ロードバイクの楽しみ方12選!自転車を100%遊びつくすための基礎知識

こんにちは、自転車メカニックの石橋です。
そろそろ春。憧れのロードバイクを手に入れた方、通勤用のクロスバイクを購入した方などたくさんいると思います。
しかしせっかくロードバイクを手に入れたけど、乗り方や楽しみ方がイマイチわからない人も多いはず。そこで今回はロードバイクを100%楽しめるハウツーを全方位からご用意しました!必要な基礎知識とともにご紹介していきましょう。
まだロードバイク乗ってないの?
実はまだロードバイク準備できていないんだよなぁというあなた。大丈夫です、決して安くない買い物ですから迷うのは当たり前です!
- ロードバイクってそもそも何?ママチャリやクロスバイクとどう違うの?
- コンポって何よ?
- フレーム素材はどうやって決めるの?
- てか高い。
そんなホンネにお答えするこちらの記事をチェック、ブクマしておきましょう!
今回は「ロードバイクでこんなに楽しいことが出来るのか……!」と夢をふくらませる記事です。まだ自転車が用意できていなくても、ロードバイクとの生活がイメージしやすくなるはず。もちろんロードバイクを始めたばかりの人、最近マンネリ化してきたあなたにも、新しい発見をお届けします!
ロードバイクの楽しみ方、こんなにあったよ!
普段の移動をスムーズに。週末は気ままなサイクリングを。連休には自転車旅だって。
ロードバイクの使い方はさまざま。あなたはどんな風にロードバイクを楽しみますか?
自宅近辺でサイクリング
休日にサイクリング。これが最も手軽にロードバイクを楽しむ方法のひとつです。
購入直後でハンドル操作に不安な場合は、クルマの交通量が少ないところか、クルマが来ないサイクリングロードで走るとより安全に楽しめます。
▶練習にもおすすめな公園特集!
▶慣れてきたらサイクリングロードを巡ろう!
▶待って、サイクリングに持っていくものがわからない!
距離を延ばして延ばして…ロングライド!
電車やクルマではなく、自分の脚で50km、100kmに挑戦してみませんか?これまで自転車でなんてありえないと思っていた距離を走破し、目的地へ到着したときの達成感たるや!じんわりとひとりで噛みしめる、仲間と共有する。ロードバイクがまた一層楽しくなっていることでしょう。
ところで、ロングライドと呼べる距離は一体何kmから? その人の体力や脚力で変わってきますが、1日に約100km~300kmを走るのがロングライドと言われています。100km以上走ると景色も大きく変わり、きれいな空気や自然を感じながら走れることでしょう。
▶仲間と過ごすロングライドな1日ってこんな感じ。
ヒルクライムにチャレンジしてみる
ストップアンドゴーの多い街中では、思いっきりペダルを漕ぎ続けることができない。そして自転車乗りはみな山へと帰っていく…。
峠や長い登りを果敢に駆け上がる「ヒルクライム」にチャレンジしてみてはいかが?スピード感を存分に味わうライドから一転、新しい世界が待っています。
▶絶景は山だから。
▶だから山はやめられない。「山は性癖です。」
山まで距離がある場合は、車に積載して目的地から乗り始めたり、電車に自転車を持ち込み現地まで移動する輪行という楽しみ方もあります。
▶”クルマ輪行”トランポ、やってみる?
列車でもっと遠くへ!輪行という魔法
列車など交通機関で自転車を手荷物として運び、目的地周辺まで行ってサイクリングできる輪行。自宅から遠く離れたあの絶景ポイントも、有名な観光名所だってサイクリングできちゃいます!
自転車に”翼を授ける”輪行で、あなたも上級者の仲間入り♪
▶みんなが使う電車、マナー遵守で気持ちよく。自転車のバラシ方も。
無理なくポタリング、グルメライドもイイネ!
高速巡航で超長距離を走ったり、激坂をゼイゼイ言いながらのぼりきったり、ロードバイクは別に苦行ではありません。ゆる~くポタリングに出かけたっていい。予定のない休日、天気がいいから。それだけの理由でちょっと遠くまでブランチに出かけてみませんか?
▶ポタリングの定義って何?ゆるポタ詐欺…!?
▶グルメライドは女子の食いつきもイイゾ!
▶美味しい珈琲を求めてペダルを漕ぐ。
自転車で旅に出る?
日帰り、もしくは泊まりがけで自転車旅をするのもロードバイクのひとつの楽しみです。家族全員の自転車を車に積んで、目的地で自転車を楽しむなんて方法も。
▶サイクリングメインで旅先をチョイスしてみる?
▶自由すぎる!「行き当たりばったり宿泊旅」
▶旅する自転車「ランドナー」って?
▶サイクリストフレンドリーなお宿特集
ロードバイクでキャンプしてみる
アウトドア趣味の人にはきっとハマるはず!グループライドでキャンプもいいし、キャンプ好きのあの友人をロードバイクの世界に誘うきかっけにも。ソロキャンプならまた違った楽しみを発見できるはず!
▶キャンプツーリングの達人にノウハウを伝授してもらおう
▶流行りのバイクパッキング、「デカトロン」なら 5千円台でそろう!
▶ママだって1泊2日のソロキャンプ行ってみない?
▶キャンプ場を探す
楽しく走る自転車イベントに参加
観光地を巡り、地元の名産品を味わいながら走るグルメライドと呼ばれるイベントなら、初心者にもピッタリ!体力や脚力に応じて、コースの距離を選べるイベントもあるので、自分のペースで気楽に走れるのが魅力です。
▶こんなにあるサイクルイベント!じっくり選んで。
自転車レースに参加
順位やタイムを競い合うイベントは、達成感もひとしおです。もちろん日々のトレーニングが大事になってきますが、ロードバイクを購入したなら1度は経験してみても損はありません。
ロードバイク仲間を増やすためにも、自転車レースは出会いの場になるのでおすすめ。
春から秋の自転車シーズンは各地でイベントが開催されているので、自転車仲間と一緒に定期的参加するのも楽しいですよ。
▶レースの種類を一覧で確認できます!
▶ヒルクライムレースの魅力とは?
トライアスロンに挑戦
年々トライアスロンに挑戦する人口が増えてきています。プロのトライアスリートや熱心にトライアスロンを楽しむ人はトライアスロンに特化した専用のロードバイクで走る傾向がありますが、トライアスロンに特化したロードバイクでなくてもトライアスロンを楽しむことができます。
「スイム」、「サイクリング」、「ラン」の3つの種目を一気に行うトライアスロンは自分の体力の限界を知るためにも良い競技だと言われています。トライアスロンも参加者のレベルに合わせて内容を選べるので、興味がある方は初心者向けのトライアスロンにエントリーしてみましょう。
まずは雰囲気を見てみたいならこちらから
ジテツー始めてみる?自転車通勤・通学という選択肢
毎日満員電車にウンザリしているみなさま、春から自転車に乗り換えてみてはいかがですか?
朝から気分スッキリ、オンオフのメリハリもつくし、サドルの上だと何故だか考えがまとまる。ついでにダイエットや健康なカラダづくりにもつながるなら、一石何鳥!?
▶春からジテツー!準備はこちらで確認
とっても効果が高い!ダイエット目的にもGood!
ロードバイクはハードなトレーニングにも向いています。自転車はランニングより関節に負担をかけにくいと言われているのでダイエットにもおすすめです。
ロードバイクでダイエットしたいなら、成功例を余すところなく伝授したこの記事は必読!
ロードバイクをGET!直後にチェックしたい基礎知識集
駐輪場所には気を遣おう
何が何でも避けたいのが盗難です。そうならないよう駐輪場所はいつも気を付けておきたいですよね。駐輪場所として一番安全なのはもちろん自宅内です。ロードバイクと寝食を共にしていれば、盗難のリスクはほとんどないでしょう。
しかし、中には事情があり室内で保管ができないケースもあると思います。その場合はマンション等の駐輪場を利用するか、敷地内の安全な場所に駐輪することです。
自宅に近くても道端やガードレールに停めるのは危険です。盗難の可能性が高まるのと、放置自転車として撤去されてしまうかもしれません。それに雨ざらしにもなってしまうので、車体の劣化が心配になります。
自転車通勤をする場合は、必ず最寄りの駐輪場か、職場内の安全な場所に停めることをおすすめします。
必須アイテムはそろえてる?
保管のためのスタンドや、鍵にヘルメット。ウェアはどうする?
まずはロードバイクに絶対必要となるアイテムをそろえておきましょう。
▶必須アイテムと、あったほうがいいもの、あると便利なもの。一括してチェックできます!
→「ロードバイクに必要な装備」
操作方法をチェック、前傾姿勢に慣れよう
ロードバイクを買ったらまず最初に、ギア操作の確認やブレーキの効き具合などをチェック。最初は前傾姿勢に慣れていないので、ハンドルの持ち方やサドルの高さを調整するためにも、サイクリングロードなど安全な場所でロードバイクを走らせてみると良いでしょう。
公道で走る場合は、交通ルールに則り、左側通行を遵守すること。信号で停止する場合は、左足で降りると安全です。右側は車が並走するので、万が一バランスを崩して、車と接触してしまう可能性があります。降りる際は左側と癖を付けたいですね。
走行データを取って楽しむ
ロードバイカーの間でSTRAVA(ストラバ)という人気のアプリがあります。スマートフォンのGPSを駆使し、自分が走ったコースの距離、速度、消費カロリーなどたくさんのデータが計測できるアプリです。SNSの役割も兼ねているのでSTRAVAでつながったユーザーとデータの共有ができロードバイクが一層楽しくなります。
▶サイクルコンピューターを探す
ビギナーを超えるには
初心者から中級者へのレベルアップの条件は、前述のとおり100km以上の長距離を走れるようになることや、様々なレースやサイクルイベントに積極的に参加できるようになることだと思います。
レースとなるとタイムや順位を決める場合が多いので、あまり好まない方も多いと思います。そんな方は、順位を競わず、友達同士で走るロングライドイベントや各地の名産品を食べながら走るグルメライドなどの参加がおすすめです。
最後に
ロードバイクを楽しむユーザーの平均年齢が高いことはご存知ですか。様々なスポーツの中でサイクリングは年齢、性別問わず長く続けられるスポーツです。
その理由は、運動量が多いにも関わらず、体への負担が少ない事が挙げられます。ハードな運動をしてその後ずっと疲れが残ってしまっては、長く続けられませんよね。サイクリングは無理せず自分のペースで運動ができますし、乗り物として楽しむこともできるわけです。その中でもロードバイクはベストなアイテムではないでしょうか。
ロードバイクの楽しみは無限にあるので、自分なりの楽しみ方を見つけてみてくださいね。

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WRITTEN BYVIKING the MAINTENANCE
都内のプロショップに10年間在籍後、2015年VIKING the MAINTENANCE を設立。東京・西新宿を拠点にスポーク自転車の組付け、カスタマイズ、メンテナンスを軸に展開中。年2回富士山麓でサイクルイベントも企画中。 http://www.viking-the-maintenance.com/