【2019年版】ロードバイクホイールの選び方とおすすめ15選!

ロードバイクを購入してしばらくすると、性能アップを狙ってパーツを交換したくなる人は多いのではないでしょうか。私もロードバイクをはじめた当初はそうでした。バーテープの色を変えることからはじまり、最終的にはもっと軽く、速く走れるようになるのはどうすればよいのか日々考えていたことを記憶しています。街乗り自転車ならともかく、スポーツ走行をする為のロードバイクですから、より早く、より長い距離を走りたいと思うのは当然のことです。

そして、ホイールを換えることにより、走りが大きく変わることを知りました。

そこで今回はロードバイクの走りに直結する部分であるホイールについて取り上げたいと思います。
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目次

ホイールを換えるとどうなるのか?

ホイールを換えることで、

・よりスピード感を得ることができる
・車体全体を軽量化することができる
・見た目を格好良くできる

など選ぶホイールによって今よりも性能アップが期待できます。
性能というのは速さだけではなく、乗り心地や見た目も性能のひとつだと思います。

ホイールの素材は?

ホイールの素材には大きく分けて、アルミとカーボンがあります。それぞれのメリットとデメリットをまとめました。

メリット デメリット
アルミホイール ・熱に強い
・安価
・重い
カーボンホイール ・軽い ・高価
・熱に弱い

カーボンホイールとアルミホイールの比較

人気カーボンホイール8本厳選

ホイール選びは走り方で決まる

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では、どのようにしてホイールを選べばよいのでしょうか?

必ずしも高価なホイールを選べばよいというわけでもありません。軽量なホイールを選ぶことに越したことはありませんが、もう一つ大事なことは自分の乗り方やスタイル、さらにはどのような状況でホイールを生かしたいかで選ぶモデルが変わってくるのです。走行距離や巡航速度がどのくらいなのか、登りがメインなのか平地がメインなのかによって選び方も変わってくるので、そのあたりのことを考慮して選んでいく必要があります。

今回は、ホイールを3つの用途に分けてみました。その中から価格帯別におすすめのモデルを紹介していきます。

平坦も登りもオールラウンドなホイール

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一番人気のホイールが、軽量かつ、平坦、登り、下りのすべての状況で平均的に力を発揮するホイールです。具体的にリム高が25mm~40mm前後のモデルです。

私もこのジャンルを使っていますが、ロングツーリングやヒルクライムどちらも安定した性能を発揮してくれます。

Shimano(シマノ) WH-RS300-CL

3万円を切るシマノ105ホイール。DURA-ACEとULTEGRAから引き継いだ技術により、ホイールとしての安定感は抜群です。前後セットで1800gオーバーのため少し重いですが、値段を考えれば相応です。

  • 参考価格:¥ 24,000
  • 重量:前後セットで1827g
  • リム高:24mm
WH-RS300-CL-F

WH-RS300-CL-R

Campagnolo(カンパニョーロ)  ZONDA(ゾンダ) C17 WO

初めてホイールを買い換えようと思っているなら、候補に必ず挙がるゾンダ。5〜10万円のアルミホイールを検討しているなら、ゾンダは間違いのない選択と言えるでしょう。堅すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい案配の剛性感で、初心者がホイール・カスタマイズするには最適です。

  • 参考価格:¥ 67,000(シマノ)、¥66,000(カンパ)
  • 重量:前後セットで1596g
  • リム高:F 27mm, R 30mm

FULCRUM(フルクラム) Racing 3(レーシング3)

2018年モデルからC17にワイドリム化したRacing 3。エアーボリュームが増えるとともにタイヤとのマッチングの影響で乗り心地が向上しました。グリップ力も良くなり、コーナーリングの安定性も高くなっています。
フルクラムのホイールはシマノ、カンパニョーロの両ギアシステムに対応しています。

  • 参考価格:¥82,000
  • 重量:前後セットで1560g
  • リム高:F 27mm, R 30mm
Racing 3(レーシング3)

MAVIC(マビック) KSYRIUM ELITE(キシリウムエリート) UST

価格帯にしてもカテゴリー的にも、カンパニョーロのソンダ、フルクラムのレーシング3といったライバルに匹敵するホイール。軽量で軽快な走りを実現するアルミリムを採用しており、またUSTロード チューブレスにより、転がり抵抗の低減とスピード向上を特徴としています。

  • 参考価格:¥95,000
  • 重量:前後セットで1520g
  • リム高:F 22mm, R 25mm
KSYRIUM ELITE(キシリウムエリート) UST

FULCRUM(フルクラム) Racing ZERO(レーシングゼロ)

アルミホイールの最高峰と称され、平坦路、ヒルクライム、ダウンヒル、すべてのシーンで最高のパフォーマンスを発揮するオールラウンダー。高い剛性から生み出される卓越した加速性能と推進力はレースのためのホイールです。

  • 参考価格:¥132,000
  • 重量:前後セットで1518g
  • リム高:F 25mm, R 30mm
Racing ZERO(レーシングゼロ)

Campagnolo(カンパニョーロ) SHAMAL MILLE(シャマル ミレ) C17 WO

フルクラムのレーシングゼロと並ぶ、アルミ製レーシングホイールの最高峰。ZONDA(ゾンダ)で満足できないハイスペック志向の方におすすめします。パフォーマンスに関わる大きなアドバンテージを持ちながら、プラズマ電解酸化処理を施された表面処理がエレガントで艶のある外観となっており魅力的です。

  • 参考価格:¥172,000(シマノ)、¥171,000(カンパ)
  • 重量:前後セットで1459g
  • リム高:F 27mm, R 30mm
SHAMAL MILLE(シャマル ミレ) C17 WO

登り坂に強いホイール

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もし、ヒルクライムをはじめ登り坂が苦手という人には、ホイールの中でもとりわけリム高が低い軽量なモデルを選ぶと、今より登りが楽になり、苦手意識も減っていくかもしれません。リム重量は登りの走りにダイレクトに影響するからです。

登りに強いホイールはただ軽いだけではなく、リム高が低くなっているのが特徴です。これは風への対策によるものです。ヒルクライムや峠など標高が高い土地で走る場合は、風速が走りに大きく影響します。

ヒルクライムのような低速走行の場合、リム高が高いホイール(以下ディープホイール)は横風にあおられると登坂性が落ちてしまいます。しかし、リム高を低くすることで横風の影響を抑え、集中して登ることができるのです。

Campagnolo(カンパニョーロ) KHAMSIN(カムシン) C17 WO

カンパニョーロのエントリーホイール。2019年、全く新しいデザインでさらに高性能なエントリーモデルホイールへと生まれ変わりました。前後セットで1800gを越えるため、軽量とは言えないが、レースにも十分対応するホイールセットです。

  • 参考価格:¥30,000(シマノ)、¥29,500(カンパ)
  • 重量:前後セットで1806g
  • リム高:F 24mm, R 27.5mm
KHAMSIN(カムシン) C17 WO

Prime(プライム) Pro ロードホイールセット

重さは前後で1500g以下という軽量ホイールであるうえ、実売価格5万円以下という他のメーカーが気の毒に感じる価格設定。初めてのホイールの買い替えを検討している方にとって、手の出しやすい価格帯なのではないでしょうか。ヒルクライムや漕ぎ出しの軽さは実感できるはずです。

  • 参考価格:¥57,748
  • 重量:前後セットで1470g
  • リム高:F 24mm, R 27.5mm

Shimano(シマノ ) WH-R9100-C24-CL

メイン素材はアルミですが、随所にカーボンやチタン素材も使用し、登りが快適に走れるように開発されたモデルです。フロントのスポークは軽量化の為にラジアル組みになっています。組み方やスポーク本数によっても重量や乗り心地に差が出てきます。

  • 参考価格:約¥100,000
  • 重量:前後セットで1453g
  • リム高:F 23mm, R 24mm

MAVIC(マビック) R-SYS SLR

ワイドでディープなリムを採用したマビック最軽量となるアルミクリンチャーホイール。ヒルクライムを得意とし、天候を選ばない高いブレーキング性能が魅力。軽量化を図るため、スポークにはカーボンを用いています。

  • 参考価格:¥280,000
  • 重量:前後セットで1295g
  • リム高:F 24mm, R 26mm
R-SYS SLR

見た目重視、平地を風のように走りたい人へ

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ビジュアル性と平坦でのスピードを一番に考えたい人は、ディープリムホイールをおすすめします。ディープリムホイールは何と言ってもその存在感だと思います。デザイン性が高いものも多く、ロードバイクの見た目を大きく変えてしまいます。

また性能において、ディープリムホイールは軽量なアルミリムに比較して登りでデメリットになりますが、平地や下り坂では直進安定性と加速性が高まるのです。

なぜならディープリムホイールは、回転数が増えるほど空気抵抗を軽減する効果があるからです。低速時は強い横風にあおられることはありますが、いったんスピードに乗れば高い持続性と直進安定性をもたらすので横風の影響を最小限に抑えることができるのです。
タイムトライアルやトライアスロンなどの競技では、このようなエアロ系のディープリムホイールが主に使用されます。エアロ効果はリムだけでなく、フレームやスポークの形状などによっても得られるのです。

ディープリムホイールは他のジャンルと比べて、重いという側面がありますが、カーボンをはじめ軽量パーツを使用することで重量増を極力抑えています。

風のようにどこまでも走り続けたい人にはぴったりなホイールです。

ディープリムホイールのメリット・デメリット

FULCRUM(フルクラム) Racing 4  (レーシング4)

初心者にも扱いやすいミドルハイトのエアロモデル。アルミリムながら、リムハイトは35mmあります。スポークは、上位機種と同じくストレートプルスポーク採用しています。平地の巡航速度をあげたい初心者の方におすすめです。

  • 参考価格:¥54,000
  • 重量:前後セットで1725g
  • リム高:35mm
Racing 4  (レーシング4)

Prime(プライム) RR-50 SE カーボンクリンチャーホイールセット

見た目がかっこよくなるディープリムのカーボンホイールが欲しい!だけど予算は抑えたい!という方にオススメのホイール。定価の10万円からさらにお買い得になっています(2019年7月)。信頼性も高く、お値段以上であることは確かです。

  • 参考価格:¥100,000
  • 重量:前後セットで1607g
  • リム高:50mm

Campagnolo(カンパニョーロ) Bullet 50(バレット 50)

バレット50はカンパニョーロのディープホイールでエントリーモデルの位置づけですが、スピードの伸びや直進安定性は高く、予算に限りがある人にはありがたいモデルです。こちらはクリンチャー用になります。
バレット50はアルミとカーボンのコンポジットモデルなので、リムブレーキのシューによるリムへのダメージが少ないというのも魅力です。
カーボンリムはブレーキの摩擦熱に弱いので、専用ブレーキシューを使いましょう。

  • 参考価格:¥158,000(シマノ)、¥157,000(カンパ)
  • 重量:前後セットで1755g
  • リム高:50mm
Bullet 50 (バレット 50)

Shimano(シマノ) WH-R9100-C60-CL

新設計のD2リムが適用されています。D2リムは他のエアロ形状リムに比べ、前方からの風に対し空気抵抗を減少させることに成功。また、横剛性が強化され縦方向の追随性が高められたことにより、走行時の操縦性、快適性、さらには耐久性が向上しています。トライアスリートや攻撃型サイクリストに最適であり、一刻を争うときに効果を発揮できます。

  • 参考価格:¥235.641
  • 重量:前後セットで1851g
  • リム高:50mm

Campagnolo(カンパニョーロ) BORA ONE 50(ボーラワン 50) クリンチャーロードホイールセット

カンパニョーロの人気ホイールのひとつがボーラシリーズです。クリンチャータイヤ用とチューブとタイヤが一体化したチューブラータイヤ用の両ラインナップをそろえています。ホイールの回転性能が高く、回転する際の「ジリジリ」と鳴る音もカンパニョーロの特徴です。

  • 参考価格:¥285,000(シマノ)、¥284,000(カンパ)
  • 重量:前後セットで1485g
  • リム高:50mm
BORA ONE 50(ボーラワン 50) クリンチャーロードホイールセット

主要メーカーの特徴

ホイールを販売する各社の特徴も知っておくとホイール選びの役にたつはずです。

「優等生」な存在、Shimano(シマノ)

国産自転車パーツの雄・シマノ。1999年より完組ホイールにも積極的に取り組んでおり、その性能はプロレースシーンでも高い評価を得ています。
コンポーネントの区分け同様、105/アルテグラ/デュラエースといったカテゴリーがあり、使用するライダーの経験と脚によって選ぶことができます。価格は他のホイールメーカーよりやや安めで、デザイン的にはあまり特徴がありません。突出したデザイン性はなくとも、バランスのとれた商品であることは間違いなく、優等生と呼ぶにふさわしい存在です。

初心者からトッププロまで、FULCRUM(フルクラム)

フルクラムは、1933年に創業したイタリアの老舗自転車部品メーカー・カンパニョーロの伝統を引き継ぎ、2004年に立ち上げられたホイールに特化した姉妹ブランド。初心者からトッププロまで幅広い層から人気を得ており、新興ながら特許技術も生み出してホイール業界で世界屈指の評価を受けています。

ゾンダだけじゃない、Campagnolo(カンパニョーロ)

超人気ホイールZONDA(ゾンダ)を販売するカンパニョーロ。エントリーホイールからの卒業を考えるなら間違いなく最有力候補になるでしょう。でも、ゾンダ以外にもプロ仕様のBORA(ボーラ)をはじめ、SHAMAL(シャマル)やEURUS(ユーラス)など、ハイプロファイルからロープロファイルまで幅広いホイールを展開しています。

オンロードからオフロードまで、MAVIC(マビック)

自転車総合パーツブランドのマビック。ウェアからシューズまで取り扱い製品は多いが、その中核を担うのが豊富なホイール群です。定番のオンロード用のホイール、KSYRIUM(キシリウム)シリーズをはじめオフロードのホイールまで幅広く揃えます。

コストパフォーマンスの良い、Prime(プライム)

Primeはイギリスの通販サイトWiggleが扱うブランド。なんと「フルカーボンリム」のホイールを前後セットで10万円ほどの価格で提供しています。だが決して、『安かろう、悪かろう』という商品ではなく、プライムのホイールは「コスパがいい」という評判に違わぬ性能は十分にあります

憧れの決戦用、ZIPP(ジップ)

ディープリム・ホイールのその総本山がZIPP。アマチュアレースやヒルクライムの「決戦用」ともされているラインナップを揃えます。

究極によく回る、Gokiso(ゴキソ)

GOKISO(ゴキソ)は超精密工作機械メーカーの株式会社近藤機械製作所から生まれた自転車製品ブランド。リムのタイヤ保持部分の形状を見直し、フック形状を高精度機械加工することによりホイールの真円にこだわったGD2(ジーディースクエア)は、転がり抵抗、パンクリスクの軽減、走行中のタイヤの変形を抑え、より転がり、より快適な走行をもたらします。

最後に

今回は紹介できませんでしたが、最近ではMTB用のDISCブレーキを使用するタイプのロードホイールも出てきています。対応ブレーキが違えばハブの規格も変わってきます。ローターの取り付け方法も6ボルトなのか、センターロックなのか等、ロードバイクの世界では聞きなれない言葉が出てきます。

自転車自体の乗り方が多様化してきているので、それを扱う側にも相応の知識が要求されているように思います。また、近年はロードバイクのリムサイズもリム幅の広いワイドリムを使用したものが出てきています。そのあたりのことはまた改めてまとめたいと思います。

今回は、ロードバイクホイールの選び方とおすすめのモデルをご紹介してきましたが、気になったモデルはありましたか?ホイールを選ぶ一つの方法として、まずは軽量なものを選ぶこと。そして、デザインや形も大事ですが、自分が目指している乗り方や方向性を明確にすることが、理想のホイールを見つけるコツではないかと思います。

VIKING the MAINTENANCE

WRITTEN BYVIKING the MAINTENANCE

都内のプロショップに10年間在籍後、2015年VIKING the MAINTENANCE を設立。東京・西新宿を拠点にスポーク自転車の組付け、カスタマイズ、メンテナンスを軸に展開中。年2回富士山麓でサイクルイベントも企画中。

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