子供乗せ電動アシスト自転車の購入を考えているなら、必要なアイテムも同時に購入するのがおすすめです。あった方がよいものは、ライフスタイルや駐輪場の環境により違ってきます。プラスであると便利・安心なアイテムもありますよ。
子供乗せ電動アシスト自転車と一緒に買うものを乗ってるママが解説します。自転車ショップ店員さんのアドバイスは必見です!
目次
電動自転車と一緒に買うもの
まず、子供乗せ電動アシスト自転車と同時に買いたい「必須アイテム」をご紹介します。
子供用ヘルメット
子供のヘルメットを装着せずに乗せている方を未だに見かけます。しかし、子供のヘルメット着用は、道路交通法上の努力義務です。保護者は13歳未満の子供を自転車に乗せる時には、ヘルメットを装着させるよう努めなければいけません。
子供乗せ電動アシスト自転車を購入する時は、子供用ヘルメットも必ず一緒に購入しておきましょう。
警視庁のデータによると、自転車事故で死亡した人の約7割が頭部へ致命傷を負っています。事故のとき大人は受け身などの退避行動が取れますが、子供はシートに固定されているため逃げられません。車体重量も普通の自転車よりも重いので、その重量も含めて頭に衝撃を受けると本当に危険です!
頭を保護することは、命を守ることと同じ。必ずヘルメットを被らせましょう。
小さい時や夏場など蒸れやすい時期は、お子さんがヘルメットを嫌がります。時間が無い中で向き合うことは大変だと思いますが、お気に入りのシールを貼ったり、キャラクターの物を選んだり、工夫してみましょう。
スイッチカバー
電動アシスト自転車スイッチカバー ヤマハ・パナソニック・ブリヂストン兼用タイプ
自転車を購入した際、店員さんに「絶対買ってください!」と勧められたのがスイッチカバーでした。
電動アシスト自転車の手元スイッチはある程度水に濡れても大丈夫なように作られていますが、壊れると修理に8千円くらいかかります。スイッチカバーは千円くらいで転倒や台風の時の水没対策ができるコスパの高いアイテムなんです。
最初は「スイッチのカバーなんていらないでしょ」と思っていましたが、説明を聞いてその場で購入を決めました。今でも購入してよかったと思っています。
自転車店員さんのアドバイス
どれだけ自分が気を付けていたとしても、駐輪場で隣の自転車のレバーがぶつかってスイッチが割れたりすることもあります。どなたにもおすすめしたいアイテムです。
あった方がよいもの
続いて「買っておいてよかった!」と思うものをご紹介します。
自転車カバー
室内やガレージでの保管が難しい場合はあった方が良いアイテム。屋外にとめていると、汚れたり錆びたりしやすいからです。カバーをかけておけば、雨や汚れを防ぐことができます。
意外に重要なのが「紫外線を防ぐ」こと。例えばベランダの洗濯バサミなどは、使っているうちに変色したりパキパキになったりしますよね。これは、日光による劣化が原因。樹脂パーツは品質に関わらず日光で劣化するため注意が必要です。カバーを選ぶときは、防水だけでなく紫外線防止効果にも注目してみましょう。
我が家は屋外駐輪場なので、カバーはマストアイテム!そう考えていち早く楽天で購入しました。届くまでの間、雨が降らないかヒヤヒヤしたのを覚えています。汚れや劣化を防げていると思うとやはり安心感が違いますね。2年経った今も愛用中です。
自転車店員さんのアドバイス
自転車カバーは見た目だけでなく、ワイヤーの劣化などを防ぐためにも多少厚手のものをおすすめしています。
レインカバー
雨の日はお子さんにレインコートを着せるという方法もあります。確かに雨はしのげますが、チャイルドシートやクッションが濡れてしまいますよね。
チャイルドシートごと覆うレインカバーがあれば、雨よけになるだけでなくシートの劣化も軽減できます。自転車カバーと同じですね。さらに冬は防風・防寒にも役立つすぐれもの。使用頻度にもよりますが、早いうちに用意しておきたいアイテムです。
雨の日には絶対に乗らないというのでなければ、レインカバーはマストに近いアイテム。「もっと早く買っておけばよかった!」というママも多いので、早いうちに用意しておくのをおすすめします。
サイズ・デザインともにぴったり合うのは各社純正のレインカバー。「購入したけど使えなかった」なんて失敗もありません。
ママたちに人気なのは『リトルキディーズ』。見た目がおしゃれでしっかり感があり、いろんなチャイルドシートにつけられるので、自転車のメーカーを問わず利用者が多いカバーです。
自転車店員さんのアドバイス
梅雨の時期の6~7月、急に必要になった時に品薄になったり、好みの物が売り切れてしまったりすることも多いようです。春先に用意しておくと、選択肢が広がりますよ!
空気入れポンプ
ブリヂストン(BRIDGESTONE) スマートポンプ PM-501
子供乗せ電動アシスト自転車は、乗車人数が増える分、タイヤにかかる負担が大きくなります。空気の減りも早くなるため、こまめに空気を入れる必要があるのです。
とはいえ、空気を入れるためだけに自転車屋さんに毎回持っていくのは面倒ですよね。自宅に空気入れが無い場合は、自転車と一緒の購入をおすすめします。
空気圧が低下するとタイヤが変形し、パンクしやすくなります。バッテリーの消耗にも影響するので、乗る前に空気圧チェックを心がけましょう。
適正な空気圧は、タイヤの側面を親指で強く押したとき、少しだけ凹むくらいが目安です。
自転車店員さんのアドバイス
パンク原因の7割は空気圧の低下によるものです。こまめに空気を入れることは、パンクの予防につながります。
ママ用レインコート
雨の日に自転車に乗るなら、レインコートやポンチョなどのレインウェアは必需品!
レインウェアとサンバイザーの組み合わせもおすすめです。
あると便利・安心なもの
最後に購入しなくても大丈夫かもしれないけれど、あると便利・安心なものをご紹介します。
後ろにつけるカゴ
前乗せ専用タイプの自転車におすすめのアイテム。専用の前後兼用バスケットを付けておけば、後ろ乗せに切り替えた時に前カゴとして使えます。
後ろ乗せのカゴよりも大きさが少し大きめなので、荷物もたっぷり入って便利ですよ♪
盗難防止グッズ
子供乗せ電動アシスト自転車は、普通の自転車に比べて盗まれにくいと言われています。なぜなら重量が重く、チャイルドシートがついているので使いにくいから。
ただし、高価なため転売目的の盗難や、バッテリー・サドルのみの盗難もあるため注意が必要です。特に電動アシスト自転車のバッテリー盗難は増加傾向にあり、警視庁では注意を呼びかけています。
盗難を防ぐには、鍵をかけることが大事です。自転車の駐輪場にとめている時も、鍵を付けっぱなしにはせず、しっかりかけておきましょう。
複数の鍵をかける
ブリヂストン(BRIDGESTONE) エブリロック ワイヤー錠
子供乗せ電動アシスト自転車のほとんどは、後輪とバッテリーに鍵がついています。盗難防止にはついている鍵とは別に鍵をつける「二重ロック」が効果的。鍵が複数あると手間がかかるため、盗難されにくくなります。
二重ロックには、工具などで切断されづらいタイプがおすすめです。チェーン・ワイヤータイプなら太めのもの、U字ロックが適しています。
また、持ち運ぶなら重さも重要な要素です。防犯性の高い鍵は重くかさばる傾向にあります。駐輪場所・時間などを考えて選びましょう。
サドルの盗難防止ワイヤー
転売目的や嫌がらせ、残念なことに「自分が盗まれたから」などの理由でサドルだけ盗難に遭うケースもあります。サドルだけの盗難は自転車の盗難保険では補償されません。心配な方はサドルロックの取り付けをおすすめします。
バッテリーロック
「バッテリーには鍵が付いているから」と安心していませんか?油断は禁物。鍵を壊してバッテリーを外されてしまう可能性があるのです。
バッテリーロックでバッテリーの持ち手とフレームを固定しておけば、外出先でのバッテリー盗難を予防できます。自宅では面倒かもしれませんが、バッテリーは取り外して屋内保管がおすすめです。
チャイルドシートのクッション
クッションが必要かどうかは、車種・チャイルドシートによって異なります。
自転車のチャイルドシートにクッションが付いていれば、追加購入の必要はありません。
チャイルドシートの座面が樹脂製で、お子さんが痛いと言うようであれば、購入を検討しましょう。
移動時間や季節も重要なポイント。お子さんを乗せて長時間移動する方やチャイルドシートの座面が冷たくなる冬は、クッションが必要になってきます。寒い時期に冷たいサドルに座るのは大人でも嫌なもの。チャイルドシートにお子さんを座らせる前に、座面を手で触ってみて冷たさを感じてみて欲しいですね。
パナソニック、ブリヂストン、ヤマハの子供乗せ電動アシスト自転車には、純正のクッションが用意されており、洗い替えや交換するときもぴったりサイズで使えます。アクセサリー類が充実していることも、大手3メーカのメリットです。
自転車店員さんのアドバイス
カバーがないとクッションに雨や霜が染み込んでしまいます。走行中も雨が防げるレインカバーとの併用がおすすめです。
子供の防寒対策グッズ
レインカバーを使う場合は、風や寒さも防げるのであまり必要がないかもしれません。使わないのであれば、寒い日の移動で子供が寝てしまっても風邪を引かないようにするために防寒対策が必要です。
寒くなるとチャイルドシートにブランケットを洗濯ばさみで固定している自転車をよく見かけます。ママ友の中にはベビーカーに使うブランケットを上手に使っている方もいました。
洗濯ばさみで固定しているママが多いのは、布がタイヤに巻き込まれないようにするためです。後ろ乗せの場合は走行中に子供の様子が見えないので、こまめな確認をおすすめします。
子供の日除け対策
簡単ではありますが、外出前に子供用の日焼け止めを塗るのが我が家の紫外線対策です。
『リトルキディーズ』を使っているので透明な部分はUVカットビニールですしサンシェードも付けられますが、自転車を降りてそのまま外に行くことも考慮して二重対策しています!
サドルカバー
生協の通販で知った2~3千円のジェルクッションタイプのサドルカバーは、購入して大正解だったアイテム。お尻の痛みを和らげてくれるのでおすすめですよ!
カゴカバー
荷物の落下や盗難防止に役立つカゴカバー。防水性の高いものは雨対策にもなりますね。
ビッケシリーズに乗っているママ友は、純正のカゴカバーを使っています。ファスナーがついているので荷物が落ちる心配もなく、カゴよりも高さが出て空間が生まれるから、荷物を入れる量が増えても安心だそうですよ。
自転車を買ったら必要な手続き
防犯登録
20インチ以上の自転車は防犯登録が義務付けられています。
自転車を購入したら、必ず防犯登録をしましょう!
ネット通販でも、防犯登録が出来るお店もあります。店舗受け取りならできる場合もあるので、チェックしておくことをおすすめします。
自転車店員さんのアドバイス
登録料は都道府県により異なり、500~600円ほど。有効期限は最短で5年、7年、8年、10年、20年、無制限と都道府県によって違うので、必ず確認しておきましょう。
自転車保険
交通マナーを守っていたとしても、事故に遭う可能性が無いとは言い切れません。万が一、加害者になってしまったら、被害状況によっては賠償が高額になることもあり得るのです。
自転車事故による損害から事故の当事者を守るため、自転車保険への加入を義務化する自治体が増えています。義務化地域で自転車に乗るには、保険への加入が必須です。
万が一の事故に備えるため、義務化されているかどうかにかかわらず、自転車保険に加入しておきましょう!
まとめ
振り返って失敗だったと思うのは、自転車屋さんに欲しいレインカバーがおいておらず、自転車とセットで買いたかったので型番を照らし合わせずに購入してしまったこと。装着してもしっくりこないため子供も嫌がり、すぐに使わなくなってしまったことです。
使ってみたときの違和感やストレスは、その後も続きます。スーパーや通園で使っている人が多いメーカーのものは、多少お値段がアップしたとしてもやはり選ばれる理由があるのだと実感。事前のリサーチが必要だと反省しました!
ヘルメットなどの購入はネット通販が便利。たまったポイントも消化できます。一度にすべて揃えるのは大変なので、ポイントなどをうまく活用して揃えていけるといいですね。
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監修:自転車技師声優 おかだまさたか
交通費節約のために買った初めてのクロスバイクにどハマりし、2年で自転車技師・安全整備士資格を取得。技術力の維持・向上のため、現在も自転車ショップで働いている。
アニメ・舞台・ ボイスドラマと活動領域は多岐にわたり、FRAMEチャンネルでも活躍中。