子どもたちを見ていると「応援する楽しさと応援されるチカラ」をすごく感じます。応援されてる瞬間って、みんな一番速くなるんですよ。レース後半の疲れている場所でも、急に速くなるんですよね。これは、応援のチカラです。
松谷さん:レース会場に行って居場所ができることは、チームに入らないとできないことです。チームの存在自体が心強いですし、ランバイクレースをやるんだったら、チームに入る方がより「ランバイクライフを楽しめる」と思います。
中田さん:子どもだけじゃなくて、親も楽しめます。この歳になって、年上の人をいじったり(笑)、ため口で話したりできるフラット感がたまりませんね。
松谷さん:ほんと、フラットなんですよ。歳が上だからとか関係なくて、10歳上でも分け隔てなく話せるのがブラストの魅力ですね。大家族主義のいいところです。
――レース後の反省会とかは、あるんですか?
伊藤さん:反省会って言うより「頑張れたことや目標が達成できたことをたたえる」ことのほうが多いです。喜びを分かち合ったりもしますし、チームっていいですよね。
人数がたくさん集まる秘訣
――メンバーが多くなる秘訣を教えていただけますか?
伊藤さん:いろいろと要素があると思うんですが、体験に来てくれた子が「入りたい!」って言ってくれることが、一番の秘訣なんだと思います。
――なぜでしょうか
中田さん:チームの「みんなが和気あいあいとしている」ところを体験に来たお子さんが見て「楽しそうだな、入りたいな!」って、なるのかなと思います。何か困っていたらみんなで助けますし、大家族主義の良さが伝わっているんでしょうね。
松谷さん:もう一つ「チームブラスト」のインスタグラムもすごく大きな存在だと思っていて、チームのインスタ発案者がレース結果ではなく「何か楽しいネタ」のようなものを見つけて、価値観や魅力を表現して伝えてくれているんです。それを見てくれた方が「こういうチームなんだ、いってみたいな!」って、感じてくれたのではないかと思っています。
そして体験に来てくれた時に、想像通りのチームだったのだと思います。僕らは、ランバイクのすそ野を広げていきたいと思っていますし、「チームを存続させていきたいという目標がある」ので、人とのつながりを大事にして、継続していきたいと考えています。
子どもの気持ちを理解する
――ここまで考えているって、めちゃくちゃいいチームだと思います。
伊藤さん:やっぱり、チームの創設者の想いだったり、今まで携わってきた家族をガッカリさせないためにも、次の人へ「チームブラスト」をつなぐ使命感をもって活動していきたいと思っています。あと、自信をもって言えるのは、子どもたちとの距離感を近くしようと「同じ目線で接する」ようにしていることですかね。僕もランバイクレースに出ましたし(笑)。
――そのレースで優勝したって、すごいですよね! よっ日本一!!
伊藤さん:走るまで、優勝するかどうか分かりませんでしたからね。あれがまさに「チームに入っている人と、入っていない人との差」なんだと思いました。練習相手がいなかったので、自分が速いかどうか分からなかったですし、たまたま勝っただけなんで(笑)。チームに入っていない子の気持ちが、よく分かりました。
「体験」したから分かること
中田さん:タイヤの違いも分かったんですよね。
伊藤さん:あれ、分かるんですよ。チームリミテッドが、すごく走りやすかったですね。ホイールのスポーク数の違いも分かるんです。ZEROさん*のアトラスが、一番安定感があってダントツで良かったですね。10本スポークだと「パキパキって音がして」きしみます。レースの方はドキドキしましたが、おもしろかったですし、いい経験でした。みなさん、やったほうがいいですよ!
*) キッズバイクの専門店「ZERO BIKE FACTORY(ゼロ バイク ファクトリー)」
――以前16インチのスーパーストライダーに乗ったことがあるんですが、よく子どもは、あんな怖い乗り物に乗ってますよね。
伊藤さん:ホント、そうなんですよ。コーナーが一番怖いです。
松谷さん:あれは、親も体験しないと「子どものしんどさや怖さ」が分からないと思うんですよね。練習会で、コースを走り終わった直後に「すぐにスタートしないさい!」と言われている子をよく見ますが、全力で走ってきて「もう一回行け、もう一回行け」なんて無理ですから。「100%出しなさい」なんて、そもそも1本走ったら精一杯だと思います。
中田さん:フルフェイスのヘルメットをかぶって、炎天下の中で水分も取らずになんか無理ですよ。
レース前の雰囲気作りの工夫
――RCSの直前に特別な儀式をされていますよね?
伊藤さん:決起ランですね。みんなで、一人一人の選手のことを送り出してあげるんです。1日の最後にやるんですが、さんざん走って疲れているはずなのに「ほぼ全員が、その日一番の走りをする」んです。
――気持ちが入っているんですね! すごいです。
松谷さん:レースで一番大事なのは、メンタルだと思っていて「いかに子どもが自信を持って、楽しみながらRCSに挑めるか」っていうことを目的にして、決起ランを始めました。
本番同様のBGMを流しながら選手の名前を呼んで、一人ずつ「スタートから1コーナーまで走り抜けるまでの儀式」を行うんです。みんなが見ているのを分かっているので、すごくいいスタートをするし、第1コーナーまで一生懸命走ってくれるんです。それをみんなで拍手でたたえて、子どものモチベーションをあげるようにしています。
その子の「強み」を褒めて伸ばす
――いい取り組みですね。選手は、自信を持つことができると思います。
松谷さん:子どもたちって、自分の強みを理解しているんですよ。直線が速いとか、コーナーが得意とかです。そこを褒めてもらえると、やっぱうれしいじゃないですか。「コーナリング、トラすごーい!」って褒めると、わざわざ後ろから走って、抜かすところを見せてくれるんです(笑)。
伊藤さん:そういう時って、写真もすごくカッコよく撮れているんです。自信がある時の走りって、違いますよね!
中田さん:トラには、前の子を抜ける線(筆者注:ライン取り)が見えるらしいんですよ。炭治郎の「糸が見える」みたいなやつですね。本人が言っていました(笑)。
伊藤さん:線が見える(笑)でも、幼児が言っていたら、それは本当だと思いますよ。偽りはないです、線が見えてますね。今の話を聞いていて思うんですが、チームの大人全員が一人一人の子どもの特徴を知っていて、そこは大家族主義のいいところだと思っています。
エンジョイ好きが多いことによる強み
――チーム全員で積極的にかかわるって、いいですね。
松谷さん:チームの人数が多いほどいろんな人がいて、いろんな職業の方がいるので、家族の分だけできることが増えているって思うんですよ。それぞれの家族が自分のできることをやればいいのであって、適材適所でやってもらえばいいのかなって思っています。
伊藤さん:イベントをやる時なんですが、夏祭り、ハロウィン運動会、クリスマス、卒業式、など毎回ぜんぶ実行委員を募集して、ちゃんとしたイベントを開催しています。人数が多いことの強みですね。
――毎回実行委員を作るなんて、パワフルすぎます!
松谷さん:主体的にやりたいっていう家族が集まらないと、イベントってできないと思うんです。チームに加入してもらう時に「イベントが多いチームですよ!」って理解して入ってもらっています。みんな本気で楽しんでますよ。
ブラストカップ開催の目的
――規模の大きさを考えると、ブラストカップ開催は、とても大変なんじゃないですか?
伊藤さん:すごく大変なんですが、イベントをやるごとに結束力が上がるので、チームが一丸にまとまるのを感じます。それと、ブラストカップを開催する一番の目的は「チームの内外部の方に、楽しい思い出を作ってもらいたい」からでもあるんです。
松谷さん:僕らが大事にしている「速さだけがすべてではない」ということをブラストカップで表現していて、参加された家族が「めっちゃ楽しかったね!」という思い出を作って欲しいと願って開催しています。
最後まで走った敢闘賞として、クリスタルのメダルを、頑張って走った満足感とともに持ち帰っていただいています。ブラストの魅力も知って欲しいですし、みんなで力を合わせると「こんなに楽しいイベントができるんだよ」という部分も感じて欲しいなと思っています。
中田さん:みんな楽しく、満足して帰って欲しいですね!
ランバイクチームに興味がある方へのメッセージ
――チームに入ろうか悩んでいる方へのアドバイスは、ありますか?
松谷さん:できればたくさんのチームの体験会に行ってみて、自分たちが目指している方向性にあったチーム選びをされた方がいいですね。その中で、チームに入らなくてもいい! という選択肢もあると思うんです。
でも、ランバイクレースをやるって決めた時には、ランバイクチームのこと知ってもらうために、ぜひチームの体験会に参加してもらいたいと思っています。他にも、仲のいい人たちで「地域密着の新しいチームを一から作る」っていうのも、すごく面白いと思います。それも選択肢の一つです。
チームに所属するしないに関わらず、まずは「一歩踏み出すことから始まる」と思います。最初から速い子はいませんし、みんな初心者から始まるんです。どんなことも、ゼロスタートです。
「体験」から始めてみよう
ランバイクチームの方々が子どもたちのために尽力されていることは、本当にすばらしいことだと思います。子どもたちにとっては「どこに行くかよりも、何をするかが大事」であり、その経験はこころの成長(人格形成)に貢献し、その後の人生に大きな影響を与えるものだと思うのです。
どのチームも熱い想いで活動しています。今回の企画がそのことを知る機会になれば幸いです。
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WRITTEN BY"ランバイクカスタム講座"管理人
東京都在住。個人ブログ「Tsuguo Yamaguchiのランバイクカスタム講座」を書いています。自身が所有していたレーサーレプリカNSR250SEをカスタムした経験から、子供用のランバイクも妥協のないカスタマイズをしています。大学で自動車工学を学び、専門分野はエンジンです。二輪・四輪以外にも、ヨットの運転も大好きです。