ミニベロを徹底解説|元自転車屋が選ぶおすすめ17選

あなたはミニベロに対してどんなイメージを持っていますか?
- タイヤが小さくて走るのが大変そう
- サイズが小さく見えるから窮屈そう
- 長距離は走れない?
- 小さいタイヤなのにやけに価格の高いモデルが多い
コンパクトな外見から、ライドシーンはあまり幅広くないと思われるかもしれませんね。しかし長距離ライドも難なくこなすミニベロも存在するなど、ロードバイクやクロスバイクと比べて知られていないことが多いような気がします。
ひとくくりにミニベロと言ってもタイヤが細いものや太いもの、折り畳み式のもの、フラットバーでないハンドル形状のものと、幅広いバリエーションはロードバイクやクロスバイク以上です。
今回は元自転車屋で現役の自転車メカニックが、ミニベロとは何か?に加え、ミニベロを選ぶ上でのメリットとデメリットを解説。さらに多くのサイクリストから支持されている人気メーカーのミニベロを紹介していきます。
目次
ミニベロとはどんな自転車?

ミニベロとは、20インチ以下のホイールサイズを採用した大人用の自転車です。サイズは20インチを最高に、18インチ、16インチ、小さいもので12インチのミニベロがあります。
ホイールサイズが20インチ以下であれば、折り畳み自転車もミニベロの部類に入るため、市場にはたくさんのラインナップが存在します。
ロードバイクのように軽くて速いフレームが高価だということは理解しやすいですが、実はミニべロでも100万円以上するモデルがあります。これにはさまざまな理由があり、例えば職人がハンドメイドで作っていたり、昔から同じ工法で製造している歴史あるメーカーであったりするからです。
ミニベロのメリット

種類が多く、かなり奥が深そうなミニベロですが、いわゆる一般的なホイールサイズの自転車と何が違うのでしょうか。ミニベロのメリットをあげてみましょう。
小回りがきく
ミニベロはタイヤが小さいことでハンドリングがしやすく、小回りがきく自転車です。車輪の小ささは停止状態からの漕ぎだしの軽さに貢献しており、信号で止まったり、走り出したりすることが多い街中では最適のバイクと言えるでしょう。
身長が小さい人でも安心
タイヤが小さいことで車高も低くなり、身長が低い方でも安心して乗れるサイズが多いのです。身長の低い女性など、ロードバイクやクロスバイクが大きくて乗れなくても、ミニベロだったら乗れたというケースはよく聞きます。
ハンドル周りの位置や、サドルの高さなど調整をすれば乗り手の体に合わせられるのもミニベロの強みです。
オシャレに乗れる
ミニベロは自転車の性能以外にもデザイン性を重視しているモデルが多く、クラシックなイメージを持ったミニベロなど街中をオシャレに乗れる自転車が豊富です。
場所を取らない
自転車の保管場所がないという人や、玄関先やワンルームなど、限られたスペースで室内保管をしたい人にはサイズが小さいというのは重要なポイントです。
▶けんたさんが感じたミニベロのメリットは?
ミニベロのデメリット

メリットの多いミニベロですが、特定のシーンや状況、乗る人の体格によってはやはりデメリットもあります。
長距離走行に不向き
ロードバイクやクロスバイクに比べると、長距離を走る上で不向きなモデルが多いです。
身長が大きい人には厳しい
欧米人のような身長が高い人には窮屈に感じる場合もあるでしょう。
タイヤが小さくても軽いわけではない
タイヤが小さいと車体全体が軽くなるイメージを持たれるかもしれませんが、強度や耐久性を保つため、フレームの重量はロードバイクやクロスバイクと同じくらい(10〜13kg)なのです。
ハンドリングが不安定になりがち
車輪が小さい故に直進安定性に欠け、ヘッドアングル(※)の角度が立っているスポーツタイプのモデルではハンドリングがクイック(不安定)になる傾向があります。
※ヘッドアングル:前輪をつなぐフォークの角度のこと。角度が立っているほどハンドルが切りやすくなり低速域でふらつく。逆に角度が寝ていると直進は安定するがハンドルが切りにくくなる。ヘッドアングルが寝ているイメージはオートバイのハーレーダビッドソンなどが掴みやすいかと思います。
ミニベロの走行性能とは
ミニベロの加速性は他のスポーツ自転車よりも劣ることが多いものの、中にはロードバイクのような加速性を持ったミニベロもあります。20インチながら、ロードバイクと同じドロップハンドルとギアシステムを採用し、長距離もしっかり走れる自転車もあるのです。
さらにかごを装着し、大きな荷物を乗せても安定して走れるモデルもあり、使用目的に合わせて様々なタイプを選ぶことができるのです。
▶つむりさんが紹介するミニベロ×サイクルトレーラー
ママチャリよりも速いのか?
素朴な疑問、「ママチャリよりも速いかどうか」です。実際乗り比べて一番感じることは、ママチャリはその重さがスピードを鈍らせているということ。
さらに乗車ポジションにおいても、ミニベロの方が前傾でペダルを良く回せる体勢にできるため、結果としてミニベロの方が速く走れる場合が多いのです。

参照:DAHONは走行性能が高い
ホイールサイズが大きい方が有利なのか?

前述のママチャリと比べたように、必ずしもホイールサイズの大きい方が早く走れるというわけではありません。では、スポーツ自転車の中で比べるとどうでしょうか。
26インチ製のタイヤが太いマウンテンバイクと、ロードバイクと同じギア構成をしているミニベロを比較してみると、車体重量はミニベロが勝ります。さらにマウンテンバイクはホイールサイズが大きく、ひとこぎで距離が出せますが、タイヤが太いことで路面抵抗が生まれ、ホイールの回転が遅くなるのです。
一方で、ロードバイクと同じ仕様のミニベロは、ホイールサイズが小さくてもタイヤが細いため、摩擦抵抗が減り結果的にホイールの回転力が上がるのです。
結論としてホイールサイズが大きいだけで良く進むとは限りません。車体の重量やタイヤの種類、ギアの仕様などで走りは大きく変わってくるのです。
フレームを構成する素材の種類
ミニベロのフレームにもさまざまな素材が採用されています。一番多いのがクロモリとアルミです。ロードバイクさながらの軽さとスピード感を持ったカーボンモデルも一部リリースされています。
クロモリは自転車のフレームに最適にコントロールされたスチール(鉄)の合金です。強度と耐久性があると同時に、路面からの振動を和らげる効果もあります。
アルミはクロモリに比べると軽さに特徴があり、加速性に優れた素材です。
ミニベロのタイプ
- レーシーモデル = 細いスリックタイヤと上位グレードのコンポーネントを備え、ロードバイク並みの長距離走行とスピードと誇るのが特徴です。
- MTBタイプ = ごついブロックタイヤやフルサスペンションを搭載、ちょっとした里山なら楽しめてしまいます。
- アーバンモデル = ミニベロの真骨頂ともいえるポタリングに最適なタイプです。輪行や車載にも便利な折りたたみ機構が付いているフォールディングバイクもミニベロが多いですね。
おすすめミニベロ24選
BRUNO VENTURA BLACK EDITION

参考価格:税込142,780円
スイスと日本のコラボレーションブランドであるBRUNO(ブルーノ)。VENTURA(ベンチュラ)は、そんなBRUNOの定番モデルです。
フレームには軽量なColumbus Cromor Tubingを採用。完成車重量は10.2kgまで抑えられ、ロードバイクのような軽快な走りを実現します。サドルは、防水ナイロントップを採用したBrooksのオールウェザーサドル。クラシックな雰囲気がおしゃれを演出し、スポーティーな走りも楽しめるミニベロです。
LINK:VENTURA BLACK EDITION|BRUNO BIKE
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BRUNO MINIVELO 20 ROAD DROP

参考価格:税込120,780円
同じくBRUNO(ブルーノ)のミニベロ。Minivelo 20 Road Dropはクラシックなテイストを大事にしたフレーム。ドロップハンドルがカッコいいけどあまり自信がないというユーザーのために、常にハンドルの中央部分をもって走行ができる仕様となっています。街中で見かけるロードバイクのライダーのような前傾姿勢をしなくてよいというのがメリットです。
LINK:MINIVELO 20 ROAD DROP|BRUNO BIKE
GIANT IDIOM 1

参考価格:税込127,600円
世界一の自転車メーカーであるGIANTのIDIOM(イディオム)1です。ロードバイク譲りの軽量アルミフレームとロードバイク用パーツ、20インチ小径車の常識を覆すスピード感あふれる走行を実現します。ギア周りはシマノ・SORAを採用。SORAはロードバイクのギアシステムの中では、初級グレードですが、合計18段の変速ギアがあり加速性は十分です。
下位グレードのIDIOM 2(参考価格:税込88,000円)もあるため、予算に合わせて選ぶことができます。
LINK: IDIOM 1|GIANT
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BIANCHI LECCO

参考価格:税込88,000円
ビアンキの街乗りに最適なミニベロ、LECCO。フロントシングルのため、操作ラクラク、見た目スッキリなミニベロです。カラーラインナップも、ビアンキらしいオシャレな3色が展開されています。
LINK:LECCO|BIANCHI
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FUJI HELION

参考価格:税込82,500円
FUJIの定番ミニベロ「ヘリオン」。軽快な走行を可能にするクロモリフレームに、ストレートハンドル仕様でハンドリングが楽なので、用途を選ばず日常のパートナーとして最適な一台です。
ギアは前はシングル1段、後ろが8段の合計8段変速。あえてギアの数を減らすことでシンプルな使い方ができます。
LINK:HELION|FUJI
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BRUNO Mixte

参考価格:税込59,950円
非常にリーズナブルなブルーノのミキストです。ミキストとは跨ぎやすいようにフレームのトップチューブ(サドルの前方にくるパイプのこと)が下げられ二股になった形状のこと。特にスカートをはく女性には非常に便利で人気があります。ペダルを回す部分にはチェーンガードが装着され、スカートやパンツの裾が汚れないように工夫されています。
ミキストのカラーラインナップは、ブラックとシルバーの2色展開です。

LINK: MIXTE BLACK EDITION|BRUNO BIKE
ルイガノ EASEL8.0

参考価格:税込82,500円
車体後部に丈夫なキャリアを載せたミニベロ。前カゴも付いているので、荷物の運びやすさは抜群に良いです。車体後部のキャリアには、最大27kgまで荷物が載せられます。キャンプグッズも楽々載せられそうなミニベロですね。
LINK:EASEL8.0|ルイガノ
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BILLION SG-2

参考価格:税込74,800円
神奈川県川崎市の自転車工房『いさみや自転車館』が手がけるオリジナルミニベロの「BILLION(ビリオン)」。店頭販売とオンライン注文が可能です。
こちらのSG-2は、クロモリらしい細身のホリゾンタルフレームにブルホーンバーハンドルがセットされた一台。ギドネットレバーでクラシカルな雰囲気を持たせつつ、特徴的な形を持つブルホーンバーのどこを握ってもブレーキングがしやすいと、実用性にも富んでいます。変速機能もWレバーと、最新モデルとは違った魅力を存分に味わうことができます。
LINK:SG-2 スポーツ/レッドブル×ホワイト|BILLION
Tyrell CSI

参考価格:税込388,906円(ドロップハンドル shimano 105(R7000)仕様)
アルミボディと独自開発のカーボンバックで、驚きの軽さと快適な走行性能を両立しています。ロードバイクコンポと完全互換性を持っているので、この先のカスタマイズも楽しみな一台です。他にもフレームのみ、フラットバー仕様が選択可能です。
LINK:CSI|Tyrell
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DAHON Route

参考価格:税込59,400円
DAHON(ダホン)のエントリーモデルといえばRoute。カラーバリエーションが豊富で、お求めやすい価格から人気の高いモデルです。
小さなボディながらハンドルの高さ調整ができ、より多くのユーザーが楽しめる仕様になっています。泥除けとチェーンガードも標準装備。折り畳みができるため、車に乗せて現地で楽しむこともできるミニベロです。
▶折りたたみ自転車のミニベロといえばTernもあるぞ!
→「2021年最新!Tern(ターン)折りたたみ自転車・e-bikeおすすめ全10台」
▶折りたたみ自転車のおすすめ15台も!
DAHON Speed RB

参考価格:税込217,800円
DAHON(ダホン)のドロップハンドル型のミニベロ。STIレバー、フロントディレーラー、リアディレーラーは、「Shimano Tiagra」4700シリーズで統一されています。
さらに、悪天候でも高い制動力を発揮するディスクブレーキシステムを採用。ロードバイクに近いライドフィールを楽しめるミニベロです。
LINK:Speed RB|DAHON
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BROMPTON(ブロンプトン)P Line

参考価格:税込396,000円
重量が9.65kg〜と軽量なミニベロ。フロントフォークやリアフレーム、前後泥除けステー等にはチタンが使われ、軽量化に寄与しています。軽いのは、重量だけでなく走りも。オリジナルデザインの軽量でコンパクトなギアシステムを採用しているため、都会を軽快に走れます。
このPラインは、リアフレーム・フロントフォークにチタンを使用した軽量ライン。スチールフレームのスタンダードなCラインも発売されています。
LINK:P Line|BROMPTON
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RITEWAY GLACIER

参考価格:税込71,280円(マットダークオリーブ、マットグレー、マットブラック、マットネイビー)
英語で氷河を意味する「GLACIER」が由来のミニベロ。巨大な氷の塊のように安定感のある走行性能が売りです。太いタイヤとディスクブレーキで、舗装路はもちろん荒れた路面でも安心して走れます。
カラーラインナップは、なんと8色。かっこいい系の色からかわいい系まで選べます。
LINK:GLACIER|RITEWAY
RALEIGH(ラレー)RSS RSW Sport

参考価格:税込80,300円
美しいホリゾンタルトップチューブデザインのミニベロ。マッドガード、ダブルレッグスタンドを標準装備しています。ラレーミニベロに共通なETRTO-451ホイールを履き、走行性能も文句なし。
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GIOS 22 PANTO 105

参考価格:税込184,800円
ロードバイク並みのダイナミックな走りを楽しめるミニベロ。
フォークはカーボン製で、スポーティーな走りと軽量化を実現。メインコンポーネントには、ロードバイクでお馴染みのSHIMANO R7000が採用されています。ロードバイクのような軽快なライドフィールを求める方におすすめの一台。
LINK:22 PANTO 105|GIOS
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tern SURGE X

参考価格:税込304,700円
見るからにエアロなtern(ターン)のSURGE X(サージュ カイ)。エアロダイナミクスを強化したフレームと、フロントのバトンホイールが特徴的。
ドライブトレインは、ロードバイクでも採用されているShimano 105 2×11speedを搭載。ロードバイクに劣らないキビキビとした走りをするミニベロです。
LINK:SURGE X|tern
>> キャノンデールからミニベロE-バイクが登場!
過去モデル(生産終了)
運がよければ中古市場に出回るかも!? 惜しまれつつも生産終了となった美しきミニベロたちを紹介します。
BIANCHI MINIVELO-8 DROP BAR

イタリアの老舗ブランド、ビアンキのミニベロです。泥除けが標準装備されていて、多少の雨でもしっかり走れる仕様です。
ギアは前が2段、後ろが8段の合計16段変速で、シマノ製のクラリスのギアシステムを採用しています。クラリスはシマノのロードバイクのギアシステムで一番ベーシックな扱いです。しかし、日常で使用するのであれば安心できるパフォーマンスなので、長距離を積極的に走らない限り十分だと言えます。
MASI MINI VELO FIXED

参考価格:税込90,200円
MASIのミニベロはピストと小径車をミックスさせた大胆な仕様です。固定ギア独特のペダルさばきになれない人は、フリーに変更することも可能です。ピストの象徴とも言えるブルホーンバーがスパイスになり、おチビながらストリートの雰囲気を醸し出します。
LINK:MINI VELO FIXED|MASI
▶MASIのミニベロをもっと見る
MASI MINI VELO PRIMA DROP

参考価格:税込102,080円
上と同じくMASIのミニベロ。大きな違いは、ハンドルとギアです。このMINI VELO PRIMA DROPは、ドロップハンドルを採用しています。これにより、より低いポジションで空気抵抗を減らせます。
また、ギアはフロント2段・リア7段のシマノ社製ギアを採用。ロードバイクに近い走り心地を楽しめるミニベロです。
LINK:MINI VELO PRIMA DROP
ルイガノ LGS-MV 2PRO

サスペンションとディスクブレーキ搭載の高性能ミニベロです。直進走行性の高いミニベロフレームに、シマノのクラリスをアッセンブルし、通勤・通学から本格的なサイクリングまで楽しむことができます。
サスペンションとは路面からの振動を吸収するバネのこと。フロントタイヤの上に配置されたサスペンションが路面からの衝撃を吸収。安定した走行が可能です。
ディスクブレーキはホイールの中心にあるディスク(円盤)をブレーキパッドで挟んで制動するシステムで、オートバイに多く採用されています。2022年現在でこそ自転車でもオーソドックスなタイプになりつつありますが、早くからミニベロでディスクブレーキを採用しており、しかも上ランクの油圧式で雨天でも安定した制動力を発揮します。
サスペンションとディスクブレーキを搭載したミニベロは今でもあまりなく、特殊なモデルだと言えるでしょう。
CANNONDALE HOOLIGAN 1

都市生活ならではのリクエストに答えるべくリリースされたキャノンデール、HOOLIGAN(フーリガン)。好き嫌いが出るかもしれませんが、街乗りに映えるデザインに間違いありません。
前輪を抑えるフロントフォークが片側しかない斬新なデザインはキャノンデールが独自で開発したシステムです。
ギア変速は内装ギアを採用。主にママチャリなどのシティサイクルに採用されるギアシステムですが、トラブルに強いという側面もあります。多少重量が出てしまうところがデメリットですが、そこはアルミフレームの軽さで対応しています。
>> キャノンデールからはE-バイクでミニベロが登場しています!
BROMPTON(ブロンプトン) M3L

※カラーラインナップや仕様パーツの組み合わせで価格が異なります
ブロンプトンはイギリス人アンドリュー・リッチーが考案した折り畳み自転車です。製品は全て「MADE in ENGLAND」です。その証がフレームにも刻まれています。
他社が考え付かない独特な折り畳みシステムは、非常にコンパクトになりスーツケースを転がしているのと大差はありません。カラーラインナップも豊富で非常にファンが多いブランドです。
Bridgestone Moulton(ブリヂストン・モールトン) Lionel

イギリスの天才・アレックス・モールトン博士が生み出した伝説のモデル。「オースチン・ミニ」のサスペンションを開発したモールトン博士は、自転車でも数々の名作を残しています。中でも、1962年から大ヒットするも、利権の関係で生産中止になった「シリーズ1」を蘇らせたのがブリヂストン・モールトン。英国の伝統と、日本の技術力が終結した名品です。
ミニベロを購入したら気を付けてほしいこと
自転車にはメンテナンスが必要です。空気の補充からはじまり、チェーンにオイルを差したり、ねじが緩んでいないかなど定期的なチェックが必要です。もちろんミニベロにも当てはまります。
通勤や通学で毎日利用するのであれば、月に1回は購入したショップまたは近くのミニベロを扱っているショップでメンテナンスを頼むと良いでしょう。空気入れやオイルに関しては自分でも十分できるメンテナンスなので挑戦してみても良いですね。
ギア周りの調整は知識と経験が必要な場所なので無理はせず、最初はショップのメカニックスタッフに任せましょう。
購入の際はぜひ試乗を
以上、ミニベロの特徴やおすすめのモデルをご紹介してきました。気になったモデルは見つかりましたか?
ミニベロは小さいタイヤでありながら、モデルによっては非常に高い走行性能を持った自転車です。しかし長距離を走ることに関してはロードバイクやクロスバイクの方が向いているケースが多く、購入する際は改めて自分がどのような乗り方を考えいて、それに見合った仕様なのか確認する必要があります。
ミニベロはイメージやカラー、ルックスで選びがちですが、ロードバイクやクロスバイクのように性能や乗り心地はさまざまです。購入の際は一度跨いでみてサイズ感を確かめてみましょう。またその際に試乗ができれば走行性能も確認できるのでなお良いと思います。

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WRITTEN BYVIKING the MAINTENANCE
都内のプロショップに10年間在籍後、2015年VIKING the MAINTENANCE を設立。東京・西新宿を拠点にスポーク自転車の組付け、カスタマイズ、メンテナンスを軸に展開中。年2回富士山麓でサイクルイベントも企画中。 http://www.viking-the-maintenance.com/