2020年フラットバーロード15選!クロスバイクと何が違う?おすすめ用途まで徹底ガイド

フラットバーロードとは、その名の通りハンドルがフラットバーになったロードバイクのこと。ではクロスバイクとの違い、わかりますか?ハンドルをドロップ形状のものに変えればロードバイクになるのでしょうか。
フラットバーロードを選ぶべき人はどんな人?特徴をしっかり押さえたうえで、最新おすすめモデルをご紹介しましょう。

フラットバーロードとは?


フラットバーロードとは、その名の通り「フラットバー(フラットハンドル)」を装着したロードバイクのことです。
メーカーごとにフラットバーロードの捉え方があり、実は明確な定義がありません。一般的な特徴をいくつか挙げてみます。

  • フラットバーハンドル
  • ロードバイク用コンポーネント
  • キャリパーブレーキ(最近ではディスクブレーキ搭載モデルも増加)
  • ロードバイク寄りのフレームジオメトリ
クロモリ素材のフラットバーロード、AMPIO TIAGRA(ジオス)
クロモリ素材のフラットバーロード、AMPIO TIAGRA(ジオス)

大まかなイメージとしては「クロスバイクよりも速く走れるフラットバーのスポーツサイクル」といったところです。

フラットバーロードとクロスバイクの違い

真っ直ぐなハンドルがついているなら、クロスバイクじゃないの?と思われる方もいるでしょう。細かい違いを見てみましょう。

コンポ―ネントが違う

一般的なクロスバイクは、フロント3段×リア8段などのマウンテンバイク用コンポが多いです。
対してフラットバーロードは、多くがシマノクラリスやソラ、ティアグラなどのフロント2段といったロード用コンポーネントを採用しています。

ブレーキが違う

フラットバーロードのキャリパーブレーキ(左)と、クロスバイクのVブレーキ(右)
(左)フラットバーロードのキャリパーブレーキ
(右)クロスバイクのVブレーキ


近年はロードバイクのみならずクロスバイクにもディスクブレーキの波が押し寄せていますが、ここではリムブレーキに限定して考えてみましょう。少し前までは、フラットバーロードはキャリパーブレーキ*、クロスバイクはVブレーキが主流でした。
ロードバイクにも使われているキャリパーブレーキの特徴は、小型で軽量、スピードコントロール性を重視しています。よりオンロードでの高速走行向きと言えます。

いっぽうで制動性においてはVブレーキが上。街乗りでストップアンドゴーが多いクロスバイクに向いていますね。

*厳密にはキャリパーブレーキは純ロードバイクのものとはサイズが異なる場合があります(いわゆるロングアーチタイプ)
アルテグラや105のブレーキが使えない場合もあるので、将来ブレーキの交換を考える場合は確認が必要です。

タイヤサイズの違い

フラットバーロード クロスバイク タイヤ 太さ 違い
左が25C(フラットバーロード)、右が28C(クロスバイク)のタイヤ

一般的にクロスバイクのタイヤサイズは28C~32Cという太めのもの。対してフラットバーロードは25Cと細めのタイヤが採用されていることが多いです。これも高速走行を優先させているポイントです。

フレームジオメトリが違う「クロスバイクがロードバイクになれない理由」

ここまできて疑問に思う方もいるでしょう。それならば、クロスバイクのコンポを変え、ブレーキも変え、タイヤもすべてロード用に変える(予算は度外視)。そしてドロップハンドルにしたら、クロスバイクだってロードバイクになるではないか……!と。

ところがそうはならないのが、「そもそもフレームが違う」と言われる部分なのです。

多くのクロスバイクが直進安定性を重視してホイールベース*は長め、アップライトで楽な乗車姿勢になるようにフレーム設計されているのに対し、フラットバーロードは速く走る方に比重が置かれています。ショートホイールベースで、低めのハンドルポジション=空気抵抗の少ない前傾姿勢を作り、より速く走る。ロードバイクと同じ設計思想なのです。

コルナゴのフラットバーロードVORREI(左)とクロスバイクのEPOCA(右)。VORREIのほうがホイールベースは短めに設計されているのがわかる。シートチューブとタイヤの距離を見ると違いがわかりやすい。トップチューブ長もVORREIは短め。
コルナゴのフラットバーロードVORREI(左)とクロスバイクのEPOCA(右)。VORREIのほうがホイールベースは短めに設計されているのがわかる。シートチューブとタイヤの距離を見ると違いがわかりやすい。トップチューブ長もVORREIは短め。
画像は2019年モデル Image: NBS

*)ホイールベースとは前輪・後輪それぞれの中心軸を結んだ距離のこと。ホイールベースが長いと安定性は高まり、短いと機敏性があがりキビキビとした乗り心地に。

結果、価格帯も違う

使われるパーツ、フレームの違いから、フラットバーロードとクロスバイクでは必然的に価格帯も変わってきます。

アンカー RL3 FLAT CLARIS MODEL
ロードバイクの上位モデルRL3 DROPをベースにしたフレームに、フラットハンドルで直感的なハンドル操作が魅力のアンカー「RL3 FLAT EX」。ハンドル周りを替えればそのままロードバイクへと変貌する。
Image: Bridgestone Cycle

一般的にフラットバーロードの価格レンジは7万円台~10万円代前半となり、5万円前後からのクロスバイクと比較すると高めの価格帯になります。

フラットバーロード、ハンドルを変えればロードバイクになる?

結論から言うと、ロードバイク化することは可能です。フレームがロードバイクとしても乗れるように作られているので、ハンドルを替えればロードバイクになります。

コンポーネントやブレーキもロードバイクのものが使われているので、一番楽なパターンだとハンドルとシフターを替えればロードバイクになります。

そもそも変速を操るシフターがドロップハンドル用ではない。
そもそも変速を操るシフターがドロップハンドル用ではない。

ただしショップとの相談は必須。モデルによっては、ハンドルとシフター以外にパーツ交換が必要な場合があったりもします。

またポジションの再設定も必要です。フレーム設計がフラットバーハンドル前提ですから、ドロップハンドルに合わせたポジション調整をしないといけません。

ステム長や角度など多方面からの調整が必要ですので、ハンドル交換はお店に頼むようにしましょう。

▼ブルホーンハンドルという選択肢もある。

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ブルホーンハンドルについてはこちらもどうぞ

フラットバーロードはどんな人向け?おすすめ用途は?

速く走りたいけれどドロップハンドルに抵抗がある人や、既にロードバイクに乗っている人で、街乗り用や通勤通学用に、カジュアルダウンしたスポーツバイクが欲しいときにはピッタリです。

速く走れるフラットバーロードですが、用途はどちらかというと街乗り向けです。また、ドロップハンドルと違って乗車姿勢を変えることができないので、同じ姿勢で長時間の走行は疲れやすく、100kmを超えるようなロングライドには不向きでしょう。

ロードバイクとフラットバーロードで迷ったとき

将来的にロードバイクに仕様変更する可能性が十分ある場合、金額的にいえば最初からロードバイクを購入した方がお得です。フラットバーロードをドロハン化するだけでも、最低3万程度はします。コンポのグレードアップやその他パーツの交換が必要になると、さらに多額の費用がかかります。
ただ数年フラットバーでカジュアルな乗り方を楽しんで、本格的なロードバイクとして乗りたくなったときに愛着のある自分のバイクがそのままロードとして生まれ変わるのも、他のバイクでは味わえない魅力でもあります。

2020年最新おすすめモデル15選

それではフラットバーロードのオススメ2020年モデルをご紹介します。最後にフラットバーロードの変遷も解説していますので、是非そちらまでご覧ください。

ネスト ALTERNA FLAT

ネスト ALTERNA FLAT
カラー:マットブラック Image: Hodaka

軽さと強度を両立したフレーム、厳選されたパーツアッセンブルにより、クラス最軽量となる9.5kg(500mm)※を達成したフラットバーロードの新モデル。コンポーネントにシマノ・クラリスを搭載し、変速段数は16速となっています。
※国内販売中の9万円未満のフラットバーロードバイクにおいて/2019年8月時・メーカー調べ

  • 価格:65,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:430、465、500mm
  • カラー:マットブラック、マットシルバー
  • 重量:9.5kg(500mm)

LINK: ALTERNA FLAT(Nesto)|Hodaka

ジャイアント FORMA

ジャイアント FORMA
カラー:ブルー Image: Giant


エアロ形状の軽量アルミフレームが、ジャイアントの名作「FCR」を彷彿させるフラットバーロード。(FCRは本稿下部「多様化するフラットバーロード」で見ることができます!)シャープなハンドリングをもたらすアルミフォーク、コンポーネントに用いたシマノ・クラリス、走行性の高い28Cタイヤにより、街中最速のコンセプトを体現しています。主張しすぎない落ち着いたカラーリングも魅力です。

  • 価格:74,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:465、500、535mm
  • カラー:マットブラック、ブルー
  • 重量:10.0kg(500mm)

LINK: FORMA(GIANT)|Giant

ジオス AMPIO

ジオス AMPIO
カラー: BLACK Image: JOB INTERNATIONAL

細身のクロモリチューブによるホリゾンタルフレームが目を惹く一台。サイクリングから街乗りまで、走るシーンを選ばない美しいデザインです。コンポーネントはシマノ・クラリス、タイヤはヴィットリアの25Cを履き、快適な乗り心地が得られるでしょう。

  • 価格:79,800円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:470、510、540、570mm
  • カラー:ジオスブルー、ブラック、ホワイト
  • 重量:9.7kg

LINK: AMPIO(GIOS)|JOB INTERNATIONAL

ルイガノ AVIATOR 9.2

ルイガノ AVIATOR 9.2
カラー: LG RED Image: LOUIS GARNEAU

軽量アルミフレームとカーボン製フォークという組み合わせに、コンポーネントはシマノ・ソラの2×9段変速で、ロードバイクらしい走行性能を味わえます。それでいてルイガノらしいおしゃれなカラーをまとったルックスは、女性にもおすすめできるモデルです。

  • 価格:85,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:380、420、460、500、540mm
  • カラー:LG WHITE、LG RED、GRASS GREEN
  • 重量:9.6kg(460mm)

LINK: AVIATOR9.2(LOUIS GARNEAU)|ASAHI

キャノンデール CAAD Optimo Claris Flatbar

キャノンデール CAAD Optimo Claris Flatbar
カラー: Black Image: Cycling Sports Group

人気があるアルミロードバイク「CAAD Optimo」をフラットバー化。ロードバイクが持つスピード感&ハンドリング性能を維持しながら、快適かつ安心して乗れるフレンドリーな一台です。フロントはシングルで、リアは11-32Tのワイドレシオ。レーシーな走りが期待できるオンロード仕様となっています。

  • 価格:79,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:48、51、54、56
  • カラー:ブラック
  • 重量:9.5kg

LINK: CAAD Optimo Claris Flatbar(Cannondale)|Cycling Sports Group

フジ MADCAP

フジ MADCAP
カラー: Silver Mirror Image: AKIBO

FUJIのアルミフラットバーロード。2019年モデルのROUBAIX AURAから名前を新たに、しかしクラスを超えた高級感は健在です。レースジオメトリ―にカーボンフォーク、さらにケーブル類はインナールーティング仕様。今年はマット質感のカラーリングが目を引きます。

  • 価格:92,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:46、49、52、54、56
  • カラー:マットブラック、シルバーミラー
  • 重量:8.9kg

LINK: MADCAP(FUJI)|AKIBO

アンカー RL3 FLAT CLARIS MODEL

アンカー RL3 FLAT CLARIS MODEL
カラー:オーシャンネイビー Image: Bridgestone Cycle

高いコストパフォーマンスを誇る「RL3 DROP」のスペックをベースに、フラットバー仕様とすることで乗車姿勢をアップライトに調整したモデル。スポーツバイク初心者でドロップハンドルに抵抗がある人や、スポーティで快適に通勤&通学したい人に最適な一台です。

  • 価格:76,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:390、440、490、540mm
  • カラー:フォレストカーキ、ストーングレー、オーシャンネイビー
  • 重量:9.8kg(490mm)

LINK: RL3 FLAT(ANCHOR)|Bridgestone Cycle

コーダーブルーム STRAUSS DISC FLAT 10

コーダーブルーム STRAUSS DISC FLAT 10
カラー:マットシルバー Image: HODAKA

マットシルバーのバイクデザイン、フロントシングルギヤのパーツ構成、メッセンジャースタイルにインスピレーションを得て、シンプルさを追求したモデル。リアディレーラーは最新グラベルロード用コンポのGRXを採用し、チェーン落ちを防ぐスタビライザーが搭載されています。高いポテンシャルを秘めた1台。(発売は2020年6月以降)

  • 価格:109,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・DEORE
  • サイズ:430、465、500mm
  • カラー:マットシルバー
  • 重量:9.2kg(500mm)

LINK: STRAUSS DISC FLAT10(KhodaaBloom)|HODAKA

コルナゴ VORREI SORA

コルナゴ VORREI SOLA
カラー:マットネイビー Image: NBS

ドロップハンドルではない、最速のフラットバーロードを目指すことがコンセプト。純粋なロードレーサーに比べ幾分ホイールベースが拡張されているため、直進安定性は向上。綿密に計算されたジオメトリを持つ軽量アルミフレームは、フラットバーを握った状態でロードバイクらしい走りを追求することができます。

  • 価格:120,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:430S、460S、520S
  • カラー:マットネイビー、マットブラック
  • 重量:8.9kg

LINK: VORREI SORA / CLARIS(COLNAGO)|NBS

マリン NICASIO SE

マリン NICASIO SE
カラー:MAT.OLIVE Image: MARIN JAPAN

クロモリフレーム&フォークで衝撃を吸収して、快適なロングライドも叶えるモデル。タイヤはグラベルロード用のWTBホライゾン(650b×47mm)を装着。ドロップハンドル化すればロードプラスとして使えるという、これまで紹介してきたバイクとは一味違った1台です。

昨年モデルのフロントダブルからシングルへ、メインコンポーネントはクラリスからアルタスへと変化しました。用途を考えれば十分なスペックを保ちながら、値段は6万円台まで下げてくれました。重量も13.1kgから12.5kgと軽量化された点も見逃せません。

  • 価格:67,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・アルタス
  • サイズ:50、52、54、56
  • カラー:MAT.BLACK、MAT.OLIVE、MAT.GREY、MAT.BLUE、GLOSS.IRIDESCENT
  • 重量:12.5kg

LINK: NICASIO SE(MARIN)|MARIN JAPAN

キャニオン Roadlite AL 7.0

キャニオン Roadlite AL 7.0
カラー:Lava Grey Image: CANYON

高性能で高品質、でも安価は譲れない……という人におすすめなのがキャニオン。本機はすっきりしたアルミフレーム、振動吸収性に優れたカーボンフォーク、そしてコンポーネントにシマノ・105を搭載した、驚きのコストパフォーマンスを誇る一台です。さらに信頼性の高いディスクブレーキ、空力性能に長けたホイールセットの組み合わせにより、ライディングが楽しくて仕方ないモデルとなっています。

  • 価格:119,000円(税抜/配送料&梱包料別)
  • コンポーネント:シマノ・105
  • サイズ:XS、S、M、L、XL、2XL
  • カラー:Lava Grey
  • 重量:9.98kg

LINK: Roadlite AL 7.0(CANYON)|Canyon Bicycles

ラレー RF7 Radford-7

ラレー RF7 Radford-7
カラー:ラドフォード7 ブラック/レッド Image: ARAYA

早くからフラットバーロードの可能性を追求してきたモデル。ロード用コンポーネントのシマノ・ソラをフル搭載しています。フレームはアルミ、フォークはカーボン製のエアロブレード。クラシカルな印象が強いラレーで、レーシーな風情も魅力的。

  • 価格:125,000円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ソラ
  • サイズ:460、540mm
  • カラー:ブラック/レッド
  • 重量:9.8kg

LINK: RF7 Radford-7(RALEIGH)|ARAYA INDUSTRIAL

メリダ GRAN SPEED 300-D

メリダ GRAN SPEED 300-D
カラー:SHINY GOLD(BLACK)  Image: MIYATA CYCLE

ハイドロフォーミング製法によるスタイリッシュなアルミフレームに、シマノ・ティアグラをコンポーネントに据えたフラットバーロード。快適なフィットネスとコミューティングのための専用設計のジオメトリーや、コラムまで至るフルカーボンフォーク、そして油圧ディスクブレーキのコンビネーションが、長距離でも余裕のある軽い走りと快適性を実現しています。

  • 価格:117,900円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・ティアグラ
  • サイズ:44、47、50、52cm
  • カラー:SHINY GOLD(BLACK)
  • 重量:9.9kg

LINK: GRAN SPEED 300-D(MERIDA)|MIYATA CYCLE

バッソ LESMO

バッソ LESMO
カラー:NAVY Image: JOB INTERNATIONAL

イタリアのメーカー「BASSO」のロードバイクテクノロジーを駆使して開発されたフラットバーロード。スポーツバイク初心者でもストレスなくライドを楽しめるモデルです。ホリゾンタル形状が美しいフレーム、細身のフォークともにクロモリ製で、屈強かつしなやかなライドフィールを味わえるでしょう。

  • 価格:79,800円(税抜)
  • コンポーネント:シマノ・クラリス
  • サイズ:470、510、540
  • カラー:ホワイト、ネイビー
  • 重量:10.3kg

LINK: LESMO(BASSO)|JOB INTERNATIONAL

ガノー AXIS F3

ガノー AXIS F3
カラー:GREY ALUMINUM Image: GARNEAU

アップライトなポジションと、雨の日でも制動力の落ちにくい油圧式ディスクブレーキで、初心者でも操作のしやすい一台。コンポーネントはシマノ・ティアグラの20段変速で、軽量なカーボンフォークによる走り心地は、街中から郊外までのライドを楽にこなすことができるでしょう。

価格:96,000円(税抜)
コンポーネント:シマノ・ティアグラ
サイズ:450、480、510、540mm
カラー:GREY ALUMINUM
重量:10.3kg(480mm)

LINK: AXIS F3(GARNEAU)|ASAHI

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Bike model article by Toshiyuki Masubuchi

2019年モデルもチェックする?

前年度モデルのフラットバー特集はこちらから

多様化するフラットバーロード

これまでのラインナップを見ればわかるように、同じフラットバーロードといってもその性質は多岐にわたります。最後に本稿の監修メカニックである大場さんにフラットバーロードの変遷を教えて頂きました。

始まりはシンプルに”ロードバイク+フラットバー”

フラットバーロードの出発点は、単純明快に「ロードバイクのハンドルをフラットバーに交換したもの」でした。

GIANT「FCR 0」2012年モデル。フラットバーにエアロ形状のフレームが…!フラットバーロードの中でも良い意味で変わったコンセプトを持つバイクだった。
GIANT「FCR 0」2012年モデル。バリバリエアロ形状のフレームに装備されているのはフラットバー…!フラットバーロードの中でも良い意味で変わったコンセプトを持つバイクだった。

フラットバーロードの代表的なモデルとしてGIANTのFCRが挙げられます。
フレームのジオメトリーもほぼロードバイク、コンポもシマノ・ティアグラなどのロード用、ブレーキはもちろんキャリパー、タイヤに至っては23Cでした。

左がクロスバイク「Escape AIR」、右が先ほどの「FCR」(両2012年モデル)。エスケープも速くく走れるクロスバイクとして有名だが、FCRはヘッドチューブが短く、ステムの角度も小さい。サドル-ハンドルの高低差の違いは写真だけで一目瞭然。
左がクロスバイク「Escape AIR」、右が先ほどの「FCR」(両2012年モデル)。エスケープも速く走れるクロスバイクとして有名だが、FCRはヘッドチューブが短く、ステムの角度も小さい。サドル-ハンドルの高低差の違いは写真だけで一目瞭然。

「街中最速!」というコンセプトは見た目にも明らかですね。フラットバーですから極端な前傾姿勢にはならないものの、ハンドルポジションは低めの設計。そのままドロップハンドルに交換しようものなら、おそろしく低位置のハンドルポジションになることがわかると思います。

ドロップハンドルの基本姿勢で握るのはブラケット部分。同じステムを使うとして、フラットバーハンドルに換えるとグリップ位置は水色で囲ったフラット部にあたる。例えばこの位置が最初からかなり低めで設定されていたら、ドロハン化したときに下ハンが届かないこともあるだろう。
ドロップハンドルの基本姿勢で握るのはブラケット部分。同じステムを使うとして、フラットバーハンドルの位置は水色で囲ったフラット部にあたる。例えばこの位置が最初からかなり低めで設定されていたら、ドロハン化したときに下ハンへ届かないこともあるだろう。

実際私はFCRのドロップ化オーダーを受けたことがありますが、ドロップハンドルとして機能させるために、角度の立ったステムに換えてドロップ化しました。ステムでハンドル位置を上にあげてやらないと、とても下ハンなど持てないくらい低くなってしまったからです。

多様化するフラットバーロード

このように、以前は「ロードバイクフレームほぼそのまま+低い位置のフラットバーハンドル」がスタンダードでした。時代の流れとともに、現在はフラットバーロードもいくつかのタイプに枝分かれしています。
例えば、かつてのFCRのように、ギンギンな最速攻め仕様のタイプは細いタイヤにショートホイールベース。
逆にアップライトなポジションに太めのタイヤ、乗り心地重視のタイプもあります。ホイールベースも長めにとられています。

レースジオメトリーでスピード系のFUJIのROUBAIX AURA(左)と、グラベルロードのようにオフロードも楽しめるMARINのNICASIO SE(右)。両者の毛色はまるで違うことがわかる。
レースジオメトリーでスピード系のFUJIのROUBAIX AURA(左)と、グラベルロードのようにオフロードも楽しめるMARINのNICASIO SE(右)。両者の毛色はまるで違うことがわかる。 ※画像は2019年モデル

つまり現在においては、ひとくちにフラットバーロードと言ってもさまざまな性格を有しており、多様化してきていると言えますね。

共通して言えるのは、ドロップハンドルだと仰々しい、だけどクロスバイクより早く走りたい。そのような人にはピッタリなバイクということですね。

おわりに

クロスバイクでは物足りない、だけどドロップハンドルは本格的すぎて抵抗がある、そんな方に向けてフラットバーロードを厳選して紹介しました。
フラットハンドルにこだわるのもよし。ロードバイクと同じようにクロスバイクを展開しているメーカーは多々ありますが、フラットバーロードを用意しているメーカーはそう多くはありません。それだけメーカー側のこだわりが感じられてオモシロイのがフラットバーロード。お気に入りの1台を探してみてください。

猫ちぐら

WRITTEN BY猫ちぐら

翻訳会社のDTPオペレータからフリーランスへ。ダイエットのためにママチャリでサイクリングロードを走って自転車にはまる。登りは好きだが下りは嫌いなのが困った所。現在はヒルクライムや山岳系ロングライドでロードバイクを楽しんでいます。

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