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ベテランライダーが教える首都圏から行けるサイクリングロード15選

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みなさんは普段、どこでサイクリングしていますか?公道は信号ストップがあり、交通量が多かったり、大型車両がすぐそばを通ったりと気が抜けないので、できれば車を気にせずに安全な道を走りたいですね。関東には川沿いを利用したサイクリングロードがあり、自転車専用ではないものの、車や信号ストップを気にせずにサイクリングを楽しむことができます。今回はそんなサイクリングロードをいくつかご紹介します。

サイクリングロードとは?

「サイクリングロード」とは、主にスポーツやレクリエーションとして自転車を利用することを目的とした道路を指します。国土交通省が整備する大規模自転車道と、都道府県の市町村が管轄するところがあり、主に湖や海沿い、河川の堤防上や河川敷に設置されています。

日本ではほとんどのサイクリングロードで歩行者も通行できる

一般にサイクリングロードと呼ばれていますが、日本では歩行者・自転車専用道として指定され、歩行者の通行も認められている場合がほとんどです。とはいえ基本的に信号ストップがなく、車両の通行を気にせずに済むため、自転車には走りやすい道路と言えます。

ただし、なかには近隣住民などの生活道路になっていたり、ランナーや犬の散歩、サイクリングロード沿いの公園・運動場などを利用する歩行者もいます。

自分だけでなく、同じように利用する歩行者がいるという前提で、必要な場合は徐行・停止するなどの余裕をもった安全走行を心掛けましょう。


▲歩行者には余裕をもった対応を

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おすすめサイクリングロード15選

実際にサイクリストに愛されている首都圏近くのサイクリングロードをご紹介します。

川沿いのサイクリングロードの場合、右岸もしくは左岸のどちらかだけを走ったり、橋を渡って両岸を移動しながら走ったりするパターンがあります。

また、サイクリングロードの一部が未舗装のため、一般道で部分的に迂回するケースもあります。

*本文中に出てくる「右岸」とは上流から海に向かって川の右側、「左岸」は左側の川岸のことを差します。
*起点・終点がいくつか考えられる場合は、一般的な地点もしくは利用しやすい場所にしています。
*正式名称が「〇〇自転車道」であっても、今回は通称を使用している場合があります。

20km前後の手軽に走れるサイクリングロード

最初は、距離20km前後のサイクリングロードをいくつかご紹介します。片道で約20km、往復でも50km未満のコースですので、クロスバイクやミニベロでも手軽に行けるサイクリングロードです。

多摩湖自転車道(東京都)

五日市街道の武蔵野市関前5丁目の交差点から多摩湖を一周して、狭山公園の北側まで走れる自転車道です。

武蔵大和駅付近までは水道道路なので道幅は狭く、また生活道路としても使用されています。歩行者やママチャリが多いので注意しましょう。ところどころ一般道と交差する箇所には車止めがあるので、スピードを出して走行というよりは、のんびりサイクリングを楽しみたい方向けです。

後半は多摩湖の周りを走るコースになり、多少のアップダウンがあります。コース上は木々に覆われた中を走りますが、途中にある橋の上からは多摩湖の眺めが楽しめます。


▲途中の橋から見た多摩湖

見どころ、立ち寄り所:多摩湖、西武ドーム、西武園遊園地

多摩湖自転車道についてはこちらもどうぞ→「多摩湖自転車道へ その1- 佐倉イサミのまるしばポタリング記(その14)

入間川サイクリングロード(埼玉県)

荒川サイクリングロードにある入間大橋の右岸側から、川越市街地の周辺をぐるりと川沿いに走り、入間市の狭山稲荷山公園まで行くことができます。

コースは全体的に案内版や距離の標識が小まめにあるので、わかりやすいです。また、川沿いには公園が非常に多く、休憩をとりやすいのも特徴です。

見どころ、立ち寄り所:安比奈親水公園、川越水城公園、川越市街、伊佐沼


▲入間川サイクリングロードの案内板

芝川サイクリングロード(埼玉県)

荒川サイクリングロード左岸にある「都市農業公園」の脇から芝川に沿って東浦和まで走ることのできるサイクリングロードです。道幅はそんなに広くありませんが、のどかな景色を楽しみながら走ることができます。

途中にある橋は、一般道と交差しています。そのまま横断、アンダーパス、横断用の歩道橋を登るなど、通行の方法が橋ごとに異なるので注意しましょう。また、千歳橋~天神橋間は未舗装のため左岸に移動するように指示されていますが、右岸側で一般道を直進して通ることもできます。

終点は東浦和の八丁橋になっていますが、そのまま道路を横断して右折すると、江戸時代に開通した閘門式運河「見沼通船掘」があり、緑のヘルシーロードに接続することができます。

見どころ、立ち寄り所:都市農業公園、芝川マリーナ、三ツ和公園


▲川口市の青木水門

手賀沼自転車道(千葉県)

千葉県我孫子市にある手賀沼の南岸を走る自転車道です。起点は北柏駅にしていますが、江戸川サイクリングロードから利根運河を走り、利根川沿いの柏市サイクリングロード経由でも行くことができます。

サイクリングロード自体は道幅が広く、自転車用と歩行者・ランナー用とで区分けされています。また所々に展望台や東屋(あずまや)などの休憩場所があり、手賀沼の自然を楽しみながら走れるサイクリングロードです。

見どころ、立ち寄り所:道の駅しょうなん、満天の湯、あけぼの山公園


▲手賀大橋から「鳥の博物館」を望む


▲春は桜も楽しめる

手賀沼自転車道についてはこちらもどうぞ→「スポーツバイク初心者にもおすすめ、手賀沼サイクリングロードへ行こう

花見川サイクリングロード~新川サイクリングロード(千葉県)

検見川浜から弁天橋まで続く花見川サイクリングロード。千葉県千葉市を流れる花見川の左岸を走るほぼ平坦なコースを走ることができます。一部、花鳥橋~弁天橋間では未舗装路があるものの、全体的には走りやすいコースです。

花見川サイクリングロードの上流、大和田機場からは「新川」と名前を変えた川沿いを北上することができます。この新川サイクリングロードは川の両岸を走れます。

途中には道の駅「やちよ」があり、休憩場所としてサイクリストに人気があります。春には桜並木が続く中を気持ちよくサイクリングできます。

更に上流へは左岸側を走り、阿宗橋からは印旛沼サイクリングロードに入ることができます。

見どころ、立ち寄り所:検見川浜、花鳥公園、道の駅「やちよ」


▲新川沿いには桜並木が続き、春のサイクリングが待ち遠しくなる

花見川サイクリングロードについてはこちらもどうぞ→「木村拓哉、マツコも走った花見川サイクリングロードって?

印旛沼サイクリングロード(千葉県)

印旛沼サイクリングロードは阿宗橋からのスタートになりますが、花見川サイクリングロードから走ってくることもできます。

西印旛沼の南側を走ると、遠目にもわかるオランダ風車が見えてきます。チューリップの名所として知られている佐倉ふるさと広場で、オランダ風車を見ながら休憩することができます。


▲佐倉ふるさと広場のオランダ風車。春のチューリップ畑がすばらしい

西印旛沼周辺は、マラソンの有森裕子選手と高橋尚子選手の練習コースになっていたそうで、「金メダルジョギングコース」の標識を目にすることもできます。
更に進むとナウマン象のオブジェがある双子公園や、ナウマン象の化石が発見されたという印旛捷水路(しょうすいろ)沿いの渓谷風の景色を見ながら北印旛沼へ出ることができ、非常に見どころの多いサイクリングロードです。


▲ナウマン象のオブジェのある双子公園。ここの駐車場を利用してランやサイクリングに行く人も多い

見どころ、立ち寄り所:佐倉ふるさと広場、双子公園


▲北沼と西沼の間にある印旛捷水路

鶴見川サイクリングコース(神奈川県)

一級河川の鶴見川沿いを走るサイクリングコースです。常盤橋と、さらに港北区の亀甲橋へと続く全長約11.8キロメートルの道は、フラットな道が続きます。

のどかな田園風景と、都市景観を奥に望む景色とが立ち代わり現れます。

実際は亀甲橋から鶴見川河口に向けても、常盤橋から上流に向けてもさらにルートが存在するので、どちらの方面にも距離を伸ばすことが可能です。

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初クロスバイクで鶴見川サイクリングコースを走る! 15km完走なるか!? ※記事は亀甲橋より河口側の区間を走っています

境川サイクリングロード(神奈川県)


(C) KIKO NISHIHATA

国道246号と国道1号を結ぶサイクリングロードで、境川の右岸を走ります。上流付近の道幅は広いとは言えませんが、下流に近づくにつれて広くなり、走りやすくなってきます。一般道との交差も多いので、橋のそばの通行には注意しましょう。

サイクリングロード終点から江の島まではあと一息。観光スポットの多い湘南の海沿いのサイクリングにつなげられるのも魅力です。

見どころ、立ち寄り所:今田休憩所、境川遊水地情報センター、飯田牧場、江の島


サイクリングロード入口にある案内板

境川サイクリングロードについてはこちらもどうぞ→「「境川サイクリングロード」で行く湘南おすすめグルメスポット8選

酒匂川(さかわがわ)サイクリングコース(神奈川県)

酒匂川の右岸を川に沿ってさかのぼり、山北駅まで走る全長約17.7kmのサイクリングコースです。


▲開成水辺スポーツ公園(C)Chee
前半は湘南シクロクロスの会場にもなっている「開成水辺スポーツ公園」をとおり、後半は日本の滝100選に選ばれている「洒水(しゃすい)の滝」に立ち寄ります。川沿いは平坦な道が続き、滝の近辺には若干坂があるものの、初心者でも安心して走ることができます。


▲イベント時の酒匂川サイクリングロードの風景(C)Chee

なお、酒匂川サイクリングロード近くにある山北駅は桜の名所として有名です。

▲山北駅の桜(C)fukumasa-kun


▲山北駅の夜桜(C)fukumasa-kun

見どころ、立ち寄り所:開成水辺スポーツ公園、洒水の滝、山北駅

茨城大洗自転車道(茨城県)

涸沼(ひぬま)の北岸に「茨城大洗自転車道」(涸沼サイクリングロード)があります。道幅は狭く対面通行ですが、涸沼の景色を右側に見ながら気持ちよくサイクリングできます。

今回のルートでは、路面状況のよい涸沼入口付近を起点に、大洗の海岸を経由して那珂湊駅までのコース(約22km)に変更してあります。
涸沼サイクリングロード経由で大洗の海岸に出ると、大洗サンビーチや大洗漁港など立ち寄り所がいっぱいです。
また、足を伸ばせば阿字ヶ浦やネモフィラ、コキアで有名な国営ひたち海浜公園にも行くことができます。

見どころ、立ち寄り所:涸沼自然公園、大洗サンビーチ、大洗漁港

40km以上のサイクリングロード

20kmに慣れてきたら、距離を倍にして40kmにチャンレジ!いやそれ以上?走り切った達成感もセットでどうぞ。

緑のヘルシーロード(埼玉県)

江戸時代、灌漑(かんがい)用農業用水として利根川から引いてきた「見沼代用水」。この見沼代用水沿いを走れるのが緑のヘルシーロードで、自転車・歩行者・農耕車の専用道路となっています。

芝川サイクリングロードの終点からも見沼通船掘経由でアクセスでき、行田サイクリングセンターまで走ることができます。前半は川口自然公園や見沼自然公園などの公園が多く、春には見事な桜のアーチが続きます。後半は水量豊富な星川沿いを走ります。


▲上流に行くと星川と合流する

所々、ヘルシーロードと公道が並走していますので、走りやすい方に行くことができます。ただし、川の合流点などではヘルシーロードのコース上を走っていないと案内板を見逃してしまい、コースから外れがちですので、注意が必要です。


▲ルートを間違えやすい箇所には案内板がある

見どころ、立ち寄り所:行田サイクリングセンター、利根大堰、大崎公園、見沼自然公園、川口自然公園、見沼通船掘


▲行田をゴールにすると、圧巻の利根大堰でラスト!

緑のヘルシーロードでグルメライド!
→「ロードバイクで「緑のヘルシーロード」をライドしたらカロリー消費はどれくらい?

つくば霞ヶ浦りんりんロード(茨城県)

出典:Tsukuba-Kasumigaura Ring-Ring Road

2016年に従来のつくばりんりんロードと霞ヶ浦周囲を走る自転車道がつながり、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」という全長約180kmのサイクリングロードに変わりました。

霞ヶ浦を一周したり、りんりんロードの岩瀬駅から水郷の潮来まで「水郷筑波サイクリングコース」(約80km)を走ったりなど、目的や距離のアレンジがより自由自在になりました。

なお、事前予約が必要ですが、つくば霞ヶ浦りんりんロードでは県内8ヵ所の施設からどこでも自転車の貸出・返却が可能なレンタサイクル(ロード、クロスバイク、ミニベロなど)があり、手ぶらでもサイクリングを楽しむことができます。

LINK:Tsukuba-Kasumigaura Ring-Ring Road

霞ヶ浦1周コース

土浦駅からの霞ヶ浦湖岸道路はきれいに整備されており、湖沿いのフラットな道を快適に走ることができます。ただし一部の区間では釣り人などの車の通行もありますので、注意が必要です。サイクリングロードの路面には方向指示の案内などもあり、初めてでも迷わず走れるようになっています。

なお霞ヶ浦の湖畔では、未舗装で迂回した方がよい箇所がありますので、迂回情報を参考にしてください。(出典:Tsukuba-Kasumigaura Ring-Ring Road

見どころ、立ち寄り所:霞ヶ浦総合公園、道の駅たまつくり、水郷潮来あやめ園、観光帆引船


▲土浦駅からすぐの霞ヶ浦総合公園


▲霞ヶ浦沿いのサイクリングロード


▲道の駅たまつくりから、霞ヶ浦大橋を見る

つくばリンリンロード

1987年に廃線となった旧筑波鉄道の線路跡地を利用したサイクリングロードで、JR土浦駅から岩瀬駅まで約40km続いています。6ヶ所ある駅舎の跡地がホームの形そのままに休憩所になっており、駐車場としても利用できます。

サイクリングロード内に補給できる場所は休憩所の自販機程度ですが、筑波休憩所から岩瀬側に行くと一般道に出て道路を横断する箇所があり、近くのコンビニに立ち寄ることができます。

一般道との交差点が多く、中には交通量が多い横断箇所もありますので、小さい交差点でも一時停止してから渡りましょう。

見どころ、立ち寄り所:小田城跡、北条大池、平沢官衙遺跡、筑波神社、筑波山、つくし湖


▲路面に方向指示があり、走りやすい


▲奈良時代・平安時代の遺跡「平沢官衙遺跡」。人気のヒルクライムスポット「不動峠」入口手前にある


▲夏は北条大池の蓮の花がすばらしい

つくば霞ヶ浦りんりんロードについてはこちらもどうぞ ↓
いばらきおいしいポタリングのススメ。霞ヶ浦つくばりんりんロードお花見編
りんりんロードや筑波山ヒルクライムの後のお楽しみ!ロードバイクでパンの街「つくば」を巡ろう

大規模自転車道

関東平野は利根川を始め、荒川や多摩川などの大きな河川が流れています。これらの河川の土手にある河川管理用の道路は自転車道などになっていて、一般に開放しているところが多く、川に沿って長い距離を走ることができます。

距離が長いため、起点から終点まで走る以外にも、途中で折り返したり、複数の川をつないでロングライドをしたりと、自分の脚力に応じていろいろな使い方ができるのが魅力です。


▲荒川サイクリングロード右岸、海から61.50km地点

ただし、これらのサイクリングロードは途中未舗装区間があったり、堤防工事の関係で一般道での迂回をせまられることもあるので、注意が必要です。

荒川サイクリングロード

通称「荒サイ」と言われている荒川サイクリングロードです。ただし実際に自転車道となっているのは、秋ヶ瀬公園のあるさいたま市から始まる「さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道線」で、下流の河川敷の道路は災害時に緊急用輸送路として使用される「緊急用河川敷道路」を一般に開放する形になっています。

上流では部分的に一般道を通る場合もありますが、荒川の河口(江東区新砂)から武蔵丘陵森林公園まで行くことができます。また、森林公園側に進まずに更に北上すれば、熊谷まで走ることができます。

見どころも多く、春には菜の花いっぱいの土手や桜並木、ポピー、ひまわり、彼岸花、コスモスなどの風景を楽しみながら走ることができます。

見どころ、立ち寄り所:秋ヶ瀬公園、彩湖、榎本牧場、ホンダエアポート、吉見運動公園、武蔵丘陵森林公園


▲岩淵水門


▲彩湖まで足を伸ばして、湖畔のサイクリングも気持ちいい


▲ホンダエアポートではベンチで休憩することができ、セスナの離発着が見れる


▲荒川左岸の榎本牧場付近。荒川の様子も下流とはまったく異なる

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荒川サイクリングロードはパン天国!自転車で行きたい美味しいパン屋さん17選
冬の荒川サイクリングロード、ご褒美はサツマイモ専門店の“究極の焼き芋”でネットリほくほく!

江戸川サイクリングロード

葛西臨海公園(東京都江戸川区)から江戸川と利根川の合流点までを走れる自転車道です。葛西臨海公園からは車道沿いの狭い道を走りますが、篠崎公園付近からは河川敷に降りたり、土手上を走るようになります。

右岸は河口から利根川まで続いています。左岸は下流が一部未整備ですが、新葛飾橋から上流は問題なく走ることができます。全体的に道幅は狭く、土手の上を走る区間が多いので、風の影響をダイレクトに受けます。また新葛飾橋から上流は他の川と比べて、橋と橋の間隔が非常に長いので、対岸へ移動したいときは橋を間違わないようにしましょう。

春には、黄色い絨毯のような菜の花の景色の中をどこまでも走ることができます。

見どころ、立ち寄り所:葛西臨海公園、柴又帝釈天、龍Q館、関宿城博物館


▲左岸ではグライダーの組み立て風景も見られる


▲江戸川の終点、関宿水門


▲関宿城博物館

江戸川サイクリングロードについてはこちらもどうぞ→「江戸川サイクリングロードを走って焼きたて煎餅とお汁粉を食べに行こう

多摩川サイクリングロード


出典:PENTAXとパンケーキ

立ち寄り所が多く、起伏がほとんどないことで人気のある多摩川サイクリングロード(通称、多摩サイ)。「たまリバー50キロ」と呼ばれることもあります。右岸・左岸共に一部途切れる区間がありますが、両岸をうまく移動すると、ずっと舗装路を走ることができます。

多摩川河口方面へ向かえば羽田空港へ、上流へ向かえば尾根幹や浅川サイクリングロード経由で高尾方面へも足を伸ばすことができます。

ただし、全体的に道幅が狭い割にランナーや歩行者など、利用者が非常に多いので、スピードは控えめにしたほうがよいでしょう。

見どころ、立ち寄り所:旧穴森稲荷神社大鳥居、羽田空港、昭和記念公園、阿蘇神社

多摩川サイクリングロードについてはこちらもどうぞ→「景色満喫!多摩川サイクリングロードとおすすめスポット

利根川自転車道

「坂東太郎」の異名を持つ利根川は一級河川であり、群馬県、埼玉県、千葉県、茨城県の県境を流れて太平洋に注いでいますが、この大きい利根川沿いにも土手の上などにサイクリングロードがあります。

一部未舗装区間があり全区間が完全につながってはいませんが、一般道で迂回しながら群馬県渋川市から千葉の銚子まで行くことができます。

行田では緑のヘルシーロード、関宿では江戸川サイクリングロード、柏市で利根運河にアクセスするなど、複数の川を繋ぐことにより、長距離を走ることができます。

渋川(利根サイ)~熊谷(荒サイ)や、葛西臨海公園(江戸サイ)~利根運河~銚子(利根サイ)など、いろいろなパターンの走り方ができます。

見どころ、立ち寄り所:スカイテルメ渋川、斎田休憩所、島村渡船、赤岩渡船、利根大堰、行田サイクリングセンター、道の駅はにゅう、加須未来館、道の駅おおとね、渡良瀬遊水地、あけぼの山公園、大利根飛行場、道の駅水の郷さわら、利根川河口堰


▲利根サイ右岸、香取市付近。津宮鳥居河岸


▲利根サイ右岸、加須未来館付近


▲群馬県に入ると土手がなくなり、水量豊富な利根川が身近になる


▲群馬県側。川と公道の間にサイクリングロードが続いている。群馬県庁舎が見えてくる

首都圏以外でも。◯◯ライドという提案

首都圏だけでなく、全国にはたくさんのサイクリングスポットがあります。全国各地をめぐって「ご当地ライド」にチャレンジするのもおすすめです!

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おわりに

首都圏近郊のサイクリングロードをいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?最近はサイクリストに便利な施設ができたり、道路や行き先表示が整備されたりと、サイクリスト誘致の動きがあって行きたいところがいろいろあります。普段は地元でサイクリングでも、時々は離れたところに行ってみるのもいいですね。どこかお気に入りのサイクリングロードが見つかるとうれしいです。

B!

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